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コンサート日記2003年


2003年12月28日(日)(2:00pm開演)(3:30pm終演)
BLUMWNSTRAUSS
Vol.1ヴァイオリンとヴィオラの音の世界
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館スタジオA
ヴァイオリン:鈴木花恵
ヴィオラ:尾崎望
曲目:
クライスラー/レチタティーヴォとスケルツォカプリス 作品6
イザイ/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番
モーツァルト/ヴァイオリンとヴィオラのためのデュオ K.423
(休憩15分)
ヘンデル(ハルボルセン編)/ヴァイオリンとヴィオラのためのデュオ“パッサカリア”
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
(料金:1000円)
コメント:
 今年最後のコンサートはヴァイオリンとヴィオラの姉妹コンサート。マイナーなコンサートの割りに客の入りは良い。未就学の子どももたくさんいたが、一般的ではないプログラムにもかかわらず静かに聞いていた。音楽教室の生徒かな。
演奏はちょっと荒い部分もあったけれどもまずまず。といっても、ここのところ寝不足気味でついうとうとしてしまいました。
2003年12月27日(土)(6:00pm開演)(7:30pm終演)
東京フィルハーモニー交響楽団「第九」特別演奏会
会場:長岡市立劇場
指揮:チョン・ミョンフン
ソプラノ:アンナ・トモワ=シントウ
アルト:寺谷千枝子
テノール:福井敬
バリトン:ディミトリ・ティリアコス
合唱:東京オペラシンガーズ/地元公募による合唱団
コーラスマスター:船橋洋介
曲目:
モーツァルト/モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」
ベートーヴェン/交響曲第9番 ニ短調作品125「合唱付」
(料金:B席5000円)
コメント:
 チョン・ミョンフン指揮の第九演奏会が長岡で聞けるとあって、会場は満員の盛況。そのせいか、途中入場者がひっきりなし!会場の案内係もたわけたことに座席の位置を知らないらしく右往左往。演奏が始まっているのにまだ席にたどりつけない客がすぐ近くの席だったため、コンサートに集中するのに時間がかかる。やっぱり第九の演奏会は客種が落ちるのか。
 東京フィルは最近主力が大量に抜けたりして質が落ちているとも言われている。確かに金管などはちょっと不安もある感じがしたが、逆に若手奏者にとってはチャンスである。新しいことを始める時には混乱はつきものなので、それを逆手にとって伸びていって欲しい。ソプラノはちょっとピークを過ぎた感じでちょっと苦しい。合唱はオペラシンガーズ40人+地元合唱団100人といったところ。さすがに素晴らしいけれども、地元合唱団の存在意義はどうなの?っていう疑問も。プロの合唱団と共演できるのはそれでそれで意義あるのかもしれない。
2003年12月25日(木)(6:30pm開演)(8:25pm終演)
りゅーとぴあのクリスマス〜クリスマス・キャロルとオルガン〜
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
オルガン:和田順子
指揮:有村祐輔
合唱:バッハ・コレギウム・ジャパン
(ソプラノ:懸田奈緒子/鈴木美紀子、カウンターテノール:青木洋也/上杉清仁、テノール:谷口洋介/水越啓、バス:藤井大輔/渡辺祐介)
器楽:りゅーとぴあ古楽アンサンブル
(コンサートマスター/蒲生克郷、ヴァイオリン:渡邊慶子、ヴィオラ:深沢美奈、チェロ:花崎薫、コントラバス:笠原勝二、ファゴット:江崎浩司、フルート:大竹尚之/中村忠)
曲目:
M.ヴェックマン/第2旋法によるマニフィカト*
「ノエル、ノエル」「アヴェ・マリア」「クリスマスさんこんにちは」
J.ブル/われらにみどりご生まれたもう*
W.バード/「みどり子が生まれて」「おお、偉大なる神秘」「祝福されし処女」
A.カーター/マリアのマニフィカト
H.C.シュテュアート/この日大地は鳴り響く
(休憩20分)
C−B.バルバートル/「ノエル集」より 汝らの優しき大いなる神*
M−A.シャンパルティエ/降誕祭のための真夜中のミサ
(アンコール:プレトリウス/In Sulci Jubilo甘き喜びに)
(料金:S席会員=3150円)
コメント:
開演時間が6時半だったせいか、前半途中でどんどん客が入ってくるのは困ったもの。開演15分前にあまりにもがらがらだったので心配してたけど、こういう地味な演目にしてはまあまあの入り。前半はステージが暗いこともあって、半分寝ていた。カーブドッチワインのサービスが休憩時にあったので、一杯だけご相伴にあずかる。後半また眠くなるかと思ったけれどもそれほどでもなく大丈夫だった。やっぱり知らない曲ばかりというのはなかなかきつい。
2003年12月23日(火祝)(6:00pm開演)(7:50pm終演)
ケイリン福祉コンサート 第九合唱演奏会
会場:弥彦総合文化会館
指揮:堀俊輔
ソプラノ:芳賀惠
メゾ・ソプラノ:押見朋子
テノール:土崎譲
バス・バリトン:三浦克次
管弦楽:東京交響楽団
合唱:弥彦で第九を歌う会
合唱指導:押見栄喜
曲目:
ベートーヴェン/「コリオラン」序曲
(休憩10分)
ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調 作品125「合唱」
(アンコール:グルーバー/きよしこの夜)
(アンコール:蛍の光)
(料金:全席自由2000円)
 東響は毎年新潟県内の各地で地元の合唱団との第九演奏会を行っている。たぶんこれが初めてのクラシック演奏会という観客も多いのだろう。地元のおばちゃんたちが精一杯のおめかしをしてやってくる。チューニングをはじめてもおしゃべりしているし、当然のごとく楽章間では拍手が起こる。そんな観客にたいしても、オーケストラは手を抜いた演奏などはしない。合唱団も持てる力を十分に発揮していた。歓喜の歌の後には、あろうことか、「きよしこの夜」と「蛍の光」のサービスまでついている。両親を連れて行ったら母が蛍の光を口ずさんでいました。まあ、これはこれでいいコンサートではありました。
演奏自体は一昔前の力みかえったベートーヴェン。これぞベートーベンだぞ、もんくあっか!って感じで、こういうのも最近ではあまり聞かなくなった演奏なので結構楽しい。こういう演奏の方が地方では受けがいいんだろうなあ。
2003年12月12日(金)(6:30pm開演)(8:30pm終演)
新潟大学クラシックギター部 第40回定期演奏会
会場:新潟市音楽文化会館ホール
曲目:
<合奏> ミシェル・ルグラン/キャラバンの到着
リロイ・アンダーソン/プリンク・プリンク・プリンク!、ブルー・タンゴ
ホセ・マンソン/コーヒー・ルンバ
アメリカ民謡/聖者の行進
久石譲/Asian Dream Song
<二重奏:相田智子/大河原広志>
ピアソラ/リベルタンゴ
アンドリュー・ヨーク/三千院
<合奏> ザ・シュープリームス/恋はあせらず
ヘンデル/水上の音楽
チチ松村/風の国
プホル/ブエノスアイレス組曲 第1楽章Pompeya
<独奏:関根清志><
デュアルテ/「イギリス組曲」よりフォーク・ソング
アルベニス/入り江のざわめき
<合奏> ヴィヴァルディ/「四季」より春 第1楽章
レスピーギ/イタリア−ナ
ケテルビー/ペルシャの市場にて
チャイコフスキー/スラブ行進曲
(料金:招待)
コメント:
 レベルの低い学生の演奏会など聞く価値がない、かもしれない。今回も招待券を貰ったので、義理で行ったということもある。でもギターの合同演奏などはプロの演奏を聞くことはまずない。レベルうんぬんはまあ、目をつぶるとして、数十名が集まって合同演奏をするギターというのは、結構いいのである。ヴィヴァルディの「四季」やチャイコフスキーの「スラブ行進曲」なんか、独特の味わいがあるのだ。
2003年11月24日(月祝)(2:00pm開演)(4:15pm終演)
サンクトペテルブルク放送交響楽団
会場:上越文化会館
指揮:スタニスラフ・ゴルコヴェンコ
ピアノ:イリーナ・メジューエワ
曲目:
グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番 変ロ長調作品23
(アンコール:ショパン/子犬のワルツ)
(休憩15分)
チャイコフスキー/交響曲第6番 ロ短調作品74「悲愴」
(アンコール:チャイコフスキー/「雪娘」より「メロドラマ」)
(料金:S席6000円、プログラム1000円)17列46番
コメント:
