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コンサート日記2005年


2005年12月13日(火)(7:00pm開演)(8:55pm終演)
上原彩子ピアノリサイタル
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
曲目:
モーツァルト/ソナタ第4番 変ホ長調K.282
シューマン/クライスレリアーナ 作品16
(休憩20分)
スクリャービン/3つの小品作品45より 第1曲「アルバムの綴り」、第2曲「おどけた詩曲」
スクリャービン/2つの詩曲 作品69
スクリャービン/詩曲「炎に向かって」作品72
ラフマニノフ/ソナタ第2番 作品36
(アンコール:ラフマニノフ/前奏曲32−5、ほか1曲)
料金:全席指定5500円
コメント:
 この人の演奏を聞くのは2度目なのだけれども、なんとなく、違和感というか、肌に合わない感じだ。モーツァルトは難しいね。ごつごつした印象。スクリャービンなんかはこの人に合っているかもしれないけれども、ついつい小山実稚恵さんと比較して聞いてしまう。演奏テクニックはあるのだけれども、なんだか一味足りない。それから、これは演奏のことではないけれども、ステージ上での歩き方がぎこちない。そういうところまで、観客は見ているのです。怖いですね。
2005年12月11日(日)(5:00pm開演)(7:30pm終演)
東京交響楽団第34回新潟定期演奏会
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:大友直人
ソプラノ:森麻季、アルト:竹本節子、テノール:マルクス・ブルッチャー、バス:黒木純
合唱:にいがた東響コーラス、合唱指揮:辻裕久
管弦楽:東京交響楽団
コンサートマスター:クレブ・ニキティン
曲目:
ヘンデル/オラトリオ「メサイア」
(途中休憩20分)
(料金:定期会員B席3200円)
うん、やっぱり合唱はいい。人間の声の素晴らしさを改めて認識。隣の席は、たぶんお母さんが合唱に出演しているのであろう、子供づれのお父さん。子どもは小学校1年くらいか、小さいのに、「全部知っている曲だった」と日ごろからCDで聞き馴染んでいるらしい。要するにマナーを守れるかどうかというのは、年齢の問題ではないのだ。
 ただ、合唱曲でも客席が埋まらないのはショック。何事も始めるのは大変だけれども、それを継続するのはもっと大変なことだ。せめて東響定期ぐらいは満員になって欲しいものだ。 
2005年12月4日(日)(2:00pm開演)(3:50pm終演)
アルカディア久保田巧シリーズ2005<ベートーヴェンの午後>
会場:見附市文化ホール大ホール
ヴァイオリン:久保田巧
チェロ:林峰男
ピアノ:清水和音
曲目:
ベートーヴェン/ヘンデルの「ユダス・マカベウス」の主題による12の変奏曲 ト長調WoO45
ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調作品24「春」
(休憩)
ベートーヴェン/ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調作品97「大公」
(アンコール:ベートーヴェン/ピアノ三重奏曲 変ロ長調作品11より第2楽章「アダージョ」)
(B席当日2500円)
 見附市文化ホールは数は少ないけれどもいいプログラムをやってくれるので、新潟から車を飛ばして聞きに行った。ここが良質の室内楽のプログラムを持ってくるのは、久保田巧さんとのいい関係を作っていることと関係があるのかもしれない。ただ、残念ながら客の入りはかなり少ない。見附は車なら高速から降りて10分くらいだし、もっと沢山の人に聞いて欲しいと思った。
2005年11月13日(日)(5:30pm開演)(8:35pm終演)
第24回新潟県立新潟商業高等学校吹奏楽部定期演奏会
会場:新潟県民会館大ホール
音楽監督・指揮:村山文隆
司会:笹井由佳
<オープニングステージ>
−ステージドリル−
・「The marching style of NCB☆〜楽しまなけりゃ意味ないじゃん!!!〜」
−アンサンブル−
・長生淳/サキソフォン四重奏 彗星
・シューベルト(編:加藤雅之)/クラリネット四重奏「死と乙女」
<第1部>−クラシック−
八木澤教司/輝きの海へ
ビゼー(編:鈴木英史)カルメンファンタジー
アルフレッド・リード/Conchertino For Marimba And Winds 第2楽章スケルツェット(マリンバ:土屋秀仁)
フンメル/トランペット協奏曲嬰ホ短調 第1楽章(トランペット:田沢由香莉)
佐藤俊介/サンライズマーチ
鈴木英史/鳳凰〜仁愛鳥譜
<第2部>−合唱−
作詞:片岡輝、作曲:鈴木憲夫/はばたく一本の葦 −小さなパスカル
編:マルク・シャイマン/Hail Holy Queen
<第3部>−ポピュラー−
編:佐藤俊彦/メインストリートエレクトリカルパレード
久石譲(編:鈴木英史)/ハウルの動く城
編:J.C.山村/お茶の間タイムトラベル
小渕健太郎(編:山里佐和子)/ここにしか咲かない花
編:J.C.山村/〜NCB special presents〜日曜洋楽劇場
(料金:当日1000円)
2005年11月9日(水)(7:00pm開演)(9:30pm終演)
ノルウェー・スタヴァンゲル交響楽団
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:スザンナ・マルッキ(Susanna Malkki)
ヴァイオリン:ペッカ・クーシスト(Pekka Kuusisto)
曲目:
ニールセン/序曲「ヘリオス」作品17
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調作品47
(アンコール:ガーディアン・エンジェル/フィンランド賛美歌)
(アンコール:バッハ/ヴァイオリン・ソナタ ト短調よりアダージョ)
(休憩20分)
トヴェイト/交響的絵画「水の精」作品187
グリーグ/「ペール・ギュント」より朝、花嫁の略奪とイングリの嘆き〜アラビアの踊り〜アニトラの踊り〜ペールの帰郷〜山の魔王の洞窟にて
(アンコール:グリーグ/4つの交響的舞曲より第2番)
(アンコール:グリーグ/人々の生活の情景より通りゆく婚礼の行列)
(アンコール:グリーグ/山の魔王の洞窟にて)
(料金:C席会員=3600円)3階L3列19番
コメント:
2005年11月5日(土)(3:00pm開演)(6:00pm終演)
新国立劇場バレエ公演「カルミナ・ブラーナ」ほか
会場:新国立劇場・オペラ劇場
芸術監督:バリー・ワーズワース
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱指揮:三澤洋史
合唱:新国立劇場合唱団
●「ライモンダ」第1幕より夢の場
振付:マリウス・プティパ
作曲:アレクサンドル・グラズノフ
改定振付:牧阿佐美
舞台美術・衣裳:ルイザ・スピナテッリ
照明:沢田祐二
出演:
ライモンダ:厚木三杏
ジャン・ド・プリエンヌ:デニス・マトヴィエンコ
第1ヴァリエーション:内冨陽子
第2ヴァリエーション:西川貴子
●「カルミナ・ブラーナ」
音楽:カール・オルフ
振付:デヴィッド・ピントレー
舞台装置・衣裳:フィリップ・ブロウズ
