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コンサート日記2004年


2004年12月31日(金)(10:00pm開演〜0:30am終演)
にいがたジルヴェスターコンサート2004
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:秋山和慶
司会、メゾ・ソプラノ:郡愛子、ソプラノ:佐々木典子、テノール:井ノ上了吏、バリトン:青戸知
フルート:高木綾子、ヴァイオリン:佐藤俊介、チェロ:横坂源
合唱:二期会合唱団
管弦楽:東京交響楽団
オルガン(プレ・コンサート):和田純子
曲目:
<9:15pm開場>
開場ファンファーレ(東京交響楽団金管アンサンブル)
「オルガン・プレコンサート」(和田)
<第1部:開幕/若き新星の競演>
ワグナー/「タンホイザー」大行進曲「歌の殿堂をたたえよう」(二期会合唱団)
チャイコフスキー/ロココの主題による変奏曲 イ長調より(横坂)
パガニーニ/ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調第3楽章「ラ・カンパネッラ」(佐藤)
モーツァルト/フルート協奏曲第2番 ニ長調K.314第1楽章(高木)
<第3部:誰も寝られないオペラアリアの競演>
(市民リクエスト曲)ヴェルディ/オペラ「アイーダ」より凱旋行進曲
プッチーニ/「ジャンニ・スキッキ」から「私のお父さん」(佐々木)
ワグナー/「タンホイザー」から「夕星の歌」(青戸)
ビゼー/「カルメン」から「セギディーリャ」(郡)
プッチーニ/「トスカ」から「星は光りぬ」(井ノ上)
<第3部:カウントダウン>
ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調「合唱付」第4楽章「歓喜の歌」
<第4部:ニューイヤーコンサート>
吉松隆/新潟ファンファーレ
J.シュトラウス/ワルツ「美しき青きドナウ」、「狩のポルカ」、「トリッチ・トラッチ・ポルカ」
(アンコール:J.シュトラウス1世/ラデツキー行進曲)
(アンコール:ヴェルディ/「椿姫」より乾杯の歌)
(料金:C席会員=2700円)
コメント:
 5年ぶりの新潟でのジルベスターコンサートは、再び秋山和慶指揮の東京交響楽団が登場。今回は二期会合唱団が加わり、歌曲を中心のプログラムである。第1部は若手演奏家による協奏曲の競演。特に佐藤俊介のヴァイオリンはすばらしかった。
 第2部の市民リクエスト曲は15票でアイーダの行進曲。せっかく二期会もいることなので順当な結果かな。ちなみに私のリクエストした「こうもり序曲」は10票で次点だったらしい。歌曲のプログラムをP席で聞くというのは、サントリーホールなんかだとかなり厳しいのだけれども、このホールのP席はかなり音が良いのでそれなりに良く聞こえる。穴場です。
 そしていよいよカウントダウンはなんと、「第九」である。0時までまだ30分近くあるというのに演奏開始。フィナーレと思われる場面に来てもまだ15分もある。改めてこの曲の時間割のすごさを実感。そして0時ぴったりに曲が終わってクラッカー炸裂!いやあとにかくすごい、のひとことである。
 年が改まって「新潟ファンファーレに引き続きヨハン・シュトラウスの曲で締め。なんとも贅沢な気分な年越しだった。
2004年12月14日(火)(7:00pm開演)(9:20pm終演)
シエナ・ウインド・オーケストラ
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:佐渡裕
ゲスト:石川直(パーカッション)
曲目:
<第1部>
A.ニューマン/20世紀フォックス・ファンファーレ
川辺公一/高度な技術への指標
R.ジェイガー/シンフォニア・ノビリッシマ
C.T.スミス/フェスティバル・ヴァリエーションズ
<第2部>
音楽のおもちゃ箱〜佐渡裕のトークと音楽〜
ハチャトゥリアン/「ガイーヌ」より「剣の舞」、「レスギンガ」
<第3部>
A.リード/アルメニアン・ダンス全曲
(アンコール:スーザ/星条旗よ永遠なれ)
コメント:
 仕事の都合で第1部の途中から入場。第2部はアメリカで活躍している石川直も参加してとびっきり楽しいステージに。まずシエナの打楽器奏者と石川がポリバケツと椅子を持って登場。これがすべて打楽器に変貌してしまう。そして石川の超絶技巧の数々を披露。最後にハチャトゥリアンのガイーヌから打楽器大活躍の二曲を演奏。すばらしいステージとなった。
 そしてシエナの圧巻はアンコール。今まで「楽器持参」のチラシの表示は知っていたが、実際に演奏を聞くのは初めてだったのだが、多くの楽器を持った観客が次々と舞台に上がり、「星条旗よ永遠なれ」の大合奏。新潟でははじめての演奏会なのにこれだけ多くの参加者がいるということに改めて大きな感動を感じた。特に今年は映画「スウィング・ガールズ」の影響もあって、ブラスが改めてブームになりつつあるという気がした。
2004年12月6日(月)(7:00pm)
小澤征爾指揮 水戸室内管弦楽団
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:小澤征爾
ヴァイオリン独奏:川崎洋介
ヴィオラ独奏:店村眞積
曲目:<オール・モーツァルト・プログラム>
歌劇「イドメネオ」K.366より序曲
協奏交響曲 変ホ長調K.364(320d)
交響曲第36番 ハ長調K.425「リンツ」
(アンコール:バッハ/G線上のアリア)
料金:S=15000.