総勢47人というこじんまりしたオーケストラである。弦26人(第1ヴァイオリン8、第2ヴァイオリン6、ヴィオラ4、チェロ5、コントラバス3)に対して管楽器と打楽器が21人でこれが思いっきり吹くのでバランスが悪いことおびただしい。もともと弦楽器が少ないのか、予算の都合で来なかったのかわからないけれども、悲愴の第4楽章もちょっとやかましすぎた。
メジューエワのコンチェルトはまあまあ良かった。楽譜を見ながらの演奏の言い訳がホワイエのあちこちに張ってあるのはなんだかなあ。最近はソリストが楽譜を見ながら演奏することも多くなっているのでそんなに言い訳がましくしなくても、と思うがなんか文句つけるひとがいるんだろうなあ。全体として、高いお金をかけて遠方までいくほどの演奏会ではなかったけれども、金返せ、というほどでもなかった。地元ならそれなりに満足でしょう。
2003年11月21日(金)(7:00pm開演)(9:15pm終演)
スウェーデン放送合唱団(Swedish Radhio Choir)
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:フレドリク・マルムベリ(Fredrik Malmberg)
曲目:
ヤン・サンドストレーム/「ラップ人のヨイク」
モンテヴェルディ/「アリアンナの嘆き」(私を死なせないで)
マンテヤルヴィ/「天体の組曲」
 1.導入曲、2.太陽、3.月、4.北極星
(休憩20分)
ヒルボルイ/ムウヲオアヱエユイユエアオウム(16声の混声合唱のための)
ブラームス/「愛の歌」(ワルツ集)作品52より
 1.話してよ、大好きな乙女 2.流れは岩に当たってざわめき 6.ちいさい、かわいい小鳥が 10.おお、泉はなんてやさしく 11.いや、とてもつき合えない 12.鍵を作ってくれ 15.ナイチンゲールはなんてきれいに歌うの 18.茂みが揺れ動いている
マーラー(ゴッドワルド編)/「我はこの世に忘れられ」
プーランク/「人間の顔」より「この世のすべての春の中で・・・」「歌いながら修道女たちは進む」「自由」
(アンコール2曲)
(料金:S席会員4500円)2階C4列26番
コメント:
 世界トップクラスの合唱団、スウェーデン放送合唱団のア・カペラ・プログラムを新潟で聞けることの幸せを実感。今月は新潟はウィーンフィルもあり、本当に素晴らしい月である。前半の曲は静かな、眠りに誘うようなプログラム。後半は徐々にボルテージを上げ、プーランクは素晴らしい音量を聞かせてくれる。アンコールの2曲も素晴らしかった。つくづく人間の声というものが、最も素晴らしい楽器であることを思わずにいられない。現代曲のかなり前衛的な曲でも、合唱となればかなり聴きやすいと思う。まさに至福の時間であった。 
2003年11月12日(水)(7:00pm開演)(8:43pm終演)
Zephyr Tour 2003
会場:だいしホール(新潟市本町通7)
出演:
ヴィオラ:于波
ダブルベース:深沢功
ピアノ:新谷千晶
ヴァイオリン:稲庭達
曲目:
クライスラー/中国の太鼓
ラ・クンパルシータ
喜納昌吉/花
ディニク/ひばり
ピアソラ/キーチョ、デカリシモ、タンガータ
ピアソラ/リベルタンゴ
ほか
(料金:前売3500円)
コメント:
 元大阪センチュリー交響楽団コンサートマスターの稲庭達さんが参加しているアンサンブルユニット。中国ハルビン出身のチェリスト、于波を中心に、コントラバスの深沢功(九響首席奏者)、ピアニスト新谷千晶というメンバー。もともとピアソラが弾きたかったというパワフルなメンバーたちだが、稲庭が加わってさらにヒートアップしたといった感じだ。
稲庭達さんについては、前に「アンサンブルだいし」でも聞いたことがあるが、ちょっとパワフル過ぎてアンサンブルの中でちょっと浮いていた感じだったため、今回は正に水を得た魚といった趣。こういったジャンルを問わないユニットというのは、クラシックファンからは異端視されるし、かといってジャズファンからも支持されにくく、難しいところ。今回の聴衆も稲庭さんのお母さんの交友関係中心で年配の方が多く、ちょっとミスマッチな部分もあった。しかし演奏はさすがに力のあるひとたちなので、素晴らしい。なによりもアンプを通さない生の演奏が心地よい。この先どう進むのかわからないが、成功してほしいと思う。
2003年11月11日(火)(7:00pm開演)(9:00pm終演)
カルテットシリーズVol.9
アルテミス・カルテット(Artemis Quartet)
会場:新潟市音楽文化会館
ヴァイオリン:ナターリア・プリシェペンコ(Natalia Prischepenko)
ヴァイオリン:ハイメ・ミュラー(Heime Muller)
ヴィオラ:フォルカー・ヤコブセン(Volker Jacobsen)
チェロ:エッカート・ルンゲ(Eckart Runge)
曲目:
ヤナーチェク/弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」
ピアソラ(ルンゲ編)/「天使の組曲」より
 (天使へのイントロダクション、天使のタンゴ、天使のミロンガ、天使の死)
(休憩20分)
シューベルト/弦楽四重奏曲第14番 ニ短調D.810「死と乙女」
(アンコール:シューベルト/「四重奏断章」より第2楽章アンダンテ)
(料金:S席会員3150円)11列9番
コメント:
 おお、またしても新潟から始まる来日コンサートである。アルテミス・カルテットは1989年、リューベック音楽大学の学生によって結成され、94年から現在のメンバー。ミュンヘン国際音楽コンクール、パオロ・ボルチアーニ国際コンクールで第1位受賞。今回は2回目の来日で、今後王子ホール、フィリアホールなどで演奏予定。
ヤナーチェクに始まり、ピアソラ、シューベルトと幅広い演奏曲目で観客を魅了。特にチェロのエッカート・ルンゲの編曲によるピアソラは面白い。非常にバランスのいいアンサンブル。これくらいのレベルの演奏者であれば、もうひとつ演奏者同士の丁々発止のぶつかりあいも見てみたいと思った。
2003年11月9日(日)(3:00pm開演)(5:20pm終演)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:クリスティアン・ティーレマン(Christian Thielemann)
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
曲目:
ベートーヴェン/交響曲第6番へ長調「田園」作品68
(休憩20分)
R.シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」作品40
(アンコール:R.シュトラウス/カプリッチョ作品85より「月光の音楽」
(料金:S席29000円)2階C7列26番
コメント:
 ついにやってきた、りゅーとぴあのウィーン・フィルコンサート。このコンサートを地元で聞ける幸せ!こういうコンサートは一朝一夕に開けるものではない。さまざまな方々のご苦労の結晶であるということを肝に銘じよう。特に今回も新潟が来日公演の皮切りとなったことを新潟人として誇りに思う。来日初回のコンサートは、楽員にとって必ずしもベストコンディションではないだろう。新潟の人にとって皮切りのコンサートを聞かされるのは、迷惑な話かもしれないけれども、新潟の観客の暖かさ、素晴らしさはもはや世界的に知れ渡っているのではなかろうか。ここでいい雰囲気のコンサートが開かれ、楽員たちが続くツアー公演で本領発揮となるならば、次々と新潟を皮切りに選ぶ演奏家が増えることだろう。これは演奏家にとっても、われわれ音楽ファンにとってもプラスになる。今日のコンサートもとてもいい雰囲気であったし、演奏が終わったあとの拍手のタイミングも素晴らしかった。
2003年11月3日(月祝)(2:00pm開演)(4:20pm終演)
宮谷理香ピアノリサイタル
会場:見附市文化ホールアルカディア
曲目:
モーツァルト/「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 (きらきら星変奏曲) ハ長調 K.265
シューベルト/即興曲 作品42 D.935
 第1番ヘ短調、第2番変イ長調、第3番変ロ長調、第4番ヘ短調
(休憩15分)
ショパン/24の前奏曲 作品28
(アンコール:シューベルト(リスト編)/ます)
(アンコール:ショパン/エチュード「革命」)
(料金:当日2300円)
コメント:
 95年のショパンコンクール入賞の宮谷理香のリサイタル。アルカディアは地方都市の宿命としてしょっちゅうクラシックのリサイタルを開けるわけではないけれども、たまに開かれるリサイタルはなかなかいい人選だと思う。久々にいいピアノの演奏を堪能した。ただ、ちょっと気になるのはたまにちょっと雑に聞こえるところがあること。たぶん、ショパンコンクール以来、ショパンはうんざりするほど弾かされているので慣れすぎてしまっているのかもしれないのでは。まあ素人がこんなこと言うのはまことに僭越ではありますが。