照明:ピーター・マンフォイード 出演: シルヴィア・ヒメネス
グリゴリー・バリノフ
吉本泰久
イアン・マッケイ
さいとう美帆
真忠久美子
(SS席1階13列28番=9450円)
コメント:
 
2005年11月2日(水)(7:00pm開演)(9:10pm終演)
梯剛之ピアノリサイタル
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
曲目:<オール・シューベルト>
楽興の時 作品94 D.780
4つの即興曲 作品90 D.899
(休憩20分)
ピアノ・ソナタ第20番 イ長調D.959
(料金:4500円)
コメント:
 梯さんのリサイタルは2度目だろうか。前回はまだなんとなくひ弱さも見られたけれども、今回は堂々たる演奏。成長の跡が伺えた。ただ、シューベルトのソナタはちょっと粘着質すぎて僕には生理的に受け付けない部分があった。
最近のコンサートの入りの悪さが気になる。ユンディ・リをもってしても一杯にならなかったホール、今回も1階席と2階Cブロック以外は人がいない。寂しいなあ。
2005年10月23日(日)(5:00pm)
東京交響楽団第33回新潟定期演奏会
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:ミッコ・フランク(Mikko Franck)
ヴァイオリン:バイバ・スクライド(Baiba Skride)
曲目:
(追悼演奏:バッハ/G線上のアリア)
ラウタヴァーラ/アポテオシス
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調作品47
(アンコール:バッハ/無伴奏パルティータ2番よりサラバンド)
(休憩20分)
ストラヴィンスキー/バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)
コメント:
この日は新潟中越地震から1週年に当ることからまずバッハのアリアを追悼演奏。そして改めて演奏会が始まった。ミッコ・フランクは体力がないのか、椅子に座っての指揮。そういえば以前東響の定期をキャンセルしたこともあった。ヴァイオリンのバイバ・スクライドはエリザベート王妃国際コンクール優勝者だそうだけれども、まだ発展途上という感じ。美人というだけで通じるほど甘くない。
火の鳥は連続演奏ではなく、時々インターミッションを入れる。この曲の持つエネルギーがそのたびに失われる感じで大いに不満。全体としていまいちの感のあった演奏会。そういえば客席も随分空席が目立っていた。なんだか残念。
2005年9月30日(金)(7:00pm開演)(9:10終演)
ユンディ・リ(李雲迪) ピアノ・リサイタル
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館
曲目:
モーツァルト/ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調K.330
シューマン/謝肉祭 作品9
(休憩15分)
リスト/スペイン狂詩曲
ショパン/アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調
コメント:
 ショパンコンクールから5年、ユンディ・リはどう変わったのか、変わらなかったのか。モーツァルト、これはもうちょっと軽さが欲しい感じ。彼にモーツァルトはミスマッチって感じ。逆にリストは力強さが不足気味。つまりどの曲も彼の独自のペースで弾く。それだけ確固たるものを持っているということかもしれないけれども、逆に面白みに欠けるとも見える。
2005年9月24日(土)(6:00pm開演)(8:00終演)
第1550回NHK交響楽団定期演奏会
会場:NHKホール
指揮:ウラディーミル・アシュケナージ(Vladimir Ashkenazy)
ソプラノ:浜田理恵
コンサートマスター:堀正文
曲目:
ラウタヴァーラ/Book of Visions(2004)(日本初演)
R.シュトラウス/4つの最後の歌
(休憩15分)
ドビュッシー/バレエ音楽「遊戯」
ラヴェル/「ダフニスとクロエ」組曲 第2番
(料金:E席自由=1500円)
コメント:
 N響の音楽監督に就任して2シーズン目のアシュケナージを聞く。ラウタヴァーラの曲は現代曲といっても非常に美しくて聞きやすい曲だった。(といっても、半分ぐらいは寝てしまったのだけれども。)次のR.シュトラウスはちょっと歌手に声量が欲しかった。
後半のドビュッシーとラヴェルはなかなか良かった。しかしN響に革命をもたらしたデュトワと違って、アシュケナージに対してN響が何を求め、どう変わっていくのか、ということについては、未だによくわからない部分がある。引き続きデュトワは名誉音楽監督として定期演奏会を指揮するわけだし、アシュケナージ・カラーをどうやって出していくのか。まあカラーの無いのがN響の特長なのかもしれにが。
2005年9月23日(金祝)(3:00pm開演)(5:35終演)
コー・ガブリエル・カメダ ヴァイオリン・リサイタル
会場:IMAホール(東京都練馬区光が丘)
ヴァイオリン:コー・ガブリエル・カメダ
ピアノ:ザーネ・ストラディーナ
曲目:
モーツァルト/ヴァイオリン・ソナタ第28番 ホ短調K.304
バッハ/シャコンヌ(無伴奏パルティータ第2番ニ短調より)
ベートーヴェン/ロマンス第1番 ト長調
ブラームス/スケルツォ 変ホ長調
(休憩25分)
ガーシュウィン(G・ストーン編)/ラプソディー・イン・ブルー
グルーエンバーグ/4つのシルエット
チャイコフスキー/ワルツ・スケルツォ ハ長調
ラヴェル/演奏会狂詩曲「ツィガーヌ」
(アンコール:ピアソラ/アディオス・ノニーノ、他2曲)
(料金:4500円)
コメント:
 以前、このホールでリサイタルを聞いたことがある、コー・ガブリエル・カメダ。今回はヴァイオリン名曲コンサート。こういうポピュラーなプログラムは、逆にヴァイオリニストの実力をよく表してしまう。特にモーツァルトは厳しい。練習不足なのか、楽器が悪いのか、あまり音がよくない。きーきー悲鳴をあげているように聞こえる。それは2曲、3曲と進んでいっても印象は変わらなかった。僕の隣のカップルは休憩時間に帰ってしまったようだ。それでも、後半は曲目も彼に合っているというか、悪く言えば誤魔化しの効く曲でアラは目立たなくなったが、以前、この人のメンデルスゾーンに感動したことがあるだけに残念なコンサートだった。
2005年9月15日(木)(7:00pm開演)(9:15終演)
りゅ一とぴあ古楽シリーズ
ヴェニス・バロック・オーケストラ
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:アンドレーア・マルコン
曲目:<オール・ヴィヴァルディ>
シンフォニア第8番ト長調RV146
協奏曲ト短調RV152
協奏曲ハ長調RV114
ヴァイオリン協奏曲ホ短調RV278
ヴァイオリンとチェロのための協奏曲変ロ長調RV547
(休憩15分)
ヴァイオリン協奏曲集「四季」
(アンコール:ヴィヴァルディ/「シャコンヌ」変ロ長調ほか2曲)
(B席会員2700円)2階E2列14番