2004年11月14日(日)(5:30pm開演)
スロヴァキア国立歌劇場
オペラ:ヴェルディ/「椿姫」全三幕(日本語字幕・イタリア語上演)
会場:越谷サンシティホール
ヴィオレッタ/ルヴィツァ・ヴァルギツォヴァ
指揮:現田茂夫
演出:マリアン・フドフスキー
コメント:
 ほんの一か月前にハンガリー国立歌劇場の公演を見ただけに、比較してみるといろいろと興味深いことが多いが、とにかく今日はルヴィツァを見に来たと言えるので圧倒的な声量はオペラでは何にも勝ると実感する。ただ、瀕死の主人公が歌いまくるという設定を考えると、彼女が声量豊かに歌えば歌うほどラストシーンが滑稽なものになってしまうという危険性をはらんでいるのがこのオペラである。
2004年11月13日(土)(6:00pm開演)
第1526回N響定期
会場:NHKホール
指揮:ウォルフガング・サヴァリッシュ
ヴァイオリン:フランク・ペーター・ツィンマーマン
管弦楽:NHK交響楽団
コンサートマスター:篠崎史紀
曲目:
ハイドン/交響曲第35番変ロ長調Hob.I-35
ブリテン/ヴァイオリン協奏曲作品15
(休憩15分)
ベートーヴェン/交響曲第7番イ長調作品92
(料金E席=1500円)
コメント:
 夜はNHKホールで久々のN響、久々のサヴァリッシュである。御大もついに足腰が弱って椅子に座っての指揮。今日は奇しくも座った指揮者を連続して目にする日となった。サヴァリッシュの演奏はもうN響との長い付き合いから細かい指揮をせずとも分かり合える状態なのだろう。もはや良し悪しを云々する時期ではない。ただ、その演奏を楽しむだけである。
 演奏後は朝比奈さんの時そうだったようにいつまでも拍手が途切れることなく続く。5分ほどもたったころ、係の人が出てきて「マエストロは大変お疲れなのでこのまま引き取ります」と伝えた瞬間に、本人が登場。会場はひときわ高い拍手に包まれた。
2004年11月13日(土)(2:00pm開演)
都響プロムナードコンサートNo.311
会場:サントリーホール大ホール
指揮:ジェイムズ・デプリースト
ヴァイオリン:川久保賜紀
管弦楽:東京都交響楽団
ソロ・コンサートマスター:矢部達哉
曲目:
グラズノフ/演奏会用ワルツ第1番ニ長調作品47
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
(休憩20分)
チャイコフスキー/交響曲第4番 ヘ短調作品36
コメント:
 来期から都響の常任指揮者に就任するデプリーストの、いわば名刺代わりのコンサート。デプリーストはアフリカ系アメリカ人であり、しかも小児麻痺の後遺症で電動車椅子に乗っての指揮である。派手さはないけれどもオーソドックスな指揮は好感が持てる。都響が新しい指揮者を得てどう変わっていくのか楽しみである。
 一方川久保賜紀は、彼女の新潟でのコンサートがキャンセルとなってしまったため、初めて聞くが、まずまずの演奏。これからの人だと思うので今後も精進していってもらいたい。
2004年11月7日(日)(2:30pm)
第23回新潟商業高等学校吹奏楽部定期演奏会
会場:新潟県民会館大ホール
○オープニングステージ(ステージドリル)
 Shall we Swing?〜ベニーグッドマンの世界へ〜
○第1部(クラシック)
 稜線の風〜北アルプスの印象
 祈りの旅
 ライフヴァリエーションズ〜生命と愛の歌 他
○企画コーナー
 「風になりたい〜音楽(きみ)とまた出会えた日〜」
○第2部(合唱)
 宮殿 他
○第3部(ポピュラー)
 最初から今まで(冬のソナタ)
 瞳をとじて
 NCB☆SWING GIRLS&5boys〜ジャズやろって!!〜
料金:800円(当日1000円)
問い合わせ:新潟商業高等学校内・山田 025−266−0101
2004年10月30日(土)(7:00pm開演)(8:45pm終演)
新潟オルガン研究会第38回例会
〜ヴァイオリニスト岡礼子さんを迎えて
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館スタジオA
司会進行:林豊彦
第1部ポジティヴ・オルガンの楽しみ
バード/ドレミファソラ(オルガンソロ:八百板正己)
ツィポリ/4つの小品とカンツォーナ(オルガンソロ:大作綾)
バッハ/クラヴィーア練習曲第三巻より(オルガンソロ:市川純子)
 「主よあわれみたまえ」BWV.672
 「キリストよあわれみたまえ」BWV.673
 「主よあわれみたまえ」BWV.674
(休憩10分)
第2部ヴァイオリンとオルガンの協演
ヴァイオリン:岡礼子
ソプラノ:西門優子*
ヴィオラ・ダ・ガンバ:白澤亨
オルガン:笠原恒則/渡辺まゆみ+
ビーバー/「ロザリオのソナタ」より第1番「お告げ」
バッハ/カンタータ第147番「心と口と行いと生きざまもて」より第5曲「備えたまへ、イエスよ、今もなお汝の道すじを」*
バッハ/カンタータ第171番「神よ汝の誉れはその御名のごとく」より第4曲「イエスこそ、わが呼びまつる」*
ヘンデル/ソナタ イ長調作品1−3
フォーレ/サルヴェ・レジーナ、アヴェ・マリア+
レスピーギ/アリア+
(アンコール:バッハ/主よ、人の望みの喜びを)
(参加費:1500円)
コメント:
 オルガン研究会の例会もついにりゅーとぴあに登場。今日は岡さんを聞きに両親も一緒。
 前半はオルガン特集。りゅーとぴあのポジティヴ・オルガンを堪能。大ホールでの使用にも耐えるようにかなり大きな音の出る楽器である。休憩の時に中を見せてもらったが、5つのストップがあり、低音の2本は木製、高音の3本が金属製で、そのうち1本はリードがついている。大きな管はオルガンの中で曲げて配置してあり、先端は蓋がしてある。小さい管には蓋がない。
 このコンサートはオルガンの勉強会なので林先生による曲目解説などもついていてより深く楽しめる仕組み。後半はヴァイオリンの岡礼子さんを迎えて演奏をたっぷり。岡さん、最初の方バッハぐらいは音程が安定せず、ちょっと厳しかったが、ヘンデルあたりからは安定してきていい演奏となった。もしかしたらバロック期の曲は近代のヴァイオリンにとって演奏が難しいのかもしれない、と思った。
 今日は客の入りもまずまずで、協会での例会とまた違った雰囲気で楽しめた。
2004年10月20日(水)(6:30pm開演)(9時25分終演)
ハンガリー国立歌劇場オペラ「椿姫」全3幕
(原語上演・日本語字幕)
会場:新潟県民会館大ホール
台本:フランチェスコ・マリア・ビアーヴェ
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
指揮:アダム・メドヴェツキー
演出:アンドラーシュ・ベーケーシュ
舞台美術:ミクローシュ・フェエール
衣装:ユディト・シャーファー
振付:イェノー・ローチェイ
配役:
ヴィオレッタ(ソプラノ):ステファニア・ボンファデッリ
アルフレード(テノール):イシュトヴァーン・コヴァーチハージ
ジョルジョ・ジェルモン(バリトン):アナトリイ・フォカノフ
フローラ(メゾ・ソプラノ):コルネーリア・ペールキ
アンニーナ(ソプラノ):ユッタ・ボコル
ガストン子爵(テノール):アンドラーシュ・ラツォー
ドゥフォール男爵(バリトン):ラヨシュ・ミラー
ドビニー侯爵(バス):アーコシュ・アンブルシュ
医師グランヴィル(バス):チャバ・アイリツェル
ハンガリー国立歌劇場管弦楽団・合唱団・バレエ団
(料金:B席9000円)
コメント:
 「椿姫」を見るのは実は初めて。県民会館の2階後方の席だけに、さすがに舞台が遠い。空いているので一番後ろの席に座ると、音響的にはかなり改善される。
 こういう地方にやってくる引越し公演は超一流ではないかもしれないけれども、その演目のオーソドックスな演出でやってくれるので、オペラ入門には却っていいと思う。
 オペラは筋立てをうんぬんしてはいけない。真面目に芝居としてみれば、三文芝居でしかないが、さすがにヴェルディの音楽は素晴らしい。ただ、やはり県民会館は空気が悪い。そのせいか、2幕ではところどころ、うとうとしてしまった。新潟には本格的にオペラが出来るホールがないからいたしかたないところではある。