 終演後のサイン会では握手もしてもらいました。このホール、皆さん遠慮がちでなかなか並ばないのでいつも真っ先にサインをしてもらうことになるので、サイン目当ての人にはお勧めです。
2003年10月24日(金)(7:00pm開演)(9:15pm終演)
歌の花束シリーズVol.13
ジュゼッペ・サッバティーニ テノール・リサイタル
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
テノール:ジュゼッペ・サッバティーニ(Giuseppe Sabbatini)
ピアノ:マルコ・ボエーミ(Marco Boemi)
曲目:
ヘンデル/オペラ「クセルクセス」から「オンブラマイフ(懐かしい木陰)」
グルック/オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」から「エウリディーチェを失って」
ドニゼッティ/「愛の妙薬」から「人知れぬ涙」
プッチーニ/歌曲「太陽と愛」「あの偽りの約束」
R.シュトラウス/歌曲「あすの朝」「子守唄」
プッチーニ/「トスカ」から「星は光ぬ」
(休憩20分)
トスティ/歌曲「魅惑」「最後の歌」「もう君を愛さない」「マレ・キアーレ」
フォルヴォ/「君に告げてよ」
カルディッロ/「カタリ・カタリ」
デ・クルティス/「帰れソレントへ」
(アンコール:レハール/「微笑みの国」より「君こそわが心」)
(アンコール:トスティ/「かわいい口もと」)
(アンコール:R.シュトラウス/献呈)
(アンコール:カプア/オーソレミオ)
(料金:S席会員=6300円)2階C5列39番
コメント:
 ポスト3大テノール、というのはちょっと大げさと思うけれども、圧倒的な声量があるタイプではない。喉の調子がベストではなかったような感じで一曲歌っていきなり咳払い。歌い進むにつれて徐々に声も出てきたけれどもちょっと苦しんでいたかもしれない。ただ、おばちゃまを中心に客席も次第に熱を帯び、雰囲気が盛り上がった。やはりコンサートは観客のノリも重要な要素。2曲残したところでいきなり花束をもってかけよる二人組みのおばちゃまにもびっくりしたが。今回の来日は新潟のリサイタルのためにやって来たそうだが、27日に大阪のいずみホールで急遽公演が追加された。
2003年10月19日(日)(5:00pm開演)(6:40pm終演)
東京交響楽団第23回新潟定期演奏会>
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:井上道義
ソプラノ:佐藤しのぶ
メゾ・ソプラノ:エルザ・モールス
合唱:にいがた東響コーラス(合唱指揮:郡司博/宇野徹哉)
曲目:
マーラー/交響曲第2番 ハ短調「復活」
(料金:B席定期会員=3200円)
コメント:
とにかく多数の団員を集めなければいけない曲。金管奏者には外国人などのエキストラ多数。フルートも4人がピッコロ持ち換えだったりマーラーを演奏するのは大変である。重要なところで音を外したりしたのもエキストラの外国人だった。曲はもともと楽章ごとに別々に作曲されているため、交響曲というよりは寄せ集めの組曲という感じ。井上道義の指揮は相変わらずパワフル。
2003年10月13日(月祝)(3:00pm開演)(4:50pm終演)
奥村和雄ファミリーコンサート
会場:だいしホール(新潟市本町通7)
出演:
ビオラ:奥村和雄
ヴァイオリン:奥村愛
チェロ:奥村景
ヴァイオリン:庄司愛
曲目:
モーツァルト/ディヴェルティメント 変ロ長調K.137
モーツァルト/ヴァイオリンとチェロのためのソナタK.292
ハイドン/ヴァイオリンとヴィオラのためのソナタ No.10-1
ベリオ/ヴァイオリン二重奏曲 作品57−1
(休憩15分)
ブラームス/弦楽四重奏曲弟1番 ハ短調作品51−1
(料金2000円)
コメント:
第四銀行創立130周年記念のチャリティーコンサート。奥村愛人気もあって会場は満員。若いファンにとっては「マニアック」なコンサートだそうな(笑)。プロとして活動をはじめて舞台度胸もついてきて以前のような線の細さは感じられなくなりつつある。もうひとりの愛さん、庄司愛さんもしっかりとした演奏で好感持てる。チェロの景君はまだまだこれからかな。
2003年10月11日(土)(6:40pm開演)(8:40pm終演)
新潟市芸術祭2003 第51回新潟市芸能祭り
洋楽の夕べ“ジョイントリサイタル”
会場:新潟市音楽文化会館ホール
出演:
ピアノ:坂口明/大谷内陽子/石川美穂/今成真理子
曲目:
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタハ短調 第32番作品111(坂口)
シューマン/交響的練習曲 第13番(大谷内)
(休憩10分)
シューマン/幻想小曲集作品12(石川)
リスト/「巡礼の年第1年スイス」より“オーベルマンの谷”(今成)
ショパン/アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調作品22
料金:1000円
コメント:
 県内の音楽コンクール入賞者によるリサイタルだが、最後に演奏した今成さんがやはり一番安定した演奏ぶり。その他三人はまだ若さが残る演奏。今年の県音楽コンクール大賞の坂口君にしても、まだまだ若い。これからの熟成が楽しみだ。
2003年10月5日(日)(3:00pm開演)(5:15pm終演)
NHK音楽祭2003
NHK交響楽団
会場:NHKホール
指揮:シモーネ・ヤング(Simone Young)
ソプラノ:佐藤しのぶ/木嶋育
バリトン:ジェフリー・ブラック(Jeffrey Black)
曲目:
ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」序曲
ドニゼッティ/歌劇「ルチア」から(木嶋育、ジェフリー・ブラック)
  ルチアのアリア「あたりは沈黙にとざされ」
  前奏曲
  ルチアとエンリーコの二重唱「恐れに色を失うならば」
モーツァルト/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」から(ジェフリー・ブラック)
  序曲
  ドン・ジョヴァンニのセレナード「窓べにいでよ」
  酒の歌「みんな楽しくお酒を飲んで」
(休憩15分)
マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
プッチーニ/歌劇「トスカ」から(佐藤しのぶ)
  トスカのアリア「歌に生き、恋に生き」
ヴェルディ/歌劇「椿姫」から(佐藤しのぶ、ジェフリー・ブラック)
  第1幕への前奏曲
  ヴィオレッタとジェルモンの二重唱「天使のように清らかな娘が」
(アンコール:J.シュトラウス/「こうもり」序曲)
(アンコール:モーツァルト/「ドン・ジョヴァンニ」より「お手をどうぞ」=佐藤、ブラック)
料金:D席=2000円(3階C12列4番)
コメント:
 久しぶりにN響を聞く。やっぱり上手い。日本のオーケストラはどのオーケストラも悪くないと思うが、N響はその中でも日本のオーケストラをリードする存在であるのは間違いない。特にこのオーケストラが重要なのは、その演奏会が全国に中継放送されるということで、N響のありかたは常に日本のクラシック界に影響を与え続ける存在であるからだ。
 もうひとつ、N響の特質として、常に諸外国からのさまざまな指揮者と共演するということ。このことは特定の指揮者の色に染まらず、その都度新しい指揮者に合わせるオーケストラであるということ。そのため、このオーケストラは指揮者によって音色ががらりと変わる。このことはオーケストラのメンバーにとってはかならずしも誇れることではないのかもしれないが、聴衆にとっては、指揮者の実力をはっきりと知るためのすばらしい素材であるということが意義深い。
 今回の指揮者、シモーネ・ヤングはオーストラリア出身で、多くの歌劇場に出演しているひと。非常にダイナミックでメリハリのある指揮をする。ソリストもよく声が出ており、なかなか良かった。
2003年9月23日(火祝)(5:00pm開演)(7:50pm終演)
ドイツマグデブルグ歌劇場日本公演 歌劇「アイーダ」
会場:新潟県民会館大ホール
演出:マックス・ホフマン(Max K. Hoffmann)
指揮:天沼裕子
舞台デザイン:エーバーハルト・マティース(Eberhard Matthies)
衣装デザイン:シュテファン・シュタニージック(stephan Stanisic)
管弦楽:マグデブルグフィルハーモニー管弦楽団(Magdeburgische Philharmonie)
合唱:マグデブルグ歌劇場合唱団(Opernchor des Theaters der Landeshauptstadt Magdeburg)