コメント:今回はヴィヴァルディオンリーのプログラム。結構熱演。でも・・・またしても睡魔に勝てず。だからもちろん正しい評価なぞできようはずもないわけで、最近はすっかりコンサート会場で寝るのが愉しみになっているありさま。なるべく隅っこの方で寝ていますので勘弁してください。
2005年9月8日(木)(7:00pm開演)
ダネル弦楽四重奏団
会場:新潟市音楽文化会館
ヴァイオリン:マルク・ダネル/ジル・ミレ
ヴィオラ:卜二一・ニュス
チェロ:ギー・ダネル
曲目:
ハイドン/弦楽四重奏曲第77番ハ長調 作品76-3 Hob,V-77「皇帝」
メンデルスゾーン/弦楽四重奏曲第4番ホ短調 作品44-2
ラヴェル/弦楽四重奏曲へ長調
(S席会員2700円)1階11列6番
コメント:
ハイドンの皇帝はドイツ国歌にもなった有名な曲であるのをはじめ、3曲とも弦楽四重奏の中ではポピュラーな曲。演奏もそんなに悪くはないんだけれども、私はなぜかぐっすり眠ってしまいました。
2005年8月14日(日)(2:00pm開演)(5:06pm終演)
新潟オペラスタジオ公演
モーツァルト/「ドン・ジョヴァンニ」
<全2幕 日本語訳詞公演>
会場:新潟市音楽文化会館ホール
総監督・指揮:箕輪久夫
訳詞・演出:桂木農
企画・構成:金泉晶子
出演:
ドン・ジョヴァンニ/鈴木集
レポレッロ/横山康之介
ドンナ・アンナ/横田聡子
ドン・オッターヴィオ/神田忠恒
ドンナ・エルヴィーラ/石井優
騎士長/林拓也
マゼット/奥山直人
ツェルリーナ/金泉晶子
ピアノ:沼田由布子
ヴァイオリン:奈良秀樹/山田優花
チェロ:鷹巣桂
チェンバロ:笠原恒則
料金:当日1500円
コメント:
新潟オペラスタジオは03年の「ポッペアの戴冠」以来の公演を拝見。日本語の訳詞によって気軽に楽しめるオペラを作ろうとする姿勢には拍手を送りたい。今回もドンナ・アンナの横田聡子さん、ドンナ・エルビーラの石井優さんら女性陣がなかなかの歌声を披露してくれた。それに引き換え、男性陣はやや、というか、かなり物足りないのは残念。これは、日本の合唱人口の男女比にかなり偏りがあって、女声は世界的な歌手が出つつあるが、男声はまだまだ、ということがここにも現れているのだろう。
石井優さんをまた聞けるのは楽しみ。このひとのケルビーノに感心した記憶があったのだけれども、新潟オペラスタジオでは「フィガロ」をやっていないので、どこで聞いたかと調べたら、2001年3月20日に新大オペラ研で聞いていました。(私のコンサート日記の2001年前半が失われているので検索できなかった)このときのフィガロがなんと小林岳史先生と知り、びっくり。結局この新大オペラ研が現在のオペラスタジオにつながっているらしい。オペラスタジオの公演も西新潟市民会館→りゅーとぴあ能楽堂→音文とだんだん大きめの器になってきているのも喜ばしい。続けていくのは大変なことだと思いますが、これからもがんばって欲しいと思う。
2005年8月6日(土)(6:00pm開演)(8:25pm終演)
東京交響楽団特別演奏会
飯森範親プロデュース 名曲の旅シリーズ第20回
会場:サントリーホール大ホール(東京都)
指揮:飯森範親
ソプラノ(アガーテ):緑川まり
ソプラノ*(エンヒェン):高橋薫子
テノール*(マックス):高橋淳
バリトン*:成田博之
バリトン(カスパール):大塚博章
児童合唱:横須賀芸術劇場合唱団少年少女合唱隊(合唱指導:武田雅博)
混声合唱:東響コーラス(合唱指揮:宇野徹哉)
管弦楽:東京交響楽団
コンサート・マスター:大谷康子
曲目:
ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」ハイライト(演奏会形式)
 1.序曲、2.森を過ぎ野を越えて(マックス)、3.静かに、沈黙だ(カスパール)、4.すてきな姿の若者が来たら(エンヒェン)、5.まどろみが近寄るように(アガーテ)、6.狩人の合唱(男性コーラス)、7.心清く罪なく生きる者は(全員重唱)
(休憩40分)(飯森範親プレトーク)
オルフ/世俗的カンタータ「カルミナ・ブラーナ」*
(料金:C席=3500円)RA5列16番
コメント:
 「魔弾の射手」は序曲とソリストの独唱、合唱とサワリの演奏。発声練習にしては、長々しいプログラム。わざわざ緑川まりさんなど名のあるソリストを呼んでいるのは客寄せの意味もあるのだろうか。まあ、プログラムとしては、カルミナ・ブラーナだけでも十分満足だろう。そのカルミナ・ブラーナ、おどろおどろしい第1曲(&終曲)とはうらはらに中身は、酔っ払いの戯言と男女の戯れの話が延々とくりひろげられる。「ローストされる白鳥の歌」では、酔っ払いのいでたちで現れたテノールが、歌い終わるとステージに突っ伏し、しばらくそのまま演奏が続けられるという演出までされる。これは東響ならではだろう。なんせ、コンマスの大谷さんが、弓でつんつんするシーンまであるんだから!愛の歌ではバリトンがファルセットで歌う超高音域に驚かされる。そしてうるわしの君への賛歌が繰り広げられ、ソプラノが「私のすべてを捧げます」と高らかに歌い上げてクライマックスを迎える。凄い曲である。1937年初演ということを考えるとただただびっくりである。2時間半に及ぶロングラン・コンサートだが、本当に聞いてよかった。
2005年7月30日(土)(1:00pm開演)(3:15pm終演)
【追加公演】
りゅーとぴあ・クラシックライヴVol.3
「超・超絶技巧の世界」〜マリンバ&パーカッションアンサンブル〜
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・能楽堂
マリンバ:浜まゆみ
パーカッション:クリストファー・フロー/デヴィット・トーレン/ダン・ディセナ
曲目:
遠藤正樹/涅槃じょんがら〜ソロマリンバの為に〜
横山菁児編/日本曲メドレー(ずいずいずっころばし・さくら・お江戸日本橋)
D.ディセナ/川途〜Path of the River〜
C.コリア/スペイン
ハチャトゥリアン/剣の舞
(休憩20分)
B.ウィッティバー/リズムダンス
加藤昌則編/ガーシュウィンメドレー
安部圭子/森の会話I〜ソロマリンバと3人の打楽器奏者のための〜
(アンコール:チキンディール)
(アンコール:エルクンバンジェロ)
(アンコール:アメージング・グレース)
(料金:会員2250円)1階正3列3番
コメント:
 1コインコンサートで人気の高かった出演者をじっくり聞こうというりゅーとぴあ・クラシックライヴの追加公演。発売と同時にすぐ売り切れとなった2日で3公演のコンサートである。
 こういうパーカッションの演奏というのはとにかくエネルギッシュで楽しい。前衛的な曲であっても無理なく聞けるところが良い。曲の合間には(準備に時間がかかるため)浜さんのトークも入ってそれがまた楽しい。「剣の舞」はオーケストラでも打楽器が大活躍の曲で打楽器パートの見せ場盛りだくさんの曲なのだが、浜さんのコンサートでは定番で外せないものとなっているそうだ。ガーシュウィンメドレーはとにかく3人が2台のマリンバを入れ替わり立ち代りながら演奏するという視覚的にも面白い(それだけ演奏者にはキツイ)曲。1コインの流れからか子ども連れの観客も多かったけれども退屈せずに良かったでしょう。
2005年7月29日(金)(7:00pm開演)(9:20pm終演)
山形交響楽団 中越大震災復興支援コンサート
会場:魚沼市小出郷文化会館大ホール
指揮:飯森範親
ピアノ:イリーナ・メジューエワ