2004年10月19日(火)(7:00pm)
エマニュエル・パユ&エリック・ル・サージュ
会場:小出郷文化会館
フルート・エマニュエル・パユ(Emmanuel Pahud)
ピアノ:エリック・ル・サージュ(Eric Le Sage)
曲目:
ヴィドール/組曲 作品34
フランク/ソナタ イ長調(ヴァイオリン・ソナタ)
(休憩20分)
M.モーワー/ソナタ・ラティーノ
D.シュナイダー/フルート・ソナタ
(アンコール:ボリング/フルートとピアノのための組曲より「アイルランド風に」)
(アンコール:ディティユ/フルートのためのソナチネより「アニメ」)ほか
(料金:当日3500円)2階9列25番
コメント:
 仕事を早く終えて小出まで車を飛ばす。当日券は2階の後ろの席。周りを見ると、東京学館の小林先生が学生を引き連れていたり、見覚えのある顔もちらほら。皆さん当日急遽やってきた雰囲気。
 やはりパユの演奏は素晴らしい。ピアノのル・サージュも良い。休憩前の2曲は十分楽しめた。後半は現代の作曲家のものでポピュラーとの境界線上の曲と言えるかもしれない。パユの幅広さを表すものではあるが、曲自体はさほど面白いものではない。プーランク、ブラームスなどを聞いてみたかった。
2004年10月10日(日)(5:00pm開演)(7:15pm終演)
東京交響楽団第28回新潟定期演奏会
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:大友直人
ピアノ:辻井伸行
ソプラノ:菅英三子
バリトン:甲斐栄次郎
合唱:にいがた東京コーラス(合唱指揮:栗山文昭)
コンサートマスター:大谷康子
曲目:
モーツァルト/ピアノ協奏曲第20番 ニ短調K.466
(休憩20分)
ブラームス/ドイツ・レクイエム作品45
コメント:
 モーツァルトの最も有名なピアノコンチェルトを16歳の盲目のピアニスト、辻井伸行が演奏。端正で正確ではあるけれども、それはそれで素晴らしいことかもしれないけれども、聴衆はもっともっと貪欲なもの。もっと個性的な味付けを求めるものである。これから先、どのような味わいを重ねていくのだろうか。
 ドイツ・レクイエムはドラマティックで素晴らしい演奏。レクイエムとしてはちょっとやりすぎなのかもしれないけれども、この曲の持っている美しさ、力強さが十分に発揮された演奏だった。にいがた東響コーラスも良かった。会場に来る道々、古町通りでは露天でフォークソングの演奏をやっていたが、スピーカーで増幅された演奏は騒音にすぎない、とつくづく思ってしまう。
2004年10月7日(木)(7:00pm開演)(8:50pm終演)
アレクサンドル・メルニコフ ピアノリサイタル
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
曲目:
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第14番嬰へ短調作品27−2「月光」
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第21番ハ長調作品53「ワルトシュタイン」
(休憩20分)
ショパン/バラード第1番ト短調作品23
ショパン/バラード第2番ヘ長調作品38
ショパン/バラード第3番変イ長調作品47
ショパン/バラード第4番へ短調作品52
(アンコール:ショパン/エチュード10−4)
(アンコール:スクリャービン/詩歌)
(アンコール:プロコフィエフ/つかのまの幻影)
(アンコール:ラフマニノフ/プレリュード)
(料金:S席会員=3150円)
 ちょっと癖のある演奏。月光ってこんな曲だっけ?と思う。テンポも音の強弱も普通じゃない。聞いていても落ち着かない気分である。きちんと打鍵をしていなくて雑、と感じてしまう。あまり好きな演奏ではなかった。
2004年9月27日(月)(7:00pm開演)(9:05pm終演)
オーケストラ・アンサンブル金沢 新潟定期公演
会場:新潟県民会館大ホール
指揮:岩城宏之
ヴァイオリン:諏訪内晶子*
曲目:
池辺晋一郎/悲しみの森
レーラ・アウエルバッハ/ヴァイオリン協奏曲第2番 作品77(委嘱新作)*
サン・サーンス/ハバネラ 作品83*
サン・サーンス/序奏とロンド・カプリチオーソ*
(休憩20分) ベートーヴェン/交響曲第6番 ヘ長調作品68「田園」
(アンコール:ベートーヴェン/トルコ行進曲)
(料金:S席5000円)1階13列30番
コメント:
 新潟定期といいながら、OEKの新潟公演は何年ぶりか。スケジュールを見てみると、諏訪内晶子のソロで石川、大阪、名古屋、東京、福島、新潟とやってきて、この後は加茂と佐渡でソリストを鍵冨弦太郎君に代えて2公演予定されている。1曲目終了時には客席から作曲者の池辺晋一郎さんが舞台に上がって喝采を受けていた。池辺氏は明日以降の公演では曲目解説などを行う予定。
 サン・サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」が追加になって、諏訪内さん3曲演奏と大サービス。やっぱり現代曲よりもサン・サーンスの2曲の方が、諏訪内さんらしくていい。以前のような切れ味は無くなった感じだが、音色の豊かさは相変わらず素晴らしい。
 OEK、以前聞いたときには、ちょっと粗が目立ったのだけれども、今回はそういう感じはなくなり、しっかりした演奏だった。アンコールは指揮者自らトライアングルを叩いてのトルコ行進曲。
2004年9月25日(土)(3:00pm開始)(4:40pm終演)
中林恭子/東海林悦子デュオリサイタル
フルートとハープのノスタルジアII
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・能楽堂
フルート:中林恭子
ハープ:東海林悦子
曲目:
N.ロータ/フルートとハープのソナタ
ドビュッシー/小舟にて
イベール/間奏曲
J.S.バッハ/フルートとハープのソナタ変ホ長調BWV.1031
(休憩20分)
B.アンドレ/ナルテクス(聖堂の入り口)
杜鳴心(暁遥)/思郷曲(ノスタルジア)
(アンコール:フォーレ/シシリエンヌ)
(アンコール:山田耕筰/赤とんぼ)
(料金:当日3000円)
コメント:
 能楽堂でのコンサートは何度か聞いているが、音響的には問題があるけれども、竹林を背景にちょっと不思議なコンサートになる。中林さんのコンサートは前に同じ能楽堂でのコンサートも聞いているけれども、ほぼ満員の盛況である。
 前半はニーノ・ロータのソナタに始まり、バッハで終わる聞きやすい曲目。聞き安すぎてついうとうとしてしまった。
 後半1曲目はアンドレのナルテクス。僕は早川りさこさんのリサイタルで何度か聞いておなじみの曲だけれども、ハープを打楽器のように扱ったり、フルートの先端だけ外して音を出したり、へんてこな曲である。曲が終わってからざわついていたのもうなずける。ただし、早川さんの演奏に比べてしまうとちょっと遠慮がちだった。
 この日の白眉は杜鳴心の「思郷曲」。中国土産のカセットテープで偶然知った中林さんが直接楽譜を取り寄せて日本初演した作品ということだけれども、ちょっと長すぎる感じで後半はちょっと退屈してしまった。
2004年8月15日(日)(2:00pm開始)(3:40pm終演)
スペシャル・サマーコンサート
〜心に沁みる美しい調べ〜渡辺克也のオーボエ
会場:長岡リリックホール
出演
オーボエ:渡辺克也(ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団 首席オーボエ奏者)
  ハープ:早川りさこ(N響ハープ奏者)
指揮:本多優之
管弦楽:新潟室内合奏団
曲目
モーツアルト/オーボエ協奏曲K.314
(休憩15分)
<オーボエ&ハープ>
サティ/ジムノペディ第1番
サティ/グノシェンヌ第1番
ドビュッシー/亜麻色の髪の乙女
サルツェド/夜のうた(ハープ独奏)