バレエ:マグデブルグ歌劇場バレエ団(Ballettensembles des Theaters der Landeshauptstadt Magdeburg)
アイーダ(ソプラノ):アディーナ・ヴァレティン=ヴァイゼンベルク(Adina Walletin-Weisenberg)
ラダメス(テノール):ローレンス・バクスト(Lawrence Bakst)
アムネリス(メゾ・ソプラノ):ウンディーネ・ドライシッヒ(Undine Dreissig)
神官(バス):ポール・スケトリス(Paul Sketris)
アモナズロ(バリトン):ウルス・マルクス(Urs Markus)
エジプト国王(バス・バリトン):ヴォルフガング・クローゼ(Wolfgang Klose)
使者:トビアス・ケイル(Tobias Keill)
巫女:ウテ・バッハマイヤー(Ute Bachmeier)
(料金:A席=7000円)1階23列41番
コメント:
 アイーダを観るのは初めてだが、この演目は凱旋パレードをいかに派手に演じるかというのが目玉で、それ以外は心理的葛藤を延々と演じている、地味な舞台である。マグデブルクの野外劇場での演出は本物の象が登場する大掛かりな仕掛けで喝采を浴びたそうだが、県民会館の舞台では当然そのような大掛かりなものにはなりえず、ちょっと寂しい。まあ予想されていたことではあるが。
歌手はアムネリスが声量がなくてちょっと見劣りするが、アイーダ、ラダメスはさすがに声量があり、なかなか良い。やっぱり歌手は外見よりも声ですね。
終演後新潟駅で最終の新幹線に乗り込む出演者とおぼしき外国人の一段に遭遇。明日は東京での公演でした。
2003年9月21日(日)(5:00pm開演)(7:15pm終演)
ウィーンからの風Vol.3
東京交響楽団第22回新潟定期演奏会
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:マルティン・ジークハルト
ピアノ:梯剛之
ソプラノ:天羽明惠
コンサート・マスター:グレブ・ニキティン
曲目:
モーツァルト/ピアノ協奏曲第21番 ハ長調K.467
(アンコール:モーツァルト/幻想曲ニ短調)
(休憩20分)
マーラー/交響曲第4番 ト長調
(料金:B席定期会員=3200円)3階Kブロック
コメント:
 梯人気もあって、ホールはほぼ満員。梯剛之26歳、指揮者のヘンリク・シェーファーも35歳という若い組み合わせのコンサートだが、そうした溌剌とした感じはあまりなく、未熟さの目立つ演奏ではある。といってコンサートとしての一定の質は保たれているのだけれどもそれ以上のものではない。
 マーラーの4番も天羽明惠の声量不足もあっていまひとつ精彩を欠いた。管楽器も雑な印象。
今日の2番オーボエはN響でもよくエキストラをなさっている女性でした。(名前がわからなくてすみません)
2003年9月15日(月祝)(2:00pm開演)(3:45pm終演)
第22回新潟市ジュニアオーケストラ教室
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:吉田行地(B合奏)/藤井裕子(A合奏)
曲目:
(A合奏)
ロマン(ストーン編)/オーケストラのための組曲
ウッドハウス/いなかの踊り
(B合奏)
スッペ/喜歌劇「軽騎兵」序曲
(休憩15分)
スメタナ/連作交響詩「わが祖国」より
 1.「ヴィシェフラド(高い城)」
 2.「ヴルタヴァ(モルダウ)」
(アンコール:チャイコフスキー/「くるみ割り人形」より「花のワルツ」)
(アンコール:エルガー/「威風堂々」弟1番)
(入場無料)
コメント:
 りゅーとぴあが主宰する青少年のための音楽教室「新潟市ジュニアオーケストラ教室」の定期演奏会。A合奏は経験3年亭堂の小・中学生40名。B合奏は中・高生約70名での演奏会である。中学3年生のハープ奏者山宮るり子さんがいるため、「わが祖国」や「花のワルツ」などがレパートリーに出来るのはこの教室の強み。多少金管にミスはあるものの、なかなかの演奏でした。
2003年8月16日(土)(6:30pm開演)(8:50pm終演)
新潟オペラスタジオ公演(日本語上演)
モンテヴェルディ/「ポッペアの戴冠」
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・能楽堂
総監督・指揮:箕輪久夫
訳詩・演出:桂木農
出演:
ポッペア・幸運の女神:石井優
ネロ:神田忠恒
オッターヴィア・美徳の女神:横田聡子
セネカ:関谷隆行
オットーネ:加藤晶子
ドゥルシッラ:金泉晶子
アルナルタ・小姓:深谷智信
ルカーノ・第1の兵士:桂木農
リベルト・第2の兵士:二木央
侍女:金子充子
愛の神:笠原和美
ヴァイオリン:奈良秀樹
チェロ:高巣桂
チェンバロ:笠原恒則
(料金:全席自由1000円)
能楽堂でのオペラ公演もまた、なかなか面白い試みである。今回は演奏がチェンバロ、ヴァイオリン、チェロの三重奏でこれだけの道具立てで立派にオペラが出来るというのが楽しい。出演者もプロではないけれども、もっとたくさんのひとに足を運んで欲しい。ポッペアの石井さん、オッターヴィアの横田さんもなかなか麗しい方々ですが、最もこのオペラに即した歌はドゥルシッラの金泉さんだった。玉を転がすようなコロラトゥーラが良い。その時代時代で歌い方も変化しているということかな。新潟オペラスタジオの次回の公演も楽しみです。
2003年7月27日(日)(10:30am開演)(6:00pm終演)
2003年第38回新潟県音楽コンクール
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
【ピアノ部門】〈独奏〉
▼小学1、2年生 近藤真代(長岡中島)川上実李(西蒲弥彦)坂田理穂(長岡中島)古川彩音(新井姫川原)
▼同3、4年生 西脇茉里(新大付属長岡)樋山海央(西蒲吉田南)大谷彩花(新潟曽野木)味岡保江(新潟坂井輪)樋山奈央(西蒲吉田南)佐々木智美(新潟坂井輪)
▼同5、6年生 清水理央(新大付属長岡)藤崎真也(新潟五十嵐)川嶋伽奈(燕松長)奥田涼子(上越大町)河本響子(西蒲巻南)萩野元(長岡川崎山田香葉子(新潟)小林浩子(新潟松浜)木戸口睦(新津第三)
<休憩>
【弦楽部門】〈バイオリン〉
▼小学生 河本彩(西蒲巻南)
▼中学生 森沢紗弓(新潟白新)枝並清香(中蒲亀田西)
▼一般  高橋百合(新潟中央高)
【声楽部門】
▼ジュニア 高橋維(高田高)濁川絵里香(新潟中央高)
▼一般 梅沢幸代(神奈川県)伊東大智(秋田県)駒形加奈子(南魚六日町)田辺千枝子(新潟市)高山優子(東京都)細野祥子(東京都)
【管楽部門】
▼ジュニア 〈クラリネット〉関谷佑子(新潟商業高)小湊郁実(新潟中央高)〈トロンボーン〉高橋真太郎(高田高)〈サクスホン〉小林陽平(新潟南高)
▼一般 〈サクソホン〉小川夏未(神奈川県)〈クラリネット〉広瀬寿美(東京都)〈フルート〉明間奈々江(新津市)
<休憩>
【ピアノ部門】〈独奏〉
▼中学生 浅香みのり(新発田東)斎藤綾香(新潟五十嵐)梅沢野々香(西蒲味方)吉井愛貴(新発田東)布施美穂(上越春日)高橋遼(西蒲吉田)高橋沙紀子(新発田第一)
▼高校生 竹内麻衣(新潟)品田舞(長岡大手)田中沙知(新潟)
▼一般 相原一智(新潟市)坂口明(三条市)松木夏奈(新潟大)栄長敬子(東京都)
【特別演奏】
フルート独奏:松井美瑞(第32回大賞受賞)、ピアノ伴奏:高木明子
C.P.E.バッハ/ハンブルガー・ソナタ
ヴィドール/組曲作品34
(料金:当日2300円)
◎大賞:坂口明(ピアノ)
◎県知事賞:松木夏奈(ピアノ)/田辺千枝子(声楽)
◎最優秀賞:榎並清香(弦楽)/広瀬寿美(管楽)
コメント:
朝10時半から午後6時までの長丁場を全部聞く。時間の都合で表彰式は見なかったのだが、私の思ったとおり三条市の坂口明さんが大賞を受賞した模様。バッハのトッカータト短調の演奏は聴く人を惹きつける素晴らしい演奏。背が高く、ちょっと日本人ばなれした容姿から、すぐにもブレイクしそうな感じ。
弦楽部門はちょっと寂しかったけれども、全体としてレベルが高く、このコンクールから多くの逸材が出ていることもうなづける。ただ、コンクールに出てくる人は、正確で優等生的な演奏にどうしても偏ってしまいがちな気もする。もうちょっと個性が出ないと演奏家としては難しい。そういう意味で坂口さんの演奏は際立っていたと思う。
2003年7月21日(月祝)(2:00pm開演)(6:10pm終演)
二期会創立50周年記念講演
リヒャルト・シュトラウス/歌劇「ばらの騎士」(全3幕・字幕付ドイツ語上演)
会場:東京文化会館大ホール
演出:ギュンター・クレーマー
舞台美術:ユルゲン・ベックマン
衣装:ファルク・バウアー
出演:
元帥夫人(マルシャリン):大倉由紀枝