曲目:
グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ショパン/ピアノ協奏曲第1番 ホ短調作品11
(アンコール:ショパン/ノクターン第20番遺作)
(休憩15分)
チャイコフスキー/交響曲第5番 ホ短調作品64
(追悼アンコール:バッハ/G線上のアリア)
料金:全席自由2000円
コメント:
 震災復興工事のため、小出まで高速を使って1時間半以上かかってしまい、ホールにたどり着いた時にはすでに1曲目の演奏が始まっていた。震災復興支援のコンサートとして、東北と新潟を活動エリアとしている山形交響楽団が、常任指揮者で東響を通じて新潟ともかかわりの深い飯森範親マエストロと共に魚沼の地で演奏会を開いた。山形交響楽団は、東響と比べるとちょっと見劣りはするけれども、なかなかしっかりした演奏を聞かせてくれた。このオーケストラ、不思議なことに第1ヴァイオリンが全員女性、対するヴィオラはほとんどが男性というメンバー構成でちょっと面白い。それが音色にどう影響しているのかはちょっと判断に苦しむけれども。メジューエワは日本人の男性と結婚して現在は日本で活躍しているロシア出身のピアニスト。何度か聞いているけれども、特に凄い!という印象はないけれども悪くはない。ショパンのノクターンをアンコールに弾いてくれた。演奏会の最後は、震災で亡くなられた方への追悼ということで「エアー」の演奏。ハンカチを目に押し当てているご婦人なども見られて改めてここが震災の中心地であったことに思いを馳せる。聞けばこのホールも震災でひび割れたり音響版が壊れたりと少なからぬ被害があったという。この日の収益金はすべて寄付されたということである。
2005年7月16日(土)(5:00pm開演)(7:30pm終演)
noism05 Triple Bill
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場
<DOOR INDOOR>(25分)
構成・演出・振付:アレッシオ・シルヴェストリン
ダンサー:青木尚哉/井関佐和子/金森穣/木下佳子/島地保武/清家悠圭/平原慎太郎
音楽:ベラ・バルトーク「青ひげ公の城」(抜粋)
(休憩20分)
<ラストパイ>(40分)
構成・演出・振付:黒田育世
ダンサー:青木尚哉/井関佐和子/金森穣/木下佳子/佐藤菜美/島地保武/清家悠圭/高橋聡子/辻本知彦/平原慎太郎/松室美香/中野綾子
音楽&演奏:松本じろ「Last Pie」
(休憩20分)
<犬的人生>(35分)
構成・演出・振付:近藤良平
ダンサー:青木尚哉/井関佐和子/金森穣/木下佳子/佐藤菜美/島地保武/清家悠圭/高橋聡子/辻本知彦/平原慎太郎/松室美香/中野綾子
音楽:コラージュ
(料金:会員=4500円)
コメント:
りゅーとぴあ専属のダンスカンパニー、noismが初めて金森穣以外の外部振付家を招いて演じたプログラム。今回の目玉は金森自身が一ダンサーとしてnoismと踊るということに尽きる。
1作目の「DOOR INDOOR」は演劇的要素の強い作品。ダイヤローグがあまりにも観念的でしかも舞台が暗くてダンサーの動きが見えにくい。音楽は大音量で耳障り。はっきり言ってぜんぜん面白くなかった。途中で退席しようかと何度も思ったほど。
2作目「ラストパイ」は驚愕の演出。なんと40分間金森が踊りっぱなしである。手前で踊っている金森に近づいては卒倒する男。それを二人の男女がひきずっていく。すると先ほどの男が踊っている金森に走り寄っては卒倒する。それをひきずる男女。周りにはその動きに合わせて沢山の男女が笑い合っている。同じ動作の繰り返しをこれでもかこれでもかとやらせる本当に肉体を酷使するプログラムであった。演奏の松本じろも高いやぐらの上でギターを延々と弾いている。女性じゃないとこんなプログラムは考えないんじゃないか、と思うようなプログラムだった。
3作目「犬的人生」はもう全く違うワールド。まるでバラエティ・ショーのようなおかしみのあるプログラム。金森に犬のまねをさせるというのもびっくりな振付である。こうしてダンサーが一同に並ぶと、金森の筋肉のつき方が他と違うのがわかる。やはりダンサーというのは肉体を極限化した存在であると改めて知るのである。
終演後は市長も交えてアフター・トーク。質疑応答では市長から金森に対して、40分踊りっぱなしの振付を示されたときはどう思いましたかと質問が飛んで、「正直、ふざけんじゃねえよ、と思いました」という答えに場内爆笑。しかし反面「やってやろうじゃねえか」という燃える気持ちになったとも。今回のプログラムは、ある意味他の振付家から金森に対する挑戦状でもある。彼のいろいろな面がこうやって引き出されるのはnoismの魅力を高めていくという意味においても興味深い面があった。しかし反面、金森穣が全面に出すぎて他のダンサーの存在が薄まる危険性もあるわけで、今後の展開が楽しみである。
2005年7月14日(木)(7:00pm開演)(8:50pm終演)
NHK交響楽団特別演奏会
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:ニコラ・ルイゾッティ
ヴァイオリン:ホァン・モンラ
コンサートマスター:堀正文
曲目:
モーツァルト/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調作品64
(休憩15分)
ベートーヴェン/交響曲第7番 イ長調作品92
(アンコール:モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲)
料金:B席=4500(P5列22番)
コメント:
 地方公演特有のメジャー・プログラムは、なんとなく、食指が動きづらい面もある。けれどもこういうプログラムを手を抜かずにきっちりやるのがN響らしいところ。いつも聞いているNHKホールの3階席とは違い、今日はP席だけど、りゅーとぴあ。N響の絶妙なアンサンブルの素晴らしさを改めて実感した。  プログラム自体は典型的なドイツプログラムをイタリア人指揮者、中国人ソリストで弾くというごった煮的味わい。まあ、それはそれで面白いのかもしれない。ある種のジョークのような気もするのであるが。
2005年7月10日(日)(5:00pm開演)(9:20pm終演)
東京交響楽団第32回新潟定期演奏会>
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:飯森範親
ピアノ:小山実稚恵
曲目:
バッハ/チェンバロ協奏曲第3番 ニ長調BWV.1054(ピアノ版)
(休憩20分)
マーラー/交響曲第9番 ニ長調
(料金:B席定期会員3200円)
コメント:
マーラーの9番は壮大な曲である。マーラーの人生の集大成とも言える曲で、その曲を飯森氏はプレトークで自らの母の死を重ねて思いいれを語ってくれた。オーケストラも気合の入ったいい演奏で期待に違わぬ演奏だった。
前半はバッハの有名な曲を小山実稚恵さんの軽やかなピアノで堪能。一見全く関係ないかに見えるマーラーとバッハの二曲だが、同じニ長調を持ってきてマーラーへの素晴らしい前奏曲とした飯森氏の思い入れたっぷりのプログラムだった。
2005年7月3日(日)(3:00pm開演)(4:50pm終演)
NHK交響楽団第1545回定期演奏会
会場:NHKホール