プッチーニ/歌劇「ジャンニ・スキッキ」より“わたしのお父さん”
モンティ/チャルダッシュ
(アンコール:ボロディン/だったん人の踊り)
(アンコール:ホルスト/ジュピター)
(アンコール:モンティ/チャルダッシュ)
(料金:3000円)
コメント:
 長岡でコンサート活動を行っている「ラグラスの会」主催のコンサート。もちろん、コンサートの主役はオーボエの渡辺克也氏だが、実は私のお目当てはハープの早川りさこさん。以前、N響定期にいくと、毎回ハープはこの人が弾いているのだけれども団員ではなかったのでプログラムに名前がなく、茂木大輔さんのコンサートでようやく名前がわかったということもあった。今では正式にN響団員となり、活躍中。しっかりしとした実力の持ち主で渡辺氏もハープとの共演はかならず早川さんご指名だそうである。
さて、コンサートの第1部はモーツァルトの協奏曲を新潟室内合奏団と共演。アマチュア楽団だけどもまずまずの出来でした。第2部は渡辺氏いわく「アンコール」で、特にチャルダッシュはオーボエでは難しい「世界最速」の演奏だそうだ。レガートせず、スタッカートで乗り切るのは、「新潟日報」さんとの約束だそうです。お盆休み中のせいか、観客が少なかったことは残念。
2004年8月7日(土)(2:00pm開演)(3:15pm終演)
新潟東響コーラス発表会
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:横山琢哉
ソプラノ:菊地美奈
バリトン:成田博之
ピアノ:澤瀉雅子
合唱:にいがた東響コーラス
曲目:
ブラームス/ドイツ・レクイエム作品45
(料金:無料)
コメント:
10月の東響定期で演奏されるドイツ・レクイエムのコーラス発表会。ピアノ伴奏ということで合唱を丸裸の状態で聞けるのはまた一興。これから本番に向けて練習を積んでいくわけで、荒削りな部分はあれども、音量の大きい部分ではなかなか迫力を感じさせられる。この曲は僕も好きな曲で特に第2曲はカタルシスを感じるところ。ここは徐々に盛り上がっていきつつ強さと柔らかさを同時に表現するところなので難しいと思うが、これから熟成を高めてほしいと思う。
2004年7月24日(土)(6:00pm開演)(8:15pm終演)
東京交響楽団第27回新潟定期演奏会
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:アンドレイ・ボレイコ
ヴァイオリン:神尾真由子
曲目:
リャードフ/3つのロシア民話「魔法にかけられた湖」「キキモラ」「バーバ・ヤガ」
プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調作品63
(休憩20分)
チャイコフスキー/交響曲第4番 ヘ短調作品36
(アンコール:ドヴォルザーク/スラヴ舞曲)
コメント:
久々のちゃんとしたコンサートである。やっぱり東響定期は新潟の宝です。リャードフの「3つのロシア民話」は良かった。プロコフィエフ、神尾真由子さんはちょっと線が細い印象。この協奏曲はもっとがんがんいってほしい気がた。チャイコフスキーは不満。特に第1楽章は急ぎすぎて細かいニュアンスが死んでしまった。やっぱりチャイコフスキーは日本の指揮者によるもっとセンチメンタルな演奏の方が良いと思う。
2004年7月7日(水)(6:30pm開演)(8:45pm終演)
ベルリンフィル12人のチェリストたち
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
出演:ゲオルク・ファウスト/ルートヴィヒ・クワント/ディートマール・シュワールケ/リヒャルト・ドゥーヴェン/クリストフ・イーゲルブリンク/ダーヴィッド・エイドリヤン/マルティン・メンキンク/クヌート・ウェーバー/ニコラウス・レーミッシュ/ダヴィッド・リニカー/ゲッツ・トイチュ/オラフ・マニンガー
曲目:
ジョヴァンニ・ガブリエリ/12声のカンツォーナ
ボリス・ブラッヒャー/12の独奏チェロのためのブルース、エスパニョーラ、ルンバ・フィルハーモニカ
ヴィラ・ロボス/「ブラジル風バッハ」第1番から序奏(エンボラーダ=土俗的舞曲)
ジョルジ・ベン(ワルター・デスパリ編)/マシュ・ケ・ナダ
ヴィルヘルム・カイザー・リンデン/“12人”のためのボサ・ノヴァ(ブラジル風変奏曲)
ピアソラ(ホセ・カルリ編)/フーガと神秘
(休憩20分)
<映画音楽集>
二人でお茶を/カサブランカ(アズ・タイム・ゴーズ・バイ)/ラブ・ミー・テンダー/道−ラ・ストラーダ/タイタニック/ピンク・パンサー/キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン/ジャングル・ブック(ザ・ベア・ネセシティー)
(アンコール:ガーシュウィン/クラップ・ユア・ハンズ)
(アンコール:グレン・ミラー/ムーン・ライト・セレナーデ)
(アンコール:滝廉太郎/荒城の月)
(アンコール:ピアソラ/リベル・タンゴ)
(料金:S席会員7200円)
コメント:
せっかくの名手ぞろいなのにポピュラープログラムなのは勿体無いの一語。こういう小曲の羅列コンサートは正直疲れてしまう。最後までがまんして聞いていたおかげで、リベル・タンゴが聞けたのは儲けものでした。ピアソラやヴィラ・ロボスはとってもよかった。ところで、2曲目の現代曲の楽章間で拍手が巻き起こり、レセプショニストたちが客を客席に誘導してしまったのはあれはまずい。6時半開演だったので遅れる人がめだったのは仕方がないけれども、遅刻者は3階席に案内するのが筋でしょう。少なくとも私が遅れるときは、こっそり後ろの席で立っていますよ。とにかく最近の演奏会、客質も悪化の一途だけれども、案内係ももっと勉強してほしい。
2004年6月27日(日)(5:00pm開演)(7:30pm終演)
天平楽府(てんぴょうがふ)
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
出演:
音楽監督・笛:劉宏軍
篳篥:稲葉明徳
笛:千葉純子
笙:錢騰浩/野田説子
尺八:岸本南山
阮咸:何晶
四弦琵琶:魏※(王へんに韋)
五弦琵琶:邵容
箜篌:菅原朋子/井上麗
箏:姜小青/高畠一郎
打楽器:馬平/伊勢友一/森岡万貴
司会:新井佐知子
(料金:S席4000円)
コメント:
正倉院に伝わる古代楽器を復元して演奏している劉宏軍(りゅう・ほんじゅん)率いる天平楽府のコンサート。古典の再現というよりは、復元楽器によるオリジナル曲の演奏というスタイルでいってみればポピュラーコンサートに近い乗りである。といっても学術的な演奏会と思ってか客の入りは少ない。ちょっと位置付けが微妙である。
2004年6月20日(日)(2:00pm)
新潟交響楽団第74回定期演奏会
会場:新潟県民会館大ホール
指揮:伊藤浩史
ピアノ:伊藤淳子
曲目:
ワーグナー/歌劇「タンホイザー」序曲
バルトーク/ピアノ協奏曲第3番
(休憩:15分)
ブラームス/交響曲第3番ヘ長調作品90
(アンコール:ブラームス/ハンガリー舞曲第5番)
(アンコール:グリーグ/二つの悲しき旋律より「過ぎ去りし春」)
(料金:自由当日=1200円)
コメント:
伊藤先生が新潟大学を定年退官して川崎市に転居されたということで、今回は娘さんをソリストに招いてさよなら演奏会ということになった。バルトークのコンチェルトはたぶん新潟初演ではないかという。とりたてて素晴らしい演奏というわけでもないけれども、アマチュアとしてはまずまずの出来と思う。アンコールの二曲目は先生の惜別の曲であろう。弦楽合奏のみということもあってしみじみとした雰囲気でよかった。
2004年6月5日(土)(6:30pm開演)(9:10pm終演)
ウィーン音楽祭20004Vol.3
ウィーン・セレナーデ
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
ヴァイオリン:六代シャンドール・デッキィ・ラカトシュ
ヴァイオリン:七代シャンドール・デッキィ・ラカトシュJr.