オックス男爵:鹿野由之
オクタヴィアン(ロフラーノ伯爵):井坂惠
ゾフィー(ファーニナルの娘):澤畑恵美
ファーニナル:小川裕二
マリアンネ:菊地貴子
ヴァルツァッキ:谷川佳幸
アンニーナ:西川裕子
警部:池田直樹
テノール歌手:上原正敏
帽子屋:松原有奈
動物商&料理屋の主人:大野光彦
公証人:筒井修平
合唱:二期会合唱団
管弦楽:東京都交響楽団
指揮:エマニュエル・ヴィヨーム
(料金:C席=8000円)3階L3列24番
コメント:
 リヒャルト・シュトラウスは私にはどこがいいのかわからない。音楽も退屈極まりないし、「ばらの騎士」もモーツァルトの「フィガロの結婚」の二番煎じ。劇中ヨーゼフ・シュトラウスのウィンナ・ワルツが引用されているけれども、その時だけほっとできるほど。演出も最近のヨーロッパのオペラの演出は何か「病んでいる」としか思えないものが多くて気持ち悪いのが多い。オーソドックスな演出が観たい。
2003年7月20日(日)(3:00pm開演)(4:50pm終演)
小山実稚恵ピアノ・リサイタル
スクリャービン&ラフマニノフ・シリーズ第4回
会場:彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
曲目:
ラフマニノフ/リラの花 作品21−5
      /ひなぎく 作品38−3
      /楽興の時 作品16
(休憩20分)
スクリャービン/ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調作品6
       /ピアノ・ソナタ第7番「白ミサ」作品64
(アンコール:スクリャービン/プレリュード作品2−2)
(アンコール:ラフマニノフ/プレリュード作品32−12)
(料金:A席3000円)1階B列15番
コメント:
 さいたま芸術劇場は埼京線与野本町駅の新興住宅街にあるホール。埼京線が新幹線に伴って作られた新線ということもあって、駅前には何もない。芸術劇場自体も無骨なコンクリート打ちっぱなしの建物とあって、あまり芸術的な雰囲気を感じられない建物である。この音楽ホールは600人程度収容の中ホール。中の雰囲気はなかなか良い。
小山実稚恵さんのピアノはもう、言うこともない素晴らしい演奏に尽きる。今回は前から2列目の中央の席だったので、演奏中の表情も良く見えて感激である。曲としてはラフマニノフの方が親しみやすい曲。スクリャービンはちょっと難解である。小山さんはスクリャービンを好んで演奏しているので、このシリーズもどちらかといえばスクリャービンに重きを置かれているのかもしれない。「白ミサ」では照明を少し落とし、舞台の上にロウソクを灯して幻想的な雰囲気での演奏だった。終演後はCDにサインももらったが、ひとりひとりに気さくに声をかけて、人柄も素敵なひとであります。
2003年7月16日(水)(7:00pm開演)(8:50pm終演)
NHK交響楽団長岡演奏会
会場:長岡市立劇場
指揮: アントニー・ヴィット
ヴァイオリン: 神尾真由子
管弦楽:NHK交響楽団
コンサートマスター:篠崎史紀
曲目:
ベートーヴェン/「エグモント」序曲
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ホ短調
ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調作品67
(アンコール:シューベルト/「ロザムンデ」間奏曲)
(料金:B席=3000円)
コメント:
 仕事で遅くなり、劇場についたのが8時10分過ぎ。すでに後半の演奏も始まり、「運命」の2楽章からかろうじて聞くはめに。東響ならもうちょっと進行遅いんだけどなあ。しかしホールがあまりにも響かない。こういう環境だともう、オーケストラも相当下手に聞こえてしまう。とにかく音が貧相なのだ。オーケストラにとってホールも「楽器の一部」であるということを痛感させられたコンサートだった。
2003年7月13日(日)(5:00pm開演)(7:05pm終演)
東京交響楽団第21回新潟定期演奏会
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:ユベール・スダーン(Hubert Soudant)
ピアノ:ゲルハルト・オピッツ(Gerhard Opittz)
管弦楽:東京交響楽団
コンサートマスター:大谷康子
曲目:
ブラームス/ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調作品83
(休憩20分)
ベートーヴェン/交響曲第7番 イ長調作品92
(アンコール:シューベルト/「ロザムンデ」間奏曲)
(料金:B席定期会員=3200円)
コメント:
 ピアノのゲルハルト・オピッツはやけに老けて見えるが1953年生まれだから50歳である。なかなか素晴らしい演奏を聞かせてくれた。指揮のユベール・スダーンも素晴らしい。情熱的な指揮ぶり。来年から東響の音楽監督に就任するというが、なかなか楽しみである。
2003年6月15日(日)(4:00pm開演)(6:00pm終演)
東響ホリデー・コンサート
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:飯森範親
カルメン:坂本朱
ミカエラ:平井香織
ドン・ホセ:藤川康彰
エスカミーリョ:福島明也
ピアノ語り:加羽沢美濃
管弦楽:東京交響楽団
コンサートマスター:廣岡克隆
曲目:
ビゼー/「カルメン」前奏曲
ビゼー/「アルルの女」第2組曲
(休憩15分)
ビゼー/オペラ「カルメン」ハイライト(演奏会形式)
(料金:B席会員=2250円)3階I7列6番
コメント:
 いつもの定期演奏会とは違った雰囲気のコンサートを、ということで年一回行われているホリデーコンサートであるが、今回は演奏会形式の「カルメン」である。カルメン役は毎度おなじみ坂本朱さん。彼女はまあいいけれども、他は声量がなくて、3階席の後ろではきつい。天井桟敷で聞くと、声量の有無がとにかく重要。演奏会形式のオペラというのは、まあオペラのいいとこ取りと言えば聞こえは良いけれども、所詮は抜粋にすぎないので、カルメンというオペラの良さはあまり伝わらないもの。加羽沢美濃に即興演奏と場面説明をさせるのがかえってわずらわしく感じられる。まあ、抜粋なら抜粋に徹した方が気持ちよいかもしれない。そういう意味ではアルルの女もまた余計かもしれない。
2003年5月27日(火)(7:00pm開演)(9:03pm終演)
りゅーとぴあピアノリサイタルシリーズ13
インマゼールが弾く「フォルテピアノ」
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
フォルテピアノ:ジョス・ファン・インマゼール(Jos van Immerseel)
曲目:
<オール・モーツァルト・プログラム>
ピアノ・ソナタ ヘ長調K.280
幻想曲 ハ短調K.396
ピアノ・ソナタ 変ロ長調K.333
(休憩15分)
ピアノ・ソナタ 変ホ長調K.282
「メッカの巡礼」による10の変奏曲 ト長調K.455
ピアノ・ソナタ イ長調K.331「トルコ行進曲付き」
(アンコール:ピアノ・ソナタK.545より第2楽章)
(料金:B席会員=1800円)
コメント:
 1795年頃に作られたピアノフォルテをもとに製作されたピアノフォルテによるモーツァルトのピアノ曲演奏。当時ピアノという楽器はまだなく、モーツァルトのピアノ曲は本来、フォルテピアノのために書かれたものである。そういう学問的な興味からすると、フォルテピアノによる演奏は意味あることではあるが、それでは演奏会としてどうか、というとまた別問題ということもある。ことに2000人収容のホールではピアノフォルテの特性が十分伝わったとも言い切れない。結局はどうしても不完全なピアノによる演奏という感じが否めないのである。これは私の座った席が悪いということも大いに関係しているかもしれないが。
2003年5月18日(日)(2:00pm開演)(4:15pm終演)
KAWAIコンサート2003 及川浩治ピアノリサイタル
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
曲目:
ムソルグスキー/組曲「展覧会の絵」
(休憩15分)
リャードフ/音楽玉手箱
リムスキー=コルサコフ(ラフマニノフ編)/熊蜂の飛行
バラキレフ/イスラメイ −東洋風幻想曲−
チャイコフスキー/「四季」より 6月舟歌
チャイコフスキー/組曲「くるみ割り人形」より 行進曲、こんぺい糖の踊り、パ・ド・ドゥ
プロコフィエフ/「ロメオとジュリエット」作品75より モンタギュー家とキャピュレット家、別れの前のロメオとジュリエット
ストラヴィンスキー/「ペトルーシュカ」より 謝肉祭の日
(アンコール:スクリャービン?)