指揮:アンドレイ・ボレイコ
ピアノ:ネルソン・フレーレ
コンサートマスター:篠崎史紀
曲目:
ブラームス/ピアノ協奏曲第1番 ニ短調作品15
(休憩15分)
フランク/交響詩「のろわれた狩人」
ストラヴィンスキー/バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
(料金:E自由席=1500円)
コメント:
 久しぶりのNHKホール。土日の演奏会が増えたので行こうと思えば行けるのだが、ちょっとご無沙汰だったなあ。いろいろなオーケストラを聴いてみて、やはりN響というのは世界的にも一流といえるオーケストラであることは間違いない。このオーケストラが手近にあって気軽に聞けるというのは本当に幸せなことだと思う。
2005年7月1日(金)(7:00pm開演)(8:20pm終演)
鍵冨弦太郎ヴァイオリンリサイタル
会場:だいしホール(新潟市本町通7)
ヴァイオリン:鍵冨弦太郎
ピアノ:河地恵理子
曲目:
パガニーニ/24の奇想曲作品1より13番
シューマン/幻想曲 作品131
ベートーヴェン/ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第4番 イ短調作品23
(休憩20分)
イザイ/無伴奏ヴァイオリンソナタ集作品27より6番 ホ長調
ラヴェル/ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(遺作)
(アンコール:クライスラー/愛の哀しみ)
(料金:当日1500円)
コメント:
 期待の新人、鍵冨君のリサイタルとあって、会場は満員の盛況。若々しく伸びやかな演奏ぶりに好感が持てるが、全体として大人しい印象。ソリストとして立つためには、もっとぐいぐい人を引き込むケレンみも欲しい。今後に期待大である。
2005年6月24日(金)(6:30pm開演)(9:20pm終演)
ロシア国立モスクワ室内歌劇場オペラ「魔笛」
モーツァルト作曲、全2幕<新演出>日本語字幕つき
会場:新潟県民会館
芸術監督・演出:ボリス・ポクロフスキー
指揮:オレグ・ベルンツォフ
管弦楽:モスクワ室内歌劇場管弦楽団
出演:
夜の女王:タチヤーナ・フェドートワ
パミーナ:オレーシャ・スタルーヒナ
侍女1:マリア・レーメシェワ
侍女2:イリーナ・バルテーネワ
侍女3:イリーナ・ナルスカヤ
タミーノ:イーゴリ・ヴャールィフ
ザラストロ:セルゲイ・ワシリチェンコ
童子1:エレーナ・コノネンコ
童子2:タチヤーナ・ヴェトローワ
童子3:イリーナ・ムラヴィヨーワ
モノスタトス:セルゲイ・オストロウーモフ
パパゲーノ:ウラディーミル・シマロフ
パパゲーナ:リュドミーラ・ゲニカ
僧侶1:ボリス・タルホフ
僧侶2:エデム・イブライモフ
(料金:B席当日6500円)
コメント:
 当日でもB席が買えるほど、会場はがらがら。オペラ・レクチャー・コンサートと日程が重なったせいもあると思うが、実力もいまいち。十分な声量があったのはパミーナくらい。オケも最初はアマチュアかと思う程だ。
開演前からフルートの妖精が舞台上でモーツァルトのフルート曲を奏でる。幕は使わず、前奏曲の段階から出演者が舞台上に現れて演技をしているが、返って邪魔になっている。もともとファンタジーな内容のオペラだが、妙にいじることによって返って破綻が多くなるようだ。あまり実力のない歌劇場の地方公演のあまりに寂しい内容にがっかりの公演であった。
2005年6月21日(火)(7:00pm開演)(9:20pm終演)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:レオシュ・スワルフスキー(Leos Svarovsky)
チェロ:ルドヴィート・カンタ(Ludovit Kanta)
管弦楽:スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団(The Slovak Philharmonic Orchestra)
曲目:
スメタナ/連作交響詩「わが祖国」より「モルダウ」
ドヴォルザーク/チェロ協奏曲 ロ短調作品104
(休憩15分)
ドヴォルザーク/交響曲第9番 ホ短調「新世界より」
(アンコール:ドヴォルザーク/スラヴ舞曲第1番、第2番)
(料金:C席会員3600円)
コメント:
 この日は危うくコンサートがあることを忘れていて、ぎりぎり開演時間に滑り込みセーフ。やれやれ。
 スロヴァキア・フィルは1949年に設立されたスロヴァキア最初の国立オーケストラ、ってちょっと待ってよ、スロヴァキアがチェコと分離独立したのは1993年。なんとなくうさんくさい。演奏もアンサンブルがばらばら。どうも歌劇場などの寄せ集めオケじゃないかとも思う。
 席はP席だったのだが、休憩後は3階のいつもの席が空いていたので失礼して移動。東響に比べて大雑把な印象がはっきりしてくる。ただ、さすがに新潟の観客は盛り上げ上手。この演奏にしてブラボーまで飛び出す。おかげでアンコール2曲演奏。ようやく気合の入った演奏になってきた。
 新潟への来日オケも予算の関係から相当質が低下してきている感じ。こういう怪しげなオケを招くより、国内の地方オケを呼んだ方がきっとレベルはずっと高いんじゃないだろうか。
2005年5月29日(日)(5:00pm開演)(7:20pm終演)
東京交響楽団第31回新潟定期演奏会
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:秋山和慶
ヴァイオリン&ヴィオラ:シュロモ・ミンツ(Shlomo Mintz)
管弦楽:東京交響楽団
コンサートマスター:グレブ・ニキティン
曲目:
バルトーク/ヴァイオリン協奏曲第2番
(休憩20分)
バルトーク/ヴィオラ協奏曲
バルトーク/管弦楽のための協奏曲
コメント:
 りゅーとぴあの経費削減対策は東響定期にも影響して、プログラムが新潟オリジナルのものから東京での定期演奏会と共通のものになった。やむをえない部分もあるけれども寂しさを感じる。客の入りは3階席は空いているが、ここのホールは3階が空いているとスカスカの感じになってしまうということもあって1500人ぐらいは入っているんじゃないだろうか。定期会員がどんどん減っているというわけでもないようだ。
 曲目はオール・バルトークでしかもヴァイオリンとヴィオラの協奏曲を一人でやってしまうという大変なプログラム。曲自体はあまり馴染めないものでヴィオラ協奏曲の方が聞きやすい感じだが、これはもともと草稿しかなく、それを他者の手によってまとめられたもの。今回はデラマッジョーレ&ペーター・ヴァルトーク=ノイバウアー版での演奏。他者の手が入っている分聞きやすいのかな。
 管弦楽のための協奏曲はバルトークの作品としては最もポピュラーなもの。私もN響で何回か聞いている。でも不思議な曲である。特に第4楽章「中断された間奏曲」は甘美なメロディーが笑い声によって中断される。ショスタコーヴィチの第7番を嘲笑しているという説もあるらしいが、1943年という作曲年代もあわせて考えるといろいろと興味深いのである。
2005年5月27日(金)(7:00pm開演)(8:50pm終演)
アルバン・ベルク四重奏団
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
曲目:
シューベルト/弦楽四重奏曲第12番ハ短調D.703「四重奏断章」
G.カンチェリ/夕べの祈り
(休憩20分)
シューベルト/弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」
(アンコール:モーツァルト/弦楽四重奏曲K465より第二楽章)
(料金:C席会員2700円)
コメント:
 なぜかチケットを買ったつもりになっていて、当日C席を購入して聞いた。席はDブロック。ここは天井からの反響音が遮られるためか音があまり響かない。四重奏団を聞くには条件が悪すぎた。しかも後ろの席の人が激しく咳をするのが気になって仕方が無い。
 もともとベルクの抒情組曲をやる予定が、ヴィオラ奏者の変更でカンチェリの夕べの祈りになったのは代替奏者の技量の問題なのだろうか。どちらにしろそれほど印象に残る曲ではなかったが。シューベルトの「死と乙女」は弦楽四重奏曲に疎い私でも知っている曲。演奏はまずます。特に凄いという感想もないけれども。
2005年4月30日(月)(6:00m開演)(8:20pm終演)
オペラ・レクチャー&サロンコンサート
Vol.1「指揮」〜マエストロが語るオペラの世界〜
講師(指揮者):若杉弘
司会:小鉄和弘
ソプラノ:島崎智子
メゾ・ソプラノ:アリス・ベイカー(Alice Baker)
テノール:ジョアッキーノ・ジット(Gioacchino Gitto)
バス:小鉄和弘
ピアノ:山口佳代
(第1部:レクチャー)
マエストロが語るオペラの世界
講師:若杉弘
(休憩15分)
(第2部:サロンコンサート)
ベルディ/「シモン・ポッカネグラ」よりフィエスコのアリア「永遠の別れ」(小鉄)
ベッリーニ/「カプレーティ家とモンテッキ家」よりジュリエッタのアリア「ああ 幾たびも」(島崎)
ジョルダーノ/「アンドレア・シェニエ」よりシェニエのアリア「そうとも、私は軍人だった」(ジット)
ビゼー/「カルメン」よりカルメンのアリア「今度は私がやるわ」(ベイカー)
ヴェルディ/「シチリアの晩鐘」よりプローチダのアリア「おおパレルモ」(小鉄)
プッチーニ/「蝶々夫人」より蝶々さんのアリア「お聞き ある晴れた日に」(島崎)
ビゼー/「カルメン」よりカルメンとホセの終幕の二重唱「お前か!…俺だ!」(ベイカー、ジット)
(アンコール:プッチーニ/ジャンニ・スキッキより「私のお父さん」(島崎))
(アンコール:イタリア民謡「カタリ・カタリ」(ジット))
(アンコール:ジャズ・ナンバー「Twist」(ベイカー))
(アンコール:イタリア民謡「オーソレミオ」(ジット))
(料金:会員3150円)
コメント:
 りゅーとぴあの今年のシリーズ、オペラ講座の第1回。マエストロ若杉登場はこの手の催しとしては破格のゲストであるが話の内容はがっかり。オペラの成立についてあまりにも真面目すぎる内容である。これは若杉氏の生真面目な性格の反映なのだろうが、聞き手としては、もっと現場の生の声を聞きたかった。でなければせっかく若杉氏を呼んだ意味がないではないか。
 コンサートでは、テノールのジョアッキーノ・ジットに大興奮。見た目は相当のおじいちゃんなのだが、なんと張りのある声。声だけ聞けば若々しくたくましい若者である。この人を聞けただけでもこのコンサートは儲けものだった。

2005年4月25日(月)(7:00m開演)(8:50pm終演)
だいしライフアップコンサート
成嶋志保&リジェ弦楽四重奏団
会場:だいしホール
ピアノ:成嶋志保
リジェ弦楽四重奏団(ヴァイオリン:パトリック・フェヴェ/パスカル・ヴィレット、ヴィオラ:カトリーヌ・フェヴェ、チェロ:ヴァジル・コムサ)
曲目:
ラミロー/ピアノトリオ「河(かわ)」ホ長調
ラヴェル/弦楽四重奏曲 ヘ長調
(休憩15分)
シューマン/ピアノ五重奏曲 変ホ長調作品44
(アンコール:瀧廉太郎/花、ほか1曲)
(料金:2000円)
コメント:
 リジェとはフランス最長の川、ロワール川のラテン名だそうで、その名を関したリジェ弦楽四重奏団はなかなか素晴らしい。最初の曲の冒頭はいきなりヴァイオリンの高音から始まり、ちょっとバランスが悪い感じだったが、ピアノを除いたラヴェルの四重奏はそれぞれの楽器が個性を主張しつつ、バランスしていくクヮルテットの妙を堪能した。シューマンの五重奏になると、ピアノはあくまでも伴奏という位置付けになってしまうのが残念だった。

2005年4月10日(日)(5:00pm開演)(7:20pm終演)
国立パリ管弦楽団(ORCHESTRE DE PARIS)
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:ミシェル・プラッソン(MICHEL PLASSON)
曲目:
ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
ショーソン/交響曲 変ロ長調作品20
(休憩20分)
ドビュッシー/海
ラヴェル/ボレロ
(アンコール:ビゼー/「カルメン」より間奏曲)
(アンコール:ビゼー/「カルメン」より前奏曲)
(アンコール:ビゼー/「アルルの女」よりアダージェット)
(料金:C席会員=8100円)2階P3列24番
コメント:
 国立パリ管弦楽団によるフランスものプログラム。こういうご当地ものプログラムになってしまうのは、地方公演をするときに興行的にいたしかたないものなのではあるが。おかげで値段のわりにはまずまずの入りであった。僕は例によってPブロック。中途半端な値段の席よりは、Pブロックは、音響的に難があったとしても、それ以上にステージの近さから別の魅力もあるからだ。冒頭からトロンボーンが出番を間違えて登場してそのままひっこんだり、休憩時間に団員が記念撮影していたり観光気分たっぷりのオケだけど、演奏は悪くなかった。特にドビュッシーの海は、りゅーとぴあが船をモチーフにしているということもあって、なかなか合っていたと思う。アンコールを3曲もやってくれてサービス満点でした。
2005年3月26日(土)(6:00pm開演)(7:45pm終演)
東京交響楽団第30回新潟定期演奏会
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:ユベール・スダーン
フルート:相澤政宏
オーボエ:池田肇
ホルン:竹村淳司
ファゴット:大埜展男
管弦楽:東京交響楽団
コンサートマスター:グレブ・ニキティン
曲目:
モーツァルト/協奏交響曲 変ホ長調K.297b、app.9(ロバート・レヴィン再構成版)
(休憩20分)
ブラームス/交響曲第1番 ハ短調作品68
(アンコール:ブラームス/ハンガリー舞曲第5番)
コメント:
 モーツァルトの死後発見され、正贋に疑義があるとされているこの作品を、ロバート・レヴィンが別人の手になる部分を省いて本来の姿に復元しようとした再構成版での演奏である。聞き比べてみないと私には判別できないが、東響の管楽器首席奏者たちによる演奏は、普段脇役であるオーケストラの構成員にとって晴れの舞台となるわけで、こちらも彼らの力量を知るというメリットもある。演奏として特に素晴らしいというほどでもないが、まあ普通の演奏であった。
 もう一曲はブラームスの交響曲1番。ブラームスの交響曲はどれも素晴らしい曲ばかりで、ベートーヴェンの交響曲の全曲連続演奏などという試みもあるが、それはちょっと躊躇するけれどもブラームスの4曲ならさぞ楽しかろう。ただただ楽しませていただきました。