チター:ローマン・マァルティン
ピアノ:ヴァレェル・ヘェゲェドユゥス
曲目:
<ヴァイオリン&ピアノ>
エロォシュ/いつかまた逢えるよ〜作曲者不明/それは美しくない、そうじゃな…、と皆が言う〜ラカトシュ/パガニーニ チャルダシュ
フーバイ(ラカトシュ編)/バラトン湖の思い出
ヴィハリィー(ラカトシュ編)/真のジプシー民族
カールマン/ヘイ、ジプシー!
マスネ/タイスの瞑想曲
ポォリアキィン/カナリア
ディニク/ホラ・スタッカート
<チター独奏>
シュランメル/ウィーンはいつもウィーン
ズィーツィンスキー/ウィーン、我が夢の町
シュトルツ/プラターに再び花が咲き…〜シューベルト/菩提樹
モーツァルト/ほら、チターの調べ〜ハイドン/セレナーデ第5番
サイフェァルト/ケルテン歌曲マーチ作品80
フロインドルフェァル/山嶺の春
マァルティン/コルネリア
アントン・カラス/第三の男
(休憩20分)
<ヴァイオリン&ピアノ>
コンドォール/老ジプシー
マイティンシュッキー(ラカトシュ編)/哀悼、求め、そして速く
作曲者不明(ラカトシュ編)/私も絹の襟巻きもってます…〜作曲者不明(ラカトシュ編)/ビールが一杯、ワインが一杯〜ラァッツ/悪魔のチャルダシュ
クライスラー/ウィーン奇想曲作品2
ラカトシュ/スタッカート・カプリチィオーソ
ラカトシュ/ロマンス
ボォーランジェ/ワルツ、ガラスの共鳴
シューベルト(ラカトシュ編)/蜂
サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン
パガニーニ/「24の奇想曲」作品1より第13曲「悪魔の笑い」
シィンティング/春の陶酔第3番作品32(ピアノ独奏)
T.ラカトシュ/セレナーデ変ホ長調
ショパン(サラサーテ編)/ノクターン変ホ長調
フィッシェアル(ラカトシュ編)/アルプスの南の門に望む
(料金:S席=3500円)1階7列32番
コメント:
 ウィーンのホイリゲ(大衆居酒屋)にはシュランメルと呼ばれる流しのヴァイオリニストがいて名物になっているが、これが存外な腕前なのである。というわけで、今回はシュランメルの雰囲気を新潟にいながらに味わおうというコンサート。ラカトシュ親子の父(6代目)の方は、本当に芸人の雰囲気を漂わせる弾きぶりでなかなか楽しい。それに対して息子(7代目)はまともな弾き方で、逆に言えば面白みに欠ける点もある。このひとが弾いているときは眠くてしかたがないのである。
 もう一つのこのコンサートの聞き物はチターの独奏。何本もある弦を両手で巧みに弾きこなす。最後はこの楽器を有名にした映画のテーマ、「第三の男」で締めるのはお約束。それ以外にも聞きなれた曲の数々で楽しませてくれる。
 しかし、こうした小品を36曲つらねるコンサートというのは、意外に疲れる。おまけに演奏時間も2時間半以上。演奏時間が長ければいいってもんじゃないと思うのだが。
2004年4月25日(日)(5:00pm開演)(7:25pm終演)
東京交響楽団第26回新潟定期演奏会
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:飯森範親
ピアノ:ファジル・サイ
曲目:
モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番 イ長調K.488
(アンコール:ファジル・サイ/ブラック・アース)
(アンコール:ファジル・サイ/バラード)
(休憩20分)
マーラー/交響曲第5番 嬰ハ短調(最終校訂2002年版)
B席会員
コメント:
 ファジル・サイが新潟でリサイタルを開いたのは2002年6月18日、FIFAワールドカップで日本がトルコに負けた、その日のことだった。この時にアンコールで弾いた曲が今日のアンコール曲だった。あの時のリサイタルは変幻自在さにびっくりしたものの、荒さも目立ったのだが、今日はコンチェルトということもあって、奔放ではあるけれども指揮者とうまくマッチングしていたと思う。
 さて、マーラーの5番。ほどほどの演奏でも大ブラボーのくる曲ではあるが、今日の演奏は本当に素晴らしかった。この曲がどういう意図をもって作曲されたのかは不勉強で知らないのだけれども、冒頭のファンファーレはメンデルスゾーンの結婚行進曲を葬送行進曲にもじったものと思う。そして死の混沌からあの甘美なアダージェットは天へと向かう音楽。そのアダージェットは普通の二倍時間がかかろうかという超スローペース。そのぎりぎりの速度から第5楽章の天国(パラダイス)へ昇り詰めるというカタルシスであろう。まあ曲の下手な解釈は止めて目の前で繰り広げられる至高の音楽に身をゆだねる幸せ。すばらしい。
 ところで、プログラムのスペシャル・エッセイに、恥ずかしながら私の文章が載っていました。新潟大学の林先生の文章を差し置いて私の文章の方が大きいスペースで恐縮至極。
2004年4月11日(日)(2:00pm開演)(2:50pm終演)
楽路歴程 第4回
会場:新潟市坂井輪地区公民館
ソプラノ:横田聡子
ヴァイオリン:奈良秀樹
チェンバロ:笠原恒則
曲目:
J.S.バッハ/
 結婚カンタータ「いまぞ去れ、悲しみの影よ」BWV.202
 協会カンタータ「心と口と行いと生活をもって」BWV.147
 ヴァイオリンとチェンバロのソナタ第4番ハ短調BWV.1017
 教会カンタータ「キリストは死の縄目につきたまいぬ」BWV.4
 追悼頌歌「侯妃よ、さらに一条の光を」BWV.198
(料金:無料)
コメント:
 今日がイースターの日ということもあって、バッハのカンタータ集の演奏会である。手作りのチェンバロとヴァイオリンに歌という組み合わせ。歌はちょっと力不足を感じたけれども、チューニングも若干狂っていたけど、楽しめました。ことにソナタ第4番はなかなかの名曲です。ちょっと「マタイ受難曲」を思わせるメロディーもあったりして。地元でこういう活動を地道にやっているというのはなかなかすばらしいことです。
2004年3月28日(日)(5:00pm開演)(7:25pm終演)
東京交響楽団第25回新潟定期演奏会
「ポーランド音楽の変遷」
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:秋山和慶
ピアノ:中村紘子
管弦楽:東京交響楽団
コンサートマスター:大谷康子
曲目:
ルトワルスキ/オーケストラのための書
ショパン/ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調作品21
(休憩20分)
ペンデレツキ/交響曲第3番
コメント:
現代曲をやりたいけれども、それだけでは客が入らないので中村紘子のショパンをはさんだコンサート。こうでもしなければなかなか現代曲を聞く機会もない。現代曲だけなら私もちょっと気が重い。
ただ、今日は特に過密スケジュールが災いしてとにかく眠い。ルトワルスキは私にとっては、いと悪すぎ、である。こういう「効果音」が音楽であるとは言い難いと思う。ショパンも半分ゆめうつつの中で聞く。中村紘子だから大きな破綻もないけれども素晴らしい感動というほどでもない。まあ普通でした。普通に弾くのって実は難しいことなのだけれども。ペンデレツキは現代音楽としてはまずまず「聞ける」曲ではあった。打楽器12人集めるというのはいかにも現代。こういう曲はCDじゃなんだかわからない。印象としてはショスタコーヴィチに感じが似ている。現代の作曲家にとってショスタコーヴィチは常に意識せざるを得ない作曲家なのではないか、と改めて思った。
2004年3月27日(土)(3:00pm開演)(5:30pm終演)
茂木大輔隊長と名曲の森探検隊
第3回「“運命”徹底解説!」
会場:三鷹市芸術文化センター・風のホール
指揮・音楽監督:茂木大輔
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル「風」
コンサートミストレス:佐イ分利恭子
曲目:
ベートーヴェン/交響曲第5番 ハ短調作品67
(アンコール:ベートーヴェン/交響曲第8番より第2楽章
(料金:会員3000円)
コメント:
茂木さんの徹底解説シリーズ、今回は「運命」である。耳が聞こえないという音楽家にとって致命的な障碍を受けながら、不屈の精神で蘇った男の物語。ベートーヴェンがこの曲を最後の最後まで推敲を重ね、より完璧な作品に仕上げていった過程を、修正される前のスケッチを演奏することによって実感。当初この曲はハ短調で始まり、ハ短調で終わるように構想されていたが、結局はハ長調で明るく、壮大に終わる。この曲を聴きなじんだわれわれはミステリの犯人を知っている読者のようにこの曲がこの先どうなるか知っている不幸があるが、初演の時、初めて聞いたひとは過去に類似の音楽がなく、さぞびっくりしたことだろう。そういうハラハラどきどき満載の音楽なのである。そして茂木さんは第3楽章を「スケルツォ(悪ふざけ)」と呼ぶのはマチガイであると主張。なぜなら第4楽章のフィナーレにスケルツォがあるからだ。ここで茂木さんは英雄交響曲の「スケルツォ」を実演して対比する。
また、この曲が「運命の動機」というたったひとつのリズム動機で全曲統一して作られている学説に対し、茂木さんは第4楽章に顕著に現れる「シドレ」を第二の動機であるという新説を提起。この動機は第1楽章の第2主題にさりげなく出現。開放的な場面では必ず登場していて、この曲が不幸を乗り越えて以前より高い場所に至るという不屈のモットーが描かれた曲であると言えるとしている。
あらためてこうして見て行くと、私がなぜかこの交響曲を無意識に第9交響曲と混同しがちだったこともあながち間違いではないんだという印象をもった。つまりベートーヴェンは第5番で表現した不屈の精神を、より高めた形で第9番を作ったといえるのではないか。まことに目から鱗が落ちるコンサートでありました。
2004年3月14日(木)(2:00pm開演)(5:25pm終演)
團伊玖磨オペラ「夕鶴」全曲公演
会場:長岡リリックホール・コンサートホール
音楽監督:中澤桂
指揮:船橋洋介
演出:十川稔
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
出演:
つう(ソプラノ):五十嵐郊味
与ひょう(テノール):内山信悟
運ず(バリトン):久岡昇
惣ど(バス):高橋啓三
子ども達:長岡少年少女合唱団
(料金:3000円)
コメント:
 「夕鶴」を2幕に分け途中20分の休憩を入れた公演。舞台の左手半分にオーケストラが鎮座し、右手に昭二と囲炉裏のセットを作っただけのシンプルな舞台。登場人物も少なく、作曲された1952年当時、限られた環境の中でも上演可能なオペラとして作られたことが分る。木下順二の戯曲を、台詞を一言も変えないという困難な条件のもとに作曲作られたという。内容は誰もが知っている話であり、3時間のオペラにするのは相当大変だと思う。途中ちょっと眠くなってしまった。つうが機を織るのを音楽で表現していたのは面白かった。
2004年3月10日(水)(7:00pm開演)(9:25pm終演)
ロンドン交響楽団創立百周年記念タケダ・グローバル・コンサート(London Symphony Orchestra)
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:サー・コリン・デイヴィス(Sir Colin Davis)
ヴァイオリン:庄司紗矢香
曲目:
シベリウス/交響詩「大洋の女神」作品73
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調作品47
(アンコール:イザイ/ソナタ第2番より「プレリュード」)
(休憩20分) ストラヴィンスキー/バレエ音楽「火の鳥」全曲(1910年版)
(アンコール:チャイコフスキー/歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ)
(料金S席会員=12600円)プログラム1000円 コメント:
 有名楽団のコンサートにしては満員にならなかったのは残念。ソリストの知名度がいまいちだったのだろうか。その庄司紗矢香は小さい体に似合わず迫力のある演奏だった。ちょっと前までは「作られた天才少女」という感じもあったが、しっかりと技量を磨いているように感じる。
休憩後の「火の鳥」は1910年版なので演奏会でバレエなしで聞くのはちょっとつらい曲。時間的にも1945年版などコンサート用編集版の方が良かったと思う。ただし、演奏はやっぱりすごい。イギリスのオーケストラもヨーロッパと違ってあまり響きのないホールがホームグラウンドらしく、繊細さよりは大胆な演奏で、英米のオケの特質として録音に向く音作りと思う。そういう意味ではこういう曲がお得意なのだと思う。
2004年3月7日(日)(3:00pm開演)(5:05pm終演)
大人のためのオーケストラ鑑賞教室
茂木大輔隊長と名曲の森探検隊 第2回「パリのハイドン」
会場:三鷹市芸術文化センター・風のホール
指揮・音楽監督:茂木大輔
管弦楽:オーケストラアンサンブル「風」
コンサートミストレス:佐イ分利恭子
曲目:
ハイドン/交響曲第82番 ハ短調「熊」より第1楽章
ハイドン/交響曲第83番 ト短調「雌鳥」