(アンコール:ショパン/ラ・カンパネラ)
(アンコール:ショパン/ノクターン第20番嬰ハ短調)
(アンコール:ショパン/エチュード「革命」)
(料金:当日3500円)2階C6列16番
コメント:
 河合楽器主催のコンサートでピアノはカワイグランドピアノEX。大きな音は出るけれども微妙なニュアンスという点でどうかな。これは演奏者の問題なのか、ピアノの問題なのかよくわからないけれども、「展覧会の絵」は走らない馬を鞭でひっぱたいて無理やり走らせているような乱暴な演奏だった。ミスタッチも結構目立つ。全体的に酷い、というような演奏会ではないけれども、感銘を受けるというものでもなかった。ピアノ教室の生徒への招待券が大量に出ており、なんとなく一般人が聞くのはばかばかしいようなコンサートではありました。
2003年5月17日(土)(7:00pm開演、9:20pm終演)
シリーズ ウィーンからの風Vol.2
ウィーン弦楽ゾリステン(Wiener Streichersolisten)
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
コンサートマスター:ライナー・ホネック(Rainer Honeck)
第1ヴァイオリン:ベルンハルト・ビベラウアー(Bernhard Biberauer)/マリアン・レスコ(Marian Lesko)
第2ヴァイオリン:ミラン・セテナ(Milan Setena)/ミヒャエル・コストカ(Michael Kostka)/アルカディ・ヴィノクロフ(Arkadi Vynokourov)
ヴィオラ:エーリッヒ・カウフマン(Erich Kaufmann)/フリードリッヒ・バウアー(Friedrich Bauer)
チェロ:ミヒャエル・ヘル(Michael Hell)/ゲオルグ・フリシェンシュラーガー(George Frischenschlager)
コントラバス:ヴォルフガング・ギュントラー(Wolfgang Gurtler)
曲目:
モーツァルト/ディベルティメント 変ロ長調K.137
グリーグ/組曲「ホルベアの時代より」作品40
ショスタコーヴィチ/室内交響曲 作品110a
(休憩20分)
ドヴォルザーク/弦楽セレナード ホ長調作品22
(アンコール:チャイコフスキー/「眠れる森の美女」よりワルツ)
(アンコール:ヨハン・シュトラウス/シュネール・ポルカ)
(アンコール:ヨハン・シュトラウス/騎士パスマン)
(アンコール:マスカーニ/「カヴァレリア・ルスティカーニ」より間奏曲)
(料金:S席会員=4500円)2階C4列12番
コメント:
 この日の席は偶然nemoさんの隣であった。ウィーン弦楽ゾリステンを聞くのは2度目になるけれども、やはりすばらしい、完璧なアンサンブルを堪能。特に弱音を美しく響かせるテクニックにおいては絶妙で、モーツァルトは、これぞモーツァルト!という極めつけの演奏。ショスタコーヴィチも最後の静寂に導く部分がすばらしい。こういう演奏のすばらしさというものは、録音ではなかなか再現できないものだろうと思う。
2003年4月25日(金)(7:00pm開演)(9:00pm終演)
TOKI弦楽四重奏団2003
会場:新潟市音楽文化会館ホール
出演:
ヴァイオリン:牧田由美/平山真紀子
ヴィオラ:鈴木康浩
上森祥平
曲目:
シューベルト/弦楽四重奏曲第13番イ短調D.804作品29-1「ロザムンデ」
ギョーム・ルクー/弦楽四重奏曲モルト・アダージョ センプレ・カンタータ・ドロローソ嬰へ短調(日本初演)
(休憩15分)
チャイコフスキー/弦楽四重奏曲第1番 ニ長調作品11
(料金:全席自由2500円)
コメント:
 平山真紀子さんを中心に結成された若手弦楽四重奏団。2003と銘打っているのは今後も長く活動を続けていこうという意志の表れである。弦楽四重奏というのは一人一人の高い技量があって初めて満足すべき出来となるという点で、最も難しい存在だと思う。このカルテットもそういう意味ではまだまだ熟成が必要だろう。ヴィオラ、チェロに対してヴァイオリンが劣勢というのが正直な印象。特に牧田さんはもっと自己主張を出してがんがん攻めてほしい。特にシューベルトは物足りなさを感じてしまった。お目当てのチャイコフスキーの第二楽章「アンダンテ・カンタービレ」ももっともっと唄ってほしかったなあ。
 今日の一番の拾いものはルクーというベルギーの夭折した天才作曲家の曲を聴けたこと。17歳の作品とはおもえぬ、成熟して死の予感に満ち満ちた曲でなかなかよかった。
 今日の一番の問題点は聴衆の質。地味な弦楽四重奏にしては大入りだったが、大半はクラシックを聴いたこともない、動員されたような聴衆。携帯は鳴らすし、物音はさせる、楽章の合間には盛大な拍手。平山さんが県知事の娘ということが、実はこのカルテットの最大の「売り」なのかもしれないが、こういう状態が続くようなら次回は願い下げである。平山さんの罪ではないのだが、主催者の姿勢を厳しく問いたい。
2003年4月23日(水)(7:00pm開演)
寺井尚子“アンセム”ツアー2003
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場
(料金:5000円)1階7列11番
コメント:
 たまにはジャズでも聞くか、ってことで、ジャズ・ヴァイオリンの寺井尚子を聞く。が、しかし、こういうアンプで増幅された音響はもはや騒音としか感じられず、休憩時間で失礼してしまった。空気の振動を直接伝える音楽のすばらしさを知ってしまった今、こうした音楽は作り物としか思えなくなった。
2003年4月20日(日)(3:00pm開演)(6:00pm終演)
プッチーニ/オペラ「ラ・ボエーム」(全4幕・字幕付原語上演)
会場:新国立劇場オペラ劇場
台本:ジュゼッペ・ジャコーザ/ルイージ・イッリカ
原作:アンリ・ミュルジェ
芸術監督:五十嵐喜芳
演出:粟國淳
指揮:アントニオ・ピロッリ
合唱:新国立劇場合唱団/藤原歌劇団合唱団
児童合唱:杉並児童合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
出演:
ミミ:大岩千穂
ロドルフォ:オクタビオ・アレーバロ
マルチェッロ:牧野正人
ムゼッタ:崔岩光
ショナール:谷友博
コッリーネ:矢田部一弘
ぺノア:中村靖
パルピニョール:中鉢聡
(料金:D席=6300円)4階2列52番
コメント:
 新国立劇場に来るのは久しぶりだが、例によって天井桟敷である。しかし、音響は抜群に良い。特にオーケストラが良く聞こえるのはさすが。ただし、視覚はかなり悪い。私の席だと、丁度舞台の位置に手すりが来てしまう。まあ、手すりが視覚を妨げるのはどこのホールにもありがちで、消防法などの問題もあって難しいことも多いのだそうだ。
 さて、演目の「ラ・ボエーム」はプッチーニの3大オペラの中ではあまり客の入りの悪いオペラだそうで、その上今日はセカンド・キャストとあってちょっと心配したけれども、天井桟敷は空席もほとんどなかったし、主役の二人がなかなか声量豊かで満足できた。このオペラがあまり人気がないのは、ストーリーが地味なせいかとも思う。しかし、音楽はさすがにプッチーニ、聞かせどころも豊富で、隣の女性二人連れが「究極の癒しよねえ」と仰っておられたが、まさにその通り。やっぱりオペラってすばらしい。
2003年4月19日(土)(2:00pm開演)(4:00pm終演)
都響プロムナードコンサートNo.302
会場:サントリーホール大ホール
指揮:ジャン・フルネ/梅田俊明*