2005年3月20日(日)(3:00pm開演)(5:10pm終演)
地方都市オーケストラ・フェスティバル2005<特別参加>
群馬交響楽団東京公演
会場:すみだトリフォニーホール
指揮:高関健
ヴァイオリン:竹澤恭子
管弦楽:群馬交響楽団
コンサートマスター:長田新太郎
曲目:
ハイドン/交響曲第94番 ト長調Hob.1-94「驚愕」
バルトーク/ヴァイオリン協奏曲第2番
(休憩20分)
オネゲル/交響曲第3番「典礼風」
(料金:B席3500円)3階7列31番
コメント:
 地方のオーケストラが一定のレベルを維持しつつ経営的にも成り立たせるというのは厳しい時代になってきている。群馬交響楽団も地元の演奏会の料金はS席が3500円と格安である。演奏曲目も今回のプログラムに見られるように非常に意欲的。どの曲も素晴らしい演奏だった。
 特にバルトークの協奏曲はソリストに竹澤恭子さんを迎えて素晴らしい演奏だった。竹澤さん、世界的にも最も実力のある演奏家である。今回もトリフォニーホールの3階席で聞いたが、最初の音からびんびん響いてくる。楽器は1707年製ストラディヴァリウス「ハンマー」だそうである。
休憩が終わるとすでに4時半過ぎ。かなり前半が長いプログラム構成だがオネゲルの交響曲は高関氏のプレトークでは「交響曲というもののほぼ最後の時代に位置する作品」に当たるが、激しい第1楽章に続いて第2楽章のアダージョがとてつもなく美しい。マーラーのアダージェットに匹敵する甘美さを感じた。
 残念なのは客席ががらがらだったこと。地方都市オーケストラ・フェスティバル全体の入りがどうなのかはわからないが、このような、地方のオーケストラが東京で演奏することは非常に意義深いことだと思う。今後も長く続いてほしいものだ。
2005年3月15日(日)(7:00pm開演)(8:35pm終演)
平山真紀子&友紀子 デュオリサイタル
会場:新潟市音楽文化会館ホール
ヴァイオリン:平山真紀子
ピアノ:平山友紀子
曲目:
タルティーニ/ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト短調「悪魔のトリル」
イザイ/悲劇的詩曲 作品12
(休憩15分)
ルクー/アンダンテ・ピュウ・トスト・アダージョ(日本初演)
フランク/ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調
(アンコール:クライスラー/美しきロスマリン、ほか)
(料金:2500円)
 前新潟県知事のお嬢さんのコンサートという位置付けは今も変わっていない。普段クラシックなど聞かない人も大勢つめかけているのは、良いことなのかもしれない。
 今回はなじみの薄い曲だったせいか、聴衆のマナーも悪くは無かった。演奏の方は、最初の「悪魔のトリル」は緊張からかかなり音が硬かったが徐々にリラックスしてきて、フランクのソナタなどはかなり良くなってきた。ただし、あくまでも「ヴァイオリンの上手なひとのコンサート」の域は出ていないのではないか。ソリストの演奏には、単に音符をなぞるのではなく、自らの解釈をどう反映させるかがポイント。そういう“オーラ”の感じられない演奏はどこかつまらなさがつきまとう。舞台での立居振舞もあわせてもうちょっと“けれんみ”を出してもいいと思う。(けれんみだけのひとも困りますが)
2005年3月6日(日)(4:00pm開演)(6:30pm終演)
茂木大輔隊長と名曲の森探検隊第5回
会場:三鷹市芸術文化センター・風のホール
音楽監督・解説・指揮:茂木大輔
芸術監修・お話:池辺晋一郎
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル「風」
コンサートマスター:堀江悟
ソプラノ:田島茂代、メゾ・ソプラノ:菅谷奈津子、テノール:羽山晃生、バリトン:佐藤勝司
合唱:東京混声合唱団
曲目:
J.S.バッハ/ミサ曲ロ短調
コメント:
 三鷹のシリーズもレクチャーは別の日に行うようになり、この日は池辺さんのお話の後全曲演奏。細かい曲の解説についてはプログラムに記載があるので曲を聞きながら見るのも楽しい。
 バッハの生前この曲が全曲演奏された形跡はなく、バッハ自身はルター派の信者であるのにカソリックのミサ曲を作曲している点や作風も一時代に限定せず、古典から前衛的な音楽まで用いていることなどから、時代・国籍を超えた「音楽のお手本」のような存在を作ろうとしたのではないか、と推測している。つまり音楽史上最も偉大な作曲家バッハのライフワークがロ短調ミサなのだという。
 そうした背景を知るとこの曲もそれぞれ味わい深い。茂木さん自身はドイツ時代にヘルムート・リリンクのアンサンブルに3番オーボエとして参加し、旧東ドイツへ演奏旅行に行ったのが初めてだった。その後恐ろしい事実を知る。3番オーボエは2時間半のうちわずか7分。しかもほとんど聞こえないパートだった。茂木さんはツアーの間中、オーケストラのはじっこに座って自分のからだの回りの音の本流が流れ、輝き、昇天していくのをじっと浴びていて、気がついたときにはそのあちこちを鼻歌で歌えるほどに覚えてしまったという。
 演奏はいつもの「風」のメンバー(今回のコンマスは佐イ分利さんではなく、N響第二ヴァイオリン首席の堀江さん)に東京混声合唱団。独唱は本来5名だが、菅谷さんがソプラノとアルトのパートを掛け持ちである。いずれも実力のあるメンバーで素晴らしい演奏であった。
2005年2月25日(金)(7:00pm開演)(9:00pm終演)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(Gewandhausorchester Leipzig)
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮(ゲヴァントハウス・カペルマイスター):ヘルベルト・ブロムシュテット(Herbert Blomstedt)
曲目:
メンデルスゾーン/交響曲第4番 イ長調作品90「イタリア」
(休憩20分)
ベートーヴェン/交響曲第3番 変ホ長調作品55「英雄」
(アンコール:ベートーヴェン/「エグモント」序曲)
(料金:C席会員=7200円)
コメント:
 ゲヴァントハウス管弦楽団は、昨年横浜で「マタイ受難曲」を聞いて以来。その時は演奏よりは歌の方に気を取られていたが、今回聞いて「上手いなあ」というのが第一印象。席がPブロックだったので音のバランスは良くわからないが、重いとか軽いとかいうまえに、上手いという印象が強い。
 ブロムシュテットもN響の時とはまた一味違った魅力を見せてくれた。それはりゅーとぴあという素晴らしいコンサートホールのおかげかもしれないけれどもメンデルスゾーンもベートーヴェンも、聞きなれた曲ではあるけれども、あれ、この曲こんな曲だったかと改めて思うほど細部まできちっと描かれていたように思う。
 休憩時間にnemoさん、あきらさん、(ついでにみなとさん)とも久々に会えたのもよかった。ちょっと残念だったのは客の入りが半分程度だったこと。最近とみにホールの入りが悪くなってきている。チケットの料金が高いということもあるのかもしれないけれども、一人でも多くの人に足を運んで欲しい。
2005年2月13日(日)(3:00pm開演)(5:00pm終演)