ハイドン/交響曲第85番 変ロ長調「王妃」より第2楽章
(休憩15分)
ハイドン/交響曲第88番 ト長調「V字」
(アンコール/交響曲第82番「熊」より第4楽章)
(料金:会員3000円)
コメント:
 茂木大輔隊長の名曲解説、今回は茂木さんが愛してやまない、ハイドンの交響曲。ハイドンはハンガリーのエステルハージ公爵家の宮廷楽長として多忙を極めていたため、ほとんど旅行もできず、「パリ交響曲」といってもパリに出かけたわけではない。当時非常に売れっ子だったハイドンにパリのコンセール・ド・ラ・ロージュ・オランピクから依頼されて作曲された6曲のセットを指す。ハイドンの交響曲はベートーヴェンやシューベルト、ブラームスのやったことを既に先んじてやっている。そしてハンガリーの民俗音楽も取り入れているところはバルトークも真っ青。現代では影の薄いハイドンではあるが、その音楽はなんと革新に満ちていたのか、それを知れば、ベートーヴェンもたんなるハイドンの追随者となってしまうのだった。
2004年3月6日(土)(6:00pm開演)(9:20pm終演)
聖トーマス協会合唱団&ゲヴァントハウス管弦楽団「マタイ受難曲」(日本語字幕)
会場:横浜みなとみらいホール
テノール(福音史家):マルティン・ペッツォルト
ソプラノ:ウテ・ゼルビッヒ
アルト:ズザンネ・クルムビーゲル
バス:マティアス・ヴァイヒェルト
バス:ゴットホルト・シュヴァルツ
指揮(聖トーマス協会カントール):ゲオルク・クリストフ・ビラー
合唱:聖トーマス協会合唱団
管弦楽:ゲヴァントハウス管弦楽団
曲目:
J.S.バッハ/マタイ受難曲BWV.244b〜初期稿〜
(料金:S=13000円)1階10列26番
コメント:
 その昔バッハ自身がカントール(音楽監督)をしていたライプツィヒ聖トーマス協会合唱団とゲヴァントハウス管弦楽団によるマタイ受難曲の初期稿による演奏。合唱は小学生から高校生ぐらいの少年たちによる合唱団によるもので、ペテロの否認の場面も女中役、ペテロ役ともに合唱団(女中はボーイソプラノ)が勤める。全体として、ドラマ色を薄めた、真面目な演奏となっている。それはある面物足りなさもあるのだが、もともと教会のミサとして演奏されたということを考えれば、合唱団は全員男性であるはずであり、ひとつの解釈としてうなづけるものではある。オーケストラと合唱は2つに分割されているが通奏低音のグループは共通。第2部の冒頭のがアルトでなく、バス独唱で始まるとか、ヴィオラ・ダ・ガンバの代わりにリュートが使われているとかかなり後期稿と異なっている部分があるのは興味深い。翻訳の関係かもしれないが、テキストも大分違っているように思った。初期稿から後期稿へよりドラマティックな改変がなされているということがよくわかる演奏会だった。
2004年2月29日(日)(4:00pm開演)(6:30pm終演)
茂木大輔のオーケストラコンサート
「新世界交響曲」を100倍楽しもう!
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮・お話:茂木大輔
オーケストラ:人間的楽器学管弦楽団
コンサートミストレス:佐イ分利恭子
曲目:
ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」作品95
一部演奏曲:
ベートーヴェン/交響曲第5番、第6番「田園」
チャイコフスキー/交響曲第5番
ドヴォルザーク/弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」
ほか
(アンコール:ドヴォルザーク/スラブ舞曲第9番)
(料金:A席会員=2250円)3階J4列20番
コメント:
 茂木さんの指揮する三鷹でのシリーズが新潟に二度目の登場である。この曲の第1主題を父、第2主題を母、第3主題を息子と見なし、母は第1楽章だけであとは登場しないので死亡。第1主題と第3主題のせめぎあいを父子の葛藤のドラマと解説。新世界に夢をもってやってきた男の死に至るドラマととらえることによってこの交響曲を100倍楽しもうというのが茂木さん流の交響曲の楽しみ方の提案である。解釈自体は茂木さんの勝手な解釈かもしれないが、音楽の聞き方に対するひとつの素敵な試みとして大いに心動かされるのである。それ以外にも、ブラームスとチャイコフスキーの影響は確かにドヴォルザークの作品には強く感じられるし、第3楽章のベートーヴェンの「運命」の連想なども確かだと思う。そして第2楽章だけに使われるイングリッシュホルンとチューバ。第3楽章に使われるチェコ式トライアングル、第4楽章で一回だけ鳴らされるシンバルなど、楽器の独特な使い方も興味深い。とにかく、作曲家と曲目を深く知れば知るほどクラシック音楽は推理ドラマのような面白さに満ちてるのであった。いってみれば、茂木大輔氏はクラシック音楽の謎を解く名探偵といったところである。さて、来週は三鷹で第2回目のシリーズを楽しみたい。
2004年2月5日(木)(7:00pm開演)(9:15pm終演)
上原彩子ピアノ・リサイタル
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
曲目:
チャイコフスキー/ドゥムカ ハ短調−ロシアの農村風景 作品59
チャイコフスキー/ピアノ・ソナタ(大ソナタ)ト長調 作品37
(休憩15分)
スクリャービン/練習曲 作品42−4 嬰ヘ長調
スクリャービン/練習曲 作品42−1 変ニ長調
スクリャービン/練習曲 作品8−11 変ロ長調
スクリャービン/練習曲 作品8−10 変ニ長調
リスト/バラード第2番 ロ短調
リスト/コンソレーション第3番 変ニ長調
リスト/忘れられたワルツ第1番
リスト/メフィストワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」
料金:全席指定4500円
コメント:
 第12回チャイコフスキー国際コンクール優勝の上原さんのコンサート。ヤマハ音楽教室出身とあってピアノはヤマハを使用。前半はちょっとガンガン行きすぎな印象だったけれども、後半はこちらの耳が慣れてきたのか、演奏者の調子が出てきたのか印象は良くなる。技巧的にも高いものを持っているし、独自の色を感じる。さすがに国際コンクールで優勝するだけのことはある。
2004年1月30日(金)(7:00pm開演)(9:20pm終演)
高嶋ちさ子&加羽沢美濃カジュアルクラシックス
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