ピアノ:ピエール=ロラン・エマール
管弦楽:東京都交響楽団
コンサートマスター:山本友重
曲目:
モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58*
(ピアノアンコール:リゲティ/エチュード第17番)
(休憩20分)
ビゼー/「アルルの女」第2組曲
エネスコ/ルーマニア狂詩曲第1番イ長調作品11−1
(アンコール:エネスコ/ルーマニア狂詩曲第1番より)
(料金:A席=4000円)2階C10列24番
コメント:
 4月14日に90歳の誕生日を迎えたという、現役最高齢のジャン・フルネ。眼の回復が思わしくないという理由から、急遽ベートーヴェンのピアノ協奏曲の指揮が梅田俊明に変更された。フルネの指揮はやはりかなりスローテンポになってきている。「アルルの女」の第4曲ファランドールでは、出だしがかなりスローでどうなることかと思っていたら、途中太鼓が入るところでいきなりギアチェンジ。まずは無難にコンサートを終了。90歳を超えるともう、指揮をしているだけで価値があるという状態。
 梅田俊明に代わったベートーヴェンのコンチェルトは若々しい演奏で好感のもてる演奏だった。
2003年4月18日(金)(6:30pm開演)(10:00pm終演)
バッハ・コレギウム・ジャパン受難節コンサート2003
会場:東京オペラシティ・コンサートホール
ソリスト:
ソプラノ1:野々下由香里
ソプラノ2/ピラトの妻:星川美保子
アルト1(カウンターテナー):ロビン・ブレイズ
アルト2/証人1(カウンターテナー):上杉清仁
テノール1/エヴァンゲリスト:ゲルト・テュルク
テノール2:鈴木准
バス1/イエス:ペーター・コーイ
バス2/ユダ、ピラト:ヨッヘン・クプファー
指揮:鈴木雅明
管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
曲目:
J.S.バッハ/マタイ受難曲BWV.224
(料金:S=9000円)1階12列30番
コメント:
 キリスト受難節に合わせたバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)のコンサート。BCJは追加公演としてこの前日にヨハネ、翌日にマタイ受難曲を行うなど人気も高い。さて演奏は鈴木雅明がプログラムでマタイ受難曲の「瞑想性」を重視。今まで聞いた中では最もトーンを抑えた演奏だった。だから27曲のイエスが捕らえられる場面やペテロの否認の場面なども、ドラマ性が少ない。その分ちょっと物足りなさも感じる。一番物足りないと感じるのがイエスを演じたペーター・コーイの力不足。外見の面からも浦野智之にやってほしかった。一方、カウンターテナーのロビン・ブレイズはなかなかよかった。
2003年3月30日(日)(3:00pm開演)(4:25pm終演)
新潟市ジュニアオーケストラ教室 第12回スプリングコンサート
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:吉田行地(B合奏)/藤井裕子(A合奏)
曲目:
〔A合奏〕
ウッドハウス/行進曲「勇敢な騎士」
マスカーニ(ウッドハウス編)/カヴァッレリア・ルスティカーナ
〔合 同〕
ケテルビー/ペルシャの市場にて
(休憩15分)
〔B合奏〕
ニコライ/歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
ビゼー/「アルルの女」第2組曲
     (パストラーレ、間奏曲、メヌエット、ファランドール)
(アンコール:ワーグナー/「タンホイザー」より大行進曲)
(料金:無料)
コメント:
 ジュニアオーケストラ教室の演奏会を聞くのは2度目だが、アマチュアとしてはなかなかいい演奏で、安心して聞ける。経験3年程度の小中学生によるA合奏と、プロの指導による中高生によるB合奏が、それぞれ腕前を披露する。最近、ソリストを目指す音楽生は多いがオーケストラの団員を目指す人は減っているという。そんな中でこうした教室が新潟で続けられているというのは意義深いことだ。
2003年3月23日(日)(1:30pm開演)(5:10pm終演)
ミュージカル「オケピ!」
脚本・作詞・演出:三谷幸喜
作曲・編曲・音楽監督・指揮:服部隆之
出演:
コンダクター:白井晃
ハープ:天海祐希
ヴァイオリン:戸田恵子
ギター:川平慈英
ピアノ:小日向文世
トランペット:寺脇康文
ビオラ:小林隆
サックス:相島一之
ドラム:温水洋一
パーカッション:小橋賢児
チェロ:瀬戸カトリーヌ
ファゴット:岡田誠
オーボエ:布施明
(料金:B席=6300円)2階E列28番
ミュージカルのオーケストラピットを巡る人間模様を描く、三谷幸喜のミュージカル。正味3時間10分という長丁場の舞台である。再演にあたって時間短縮を図ったはずが、結局果たせず、開演前の場内アナウンスを三谷自身の「歌」で行うという演出がまず笑える。ミュージカルは筋とは直接関係のない歌を延々と歌うというものという姿勢を貫いているのが可笑しい。演劇の空間というのは、オペラなどとはかなり異質な世界で、面白いけれどもやっぱりテンポがめまぐるしくて見終わってどっと疲れが出た。
2003年3月22日(土)(3:00pm開演)(6:00pm終演)
オペラ「ミカド」THE TOWN OF CHICHIBU(日本語上演)
会場:秩父宮記念市民会館大ホール(埼玉県秩父市)
作曲:A.サリバン
原作:W.S.ギルバート「The Mikado, or The Town of Titipu」
台本:清島利典
音楽監督・指揮:榊原徹
演出・衣装:藤代暁子
出演:
ヤムヤム(機織の若い娘):薗田真木子
ピッティ・シン(仲良し3人娘):山口由里子
ピープ・ブー(仲良し3人娘):仲原篤子
カティシャ(ミカドの秘書、女官長):勝又久美子
ミカド:吉江忠男
ナンキ・プー(流しの歌唄いを装う皇太子):羽山晃生
ココ(法務大臣):吉川誠二
プーバー(なんでも大臣):細岡雅哉
ピシュ・タシュ:小林由樹
後見:沖千里
バレエ:NBAバレエ団
管弦楽:東京劇場管弦楽団(コンサートマスター:三木希生子)
(料金:B席=4000円)16列54番
コメント:
 日本ではめったにお目にかかることができない「ミカド」の公演を鑑賞。一昨年初演された市民オペラの再演である。英米では最もポピュラーなこのオペラ、英語の地口落ちが多いことなどから英語圏以外ではほとんど上演されないらしい。わが国では「国辱的」内容ということでわずかに日本人をシャットアウトして数回上演されている記録があるだけだという。そんな「ミカド」をTITIPUのゆかりで秩父市が上演する会を発足させ、公演にこぎつけたものだ。
 オープニングのテーマは「宮さん宮さん」を取り入れたものだけれども、そういわれないと気づかないほど雰囲気が違う。そして「ヤムヤム」とか「ナンキ・プー」などという人名がかなり違和感がある。まあ、19世紀の英国人が地球の裏側の国を想像して作った作品であり、我々も日本の話を思わずに、遠い異国の話を素直に楽しめばよろしい。内容は時事ねたをふんだんにとりいれて笑いも豊富。歌手の力量はヤムヤム以外は大分落ちるが。
ちょっと困ったのは会場運営の点。私の席のすぐ後ろに記録用のカメラマンがいて、しょっちゅうインカムで話をしているわ、ガチャガチャカメラの音をさせるわでとっても落ち着かない。どうしようもないので別の空席に移ってしまった。また、上演中にもかかわらず、途中入場も結構あったり。公演の少ない地方ではこうしたことは仕方のないことなのかとがっかりである。
