10/17(日) シェーンブルン宮殿の石庭を見てウィーン発成田へ帰国

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 とうとう旅行も最終日を迎えた。11時にホテルを発つので数時間の自由時間がある。ここであと一カ所行ってみたい場所が残っていた。それはシェーンブルン宮殿の日本庭園である。

朝8時に近くの駅まで歩いていく。もう電車の乗り方にも慣れて、ボタンを明けてドアを開けることもわかっている。やってきた電車の行き先に「OPERA」と書いてあるのをみて、あっ、と気がついた。この電車、ここでは高架を走っているが、オペラ座の前まで行くのか!そう、MEIDLINGから先は路面電車になるのだ。どおりで夕べ駅の外に出たわけだ。結局今回の旅行ではその街を発つときになってようやく交通機関の正しい利用方法がわかったというまぬけな結果の連続だった。

 しかし、目指すはシェーンブルク。しかも、大温室のあるのは西側の門である。時間が惜しいのMEIDLINGからタクシーに乗って近くの門まで行った。朝9時前とあって、気温は0度近く。しかし庭園にはすでに散歩する人の姿も見かける。大温室は特徴のある建物なのですぐにわかった。その裏に目指す日本庭園があった。地球の裏側、ハプスブルク家の宮殿の中にある、日本人が全く関わらずにウィーンの造園家たちだけで作り上げられた日本庭園。数年前に日本人の造園家が発見し、整備され、現在では日本語の看板も立てられている。ちょっと不思議な光景だった。

シェーンブルンの大温室

日本庭園

 もうちょっと時間があるので、地下鉄に乗って中心部まで出る。市立公園の有名なきんきらきんのシュトラウス像を見る。

市立公園のヨハン・シュトラウス像

市立公園の中の花時計

   シュテファン大寺院までいくと、日曜日の朝の礼拝をやっていた。一瞬入ってみようかとも思ったが、クリスチャンでもないものが入ってはいけない気がしてやめた。

 ホテルへの帰路はオペラ座の前から市電に乗り、昨日さんざん迷ったMEIDLINGの駅から高架に入ってちゃんと目的の駅までたどりついた。そういえば最初の日に、電車に乗ればオペラ座までいけるということを、添乗員のY嬢が言っていたなあ、と思い返した。重要な情報をひとつ聞き漏らすことで大変な回り道をしてしまう、というのはいつものことなのだが。

 ウィーン国際空港は1週間前と変わらぬたたずまいで、国際空港とは思えぬほどのんびりとしていた。もっとも、来たときはここはプラハへ乗り継いだだけだったのだが。地下のショッピングセンターでビールとワインを買う。こちらでは、買い物をしても、袋をくれないので自分で袋を持っていくか、買うかしなければいけないのを忘れて持ちきれなくなってしまう。

 今回の旅は、お天気に恵まれて前日晴天だったし、モーツァルトの足跡をいくつもたどることができ、クリムト、シーレ、ティッツィアーノの絵も見、コンサートも3回聴き、食事も美味しく、沢山歩いて運動にもなったし素晴らしいの一語に尽きる旅行でした。楽しく旅行が出来るなによりの秘訣は明確な目的を持つことと、そして、なにより楽しみを分かち合える人がいるということなのだとつくづく感じました。


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