ヴァイオリン:高島ちさ子
ピアノ:加羽沢美濃
曲目:
J.S.バッハ/G線上のアリア
クロール/バンジョーとヴァイオリン
ピアソラ/リベルタンゴ
カッチーニ/アヴェ・マリア
加羽沢美濃編/ヒット曲ファンタジー
(高嶋ちさ子のヴァイオリン講座)
モンティ/チャルダーシュ
(休憩20分)
加羽沢美濃/ラピシア、やさしい風、春のスケッチ
映画音楽メドレー
(加羽沢美濃のリクエストコーナー)
マスネ/タイスの瞑想曲
サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン
(アンコール:即興演奏、ほか)
(料金:S席会員2700円)2階C7列22番
コメント:
 クラシックからポップスまで幅広い音楽とトークを楽しむカジュアルクラシックス。3階席まで大入りである。こういうプログラムだとやっぱり客は入るのである。
 このシリーズは7年ほど続いているそうだけれども、二人の掛け合い漫才のような楽しいトークも人気の秘密だろう。クラシックを日ごろ聞き込んでいる人にとっては物足りない内容かもしれないけれども、一般のひとのクラシック入門としてはいいと思う。
 高嶋さんのコーナーは5万円の大量生産のヴァイオリンと2億円のストラディヴァリウスの弾き比べ。ただ、ホールの響きが良すぎて5万円のヴァイオリンでもなかなか良い音がしていたのはご愛嬌。正直に言うと私はあまり差を感じられなかった。私の耳がいかに当てにならないかという証拠です。
 作曲家として活躍中の加羽沢さんは客席のリクエストにそって即興でメドレーにして弾くというもの。一度も失敗したことがない、ということだけれども本人は正解のない演奏だから失敗はありえないのだそうな。こういうコンサートを聞くと、ただ単純にクラシックを音楽として楽しむ喜びと、もっと骨のある演奏をやっぱり聞きたいという欲求不満をともに感じるというのも人間矛盾しているものである。
2004年1月25日(日)(5:00pm)
東京交響楽団第24回新潟定期演奏会
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:飯森範親
コンサートマスター:大谷康子
曲目:
細川俊夫/オーケストラのための「海からの風」(委嘱新作)
R.シュトラウス/アルプス交響曲 作品64
(料金:定期会員B席3200円)
コメント:
 プレトークは飯森範親と細川俊夫の対談。細川の新作への思いなどが語られたほか、飯森がアルプス交響曲演奏の参考として2週間前に訪れたシュトラウスのガルミッシュの別荘やドイツ・アルプスの最高峰、ツークシュピッツェの話など。
 さすがに今日のプログラムでは一般の観客は少なく、3階席はほとんど空席。細川俊夫の新作はそれほど聞き苦しい作品ではなかったけれども、やはり睡魔に襲われてよく聞けなかった。一方、アルプス交響曲はシュトラウスの作品の中では家庭交響曲ほど退屈ではないので、眠くはならず、楽しめた。およそ150人を要するというオーケストラ膨張の極地ともいえる作品で、ティンパニ2台、カウベルに風音機までにぎやかなことおびただしい。そういうめずらしい楽器を楽しめるから退屈でないだけなのかもしれないが。
2004年1月15日(木)(8:00pm開演)(10:10pm終演)
ウィーン・リング・アンサンブル(WIENER RING ENSENBLE)
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
ヴァイオリン:ライナー・キュッヒル/エクハルト・ザイフェルト
ヴィオラ:ハインリヒ・コル
チェロ:ゲアハルト・イーベラー
コントラバス:アロイス・ボッシュ
フルート:ウォルフガング・シュルツ
クラリネット:ペーター・シュミードル/ヨハン・ヒントラー
ホルン:ギュンター・ヘーグナー
曲目:
J.シュトラウス2世/オペレッタ「こうもり」序曲
ヨーゼフ・シュトラウス/ワルツ「天体の音楽」
J.シュトラウス2世/シャンペン・ポルカ
ツィーラー/ポルカ・シュネル「人生は喜び」
J.シュトラウス2世/ワルツ「ウィーンの森の物語」
J.シュトラウス2世/ポルカ「観光列車」
(休憩15分)
J.シュトラウス2世/オペレッタ「くるまば草」序曲
ツィーラー/ワルツ「天国の幸せ」
J.シュトラウス2世/ポルカ「クラップフェンの森で」
ライターマイヤー/ワルツ「ウィーンの心」
レハール/オペレッタ「メリー・ウィドウ」より
 “唇は黙していても”“女の研究はやさすくないよ”
(アンコール:J.シュトラウス2世/ギャロップ「フリオーゾ」)
(アンコール:J.シュトラウス2世/美しく青きドナウ)
(アンコール:J.シュトラウス/ラデツキー行進曲)
(料金:A席=5000円)2階B4列11番
コメント:
 大雪の影響で開演時間が予定より1時間遅れるハプニング。前日札幌でコンサートがあり、今日は函館から名古屋に飛んで10時間かけて新潟にたどりついたという。メンバーは見たところ年配の方が多く、さぞやお疲れだったと思う。それやあらぬか、最初はちょっと精細を欠いているような感じも受けたが、徐々に調子が上がって後半は良かった。アンコールはやはりお約束の「美しく青きドナウ」と「ラデツキー行進曲」。まあこういうワンパターンもいい。今回のツアーは今日が楽日だったようでお疲れ様でした。

2004年1月24日(土)(2:00pm開演)(4:35pm終演)
第24回ミケランジェロ・アバド国際コンクール優勝記念
枝並千花ヴァイオリンコンサート
ヴァイオリン:枝並千花
ピアノ:安宅薫
会場:だいしホール
曲目:
ヴィターリ/シャコンヌ
パガニーニ/「24のカプリス」作品1より24番
バッハ/「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番」よりアダージョ・フーガ
サラサーテ/「序奏とタランテラ」作品43
(休憩15分)
武満徹/「十一月の霧と菊の彼方から」
ピアソラ(啼鵬編)/「リベルタンゴ」
サン・サーンス/ヴァイオリン・ソナタ第1番 作品75
(アンコール:ラフマニノフ/ヴォカリーズ)
(アンコール:ピアソラ/リベルタンゴ)
(料金:1500円)
コメント:
 新潟出身の枝並さんは現在、桐朋学園大学音楽学部在学中の大学生ということだけれども、さすがに国際コンクール優勝とあって、いい演奏。単に上手いとか正確という以上の豊かさを予感させる演奏だった。小曲中心のリサイタルだったので、次は協奏曲など聞いてみたいと思う。

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