NHK交響楽団第1535回定期演奏会
会場:NHKホール
指揮:ジェームズ・ジャッド(James Judd)
トランペット:関山幸弘
女声合唱:二期会合唱団*
管弦楽:NHK交響楽団
コンサートマスター:篠崎史紀
曲目:
モーツァルト/交響曲第25番 ト短調K.183
ハイドン/トランペット協奏曲 変ホ長調Hob.VIIe-1
(休憩15分)
ホルスト/組曲「惑星」作品32*
(料金:E席=1500円)
コメント:
とにかく今日の目玉は「惑星」。改めてこの曲の華やかさ、スケールの大きさを感じた。最後の女声によるボカリーズがフェードアウトしていくのは、CDでは味わえない。コンサートマスターの山口さんが第二ヴァイオリンに入っていたのはちょっと不思議だった。そういえば、今月の定期はすべて篠崎さんがコンサートマスターを勤めるらしい。
2005年2月12日(土)(6:00pm開演)(9:20pm終演)
ミシェル・コルボ指揮 ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
会場:サントリーホール・大ホール
指揮:ミシェル・コルボ(Michel Corboz)
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル(Ensemble Vocal et Instrumental de Lausanne)
ソプラノ:谷村由美子
カウンター・テナー:カルロス・メナ(Carlos Mena)
テノール(福音史家):クリストフ・アインホーン(Christophe Einhorn)
テノール:イヴ・セレンス(Yves Saelens)
バリトン(ピラト):ピーター・ハーヴェイ(Peter Harvey)
バス・バリトン(イエス):マルコス・フィンク(Marcos Fink)
曲目:
J.S.バッハ/マタイ受難曲BWV.244
料金:A席=8000円(プログラム500円)
コメント:
 楽器は現代楽器を使用。ドラマチックに盛り上げていくというのではなく、落ち着いた演奏で好感が持てる。指揮者のコルボは一時体調を崩していたそうだが、お元気そうでなにより。演奏は第1部から第2部へは休憩なしで、40曲、ペテロの否認の後で20分の休憩。内容からすればここで切るのが正解かもしれない。39曲の「哀れみたまえ」のアリアがカウンター・テナーなのはちょっと違和感があるが。平日でなかったら、14日のフォーレのレクイエムも聞きたいがそうもいかない。
2005年1月22日(土)(6:00pm開演)(8:50pm終演)
フランツ・リスト室内管弦楽団 ニューイヤー・コンサート
会場:サントリーホール・大ホール
ヴァイオリン:前橋汀子
ピアノ:小山実稚恵
管弦楽:フランツ・リスト室内管弦楽団
曲目:
バルトーク/弦楽のためのディヴェルティメントSz.113
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調K.219「トルコ風」
(アンコール:クライスラー/愛の悲しみ)
(休憩:20分)
ブラームス/ハンガリー舞曲集から
第1番ト短調
第2番ニ短調
第3番ヘ長調
第4番ト短調
第7番イ長調
第8番イ短調
第10番ホ長調
第12番ニ短調
第6番変ニ長調
モーツァルト/ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
(アンコール:モーツァルト/ピアノ協奏曲第19番第3楽章)
(S席7000円)1階7列5番
コメント:
 もちろん、前橋汀子、小山実稚恵という日本を代表するソリストが前面に出たコンサートではあるけれども、フランツ・リスト室内管弦楽団の演奏がとにかくすばらしかった。特にブラームスのハンガリー舞曲は民族色を前面に出して聞きなれた曲をまったく違った曲のように思えるほどだった。なぜか最も有名な第5番が演奏されなかったのだが、これはもしかしたらアンコールとして用意されていたのかもしれない。しかし、リーダーのヴァイオリンの弦が切れるアクシデントがあったので、演奏をカットしたのかとも思う。
対して前橋さんのヴァイオリンはこの日不調であった。音を出すのが非常にきつそうな感じだった。小山さんのピアノは、うーんやっぱりすごい。しなやかな演奏である。フルオーケストラでない分、ピアノと管弦楽がちょうどいいバランスと感じ。今年は東響新潟定期にも登場予定とあって今から楽しみである。
2005年1月13日(木)(7:00pm開演)(8:45pm終演)
五嶋みどり+R.マクドナルド デュオリサイタル
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
ヴァイオリン:五嶋みどり
ピアノ:ロバート・マクドナルド
曲目:
ベートーヴェン/ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第5番 ヘ長調作品24「春」
ヤナーチェク/ヴァイオリン・ソナタ
(休憩20分)
ドビュッシー/ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
ブラームス/ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第3番ニ短調作品108
(アンコール:クライスラー/愛の喜び)ほか
(料金:S席=10,000円)1階2列16番
コメント:
 前から2列目という席は、クラシックのコンサートとしてはあまりいい席とは言えないだろう。主催のTV局に発売日にチケット予約を入れた結果がこれ。ポピュラーのコンサートと同じ考え方であることがうかがわれる。通常のりゅーとぴあ主催コンサートなら1ランク下の価格になるに違いない。
 ともあれ、かぶりつきの席の面白さもあることはあった。演奏者の細かい表情までよく見て取れる。でもクラシックコンサートはなによりも音が大切なのである。五嶋みどりのヴァイオリンは圧倒的な音量で迫るというよりは微妙なニュアンスを大切にする演奏方法。弱音の部分では、こんなに近い席なのに聞き取りにくいほど小さな音だったりする。ちょっとピアノに負けている感じもあったが。
 曲目としては、ベートーヴェンとブラームスの有名な曲の合間に20世紀の曲を挟むというのはなじみやすくてよい。現代曲といっても比較的聞きやすい曲だった。客の入りもまずまずで良いコンサートだった。
2005年1月5日(水)(7:00pm)(終演9:10pm)
中越地震チャリティー
アカンサス・ニューイヤーコンサート
会場:新潟市音楽文化会館トホール
出演
○武藤松圃(筝)、藤舎推峰(笛)
○當山淳司(仕舞)、佐野弘宣、金森良充(地謡)、川瀬隆士、境野直美(謡)、徳田鉄雄(太鼓)
○川崎やよい(メゾ・ソプラノ)、吉田珠実(ピアノ)
○相原一智(ピアノ)
○吉原教夫(テノール)、吉田珠実(ピアノ)
○アカンサス合奏団、アカンサス合唱団
 中林恭子、市原靖子(フルート)、鈴木和子、岡礼子、鈴木花恵(ヴァイオリン)、奈良秀樹(ヴィオラ)、宇野哲之、渋谷陽子、渡辺靖子(チェロ)、藤井裕子(トランペット)、石丸由佳(チェンバロ・オルガン)、後藤丹(指揮)
料金:当日1200円

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