さて「ミカド」、もっとどんどん上演してもいいオペラだと思う。だいたいこの種のオペレッタはどれもこれも内容は荒唐無稽で、そういう部分に目くじらをたてる必要はないのだから。とにかく舞台は文句なしに楽しかったのは間違いない。
2003年3月21日(土)(5:00pm開演)(8:00pm終演)
茂木大輔シェフのおススメ9
J.S.バッハの誕生日に贈る名曲集
会場:三鷹市芸術文化センター・風のホール
指揮:茂木大輔
管弦楽:人間的楽器学管弦楽団
 コンサートマスター/佐イ分利恭子
 リコーダー:向江昭雅/太田光子
 ヴィオラ・ダ・ガンバ:平尾雅子/斎藤和久
 第1ヴァイオリン:佐イ分利恭子/西江辰郎/渡部基一/矢野真樹子/中村智香子
 第2ヴァイオリン:江口有香/斎藤和久(兼任)/玉置夏織/田島朗子
 ヴィオラ:川崎和憲/深沢美奈/臼木麻弥
 チェロ:桑田歩/長瀬夏嵐/川井真由美
 コントラバス:黒木岩寿
 フルート:岩佐和弘/小林美香
 オーボエ:真田伊都子/南方総子
 ファゴット:藤田旬
 チェンバロ:茂木裕子
合唱:東京オラトリオ研究会合唱団(合唱指揮:郡司博)
曲目:<オール・バッハ・プログラム>
「ヨハネ受難曲より」第1曲「主よ、私たちの統治者よ」、第39曲「聖なる亡骸よ、安らかに憩いたまえ」
ブランデンブルク協奏曲第3番(ヴァイオリン:佐イ分利/西江/江口、ヴィオラ:川崎/臼木/深沢、チェロ:桑田/長瀬/川井)
ブランデンブルク協奏曲第4番(ヴァイオリン:佐イ分利、リコーダー:向江/太田)
(休憩)
管弦楽組曲第1番ハ長調(オーボエ:真田/南方、ファゴット:藤田)
ブランデンブルク協奏曲第6番(ヴィオラ・ダ・ブラッチョ:川崎・深沢、ヴィオラ・ダ・ガンバ:平尾/斎藤)
(アンコールのようなもの:バッハ/「カンタータ第30番」より第1曲「喜べ、救われし羊たちよ」)
コメント:
茂木さんのシリーズも6年目の最後を迎えた。バッハの誕生日に合わせて今日はバッハ特集。ケーテンの宮廷楽長時代のバッハ作品、「ブランデンブルク協奏曲」が中心。例によって、解説つきでしかも全曲演奏なので3時間のロングランコンサートである。
バッハはケーテンで膨大な協奏曲が作曲しているのだけれども、そのほとんどが散逸して残っていない。唯一、ブランデンブルク辺境伯クリスティアン・ルートヴィッヒに自分の作品の抜粋6曲を贈ったが、これが演奏されずにきれいなまま保存されていたために残っているという貴重品。この6曲はそれぞれに独奏楽器が異なり、いずれも趣向を凝らした名曲だけに、散逸が惜しまれるのである。
まず第3番はヴァイオリン・ヴィオラ・チェロが各3人編成でどこまでも3にこだわった作品。3という数字はキリスト教では特別な数字であり、バッハが特別な意味をこめて作曲しているのは明らかという。ブランデンブルク協奏曲中最も有名な曲。
第4番はヴァイオリンと2つのリコーダーが独奏。自筆譜では「フルート・エコー」という楽器の指定があり、そういう楽器は知られていないため謎とされていた。ハルノンクールは、第2楽章がヴァイオリンとリコーダーが舞台の袖で演奏したのではないか、という説を提唱しているので、今回は楽屋に引っ込んでバンダでの演奏。ステージとバンダとが響きあってこだまするような不思議な味わいの演奏となった。第3楽章の冒頭、独奏楽器がバンダから戻ってちょうどいい部分から独奏がスタートするという楽譜からもこの説が裏付けられている。
第6番はヴィオラ・ダ・ガンバが登場。ヴィオラ、チェロもガット弦とバロック弓を使用しての演奏。ヴァイオリンを含まず、低音楽器のみの組合わせも特異な曲である。ガット弦初挑戦のN響の川崎・桑田両氏も演奏の難しさと新たな音色の発見に感動の様子。ヴィオラ・ダ・ガンバの説明でブラームスの第1交響曲第4楽章の勇壮なメロディーを演奏してみたが、哀愁の漂う、独特の響きが印象的。バロック楽器がひとつの音を純粋に出すには不向きなため、廃れていったということがわかる。すべてがデジタル化されていく現代において、古楽器のデジタル化できない微妙なニュアンスに我々が惹かれるというのもうなづけるのである。6番ではヴィオラをバッハ自身が弾き、第1ガンバは雇い主のケーテン侯レーオポルト自ら担当したとされている。そのためか、第2楽章はガンバはお休みである。
わずか6曲の中に、それぞれ興味深いテーマが隠されており、バッハという作曲家の奥の深さが偲ばれる。そうしたことを平易に解き明かしてゆく茂木さんのシリーズ、今後も楽しみです。  
2003年3月15日(土)(11:30am開演)(0:40pm終演)
りゅーとぴあ・1コイン・コンサー
VOL.4「甘く情熱的な響き“ヴァイオリン”〜愛する人への贈り物〜」
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
ヴァイオリン:梅津美葉
ピアノ:坂元陽子
曲目:
エルガー/愛の挨拶
ベートーヴェン/ロマンス第2番 ヘ長調
ファリャ(クライスラー編)/ダンス・エスパニョール
メンデルスゾーン(クライスラー編)/無言歌より
クライスラー/中国の太鼓
クライスラー/愛の喜び
(休憩10分)
マスネ/タイスの瞑想曲
ガーシュウィン/ポーギーとベスより「Bress, You Is My Woman Now」
バッツィーニ/妖精の踊り
(アンコール/ドビュッシー/亜麻色の髪の乙女)
(料金:500円)2階C5列31番
コメント:
 時間は短いとはいえ、こうしたきちんとしたコンサートを500円で開催するというのはなかなかたいしたことである。曲はポピュラーなもので演奏者本人の解説つき。その演奏者もそれぞれ活躍中の旬の若手で、クラシック入門者から耳の肥えた人まで幅広く楽しめるコンサートである。
 さてその梅津さんの演奏だが、日本音楽コンクール第1位をとったこともあるだけに、良い演奏ではあるけれども、こうしたコンクール優勝者のご多分に漏れず、もうひとつつきぬけた何か、というものに欠ける。まあ、そういうコンサートではないということは百も承知なのだけれども、コンクール入賞者のその後の伸びしろ、というものを考えると、コンクールのありかたそのものにまで考えを及ばさざるを得ない心持になってくるのだ。
2003年3月8日(土)(6:00pm開演、8:05終演)
東京交響楽団第20回新潟定期演奏会
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール
指揮:秋山和慶/大友直人/飯森範親
曲目:
池辺晋一郎/東京交響楽団のためのファンファーレ(秋山)
ラヴェル/「ダフニスとクロエ」第2組曲(秋山)
レスピーギ/交響詩「ローマの松」(大友)
(休憩20分)
ストラヴィンスキー/バレエ「春の祭典」(飯森)
(アンコール:芥川也寸志/弦楽のための3楽章より)
(料金:会員B席=3200円)
コメント:
 最近客の入りも減り気味の新潟東響定期だが、今日は3人の指揮者競演のメモリアルコンサートとあって大入り満員の盛況だった。プレトークでは3人が東響にまつわる思い出話などを語る。「ローマの松」は新潟でのジルベスターコンサートで秋山が振っているが、演奏を0時丁度に終えなければならず、演奏開始が予定より5分早まってしまい、引き伸ばして演奏していたら後半では時間が足りなくなり、大変だったという話も。
今回のプログラム、3人が東響での初ステージ(大友は定期での初だそうだが)の曲目を演奏する。秋山の「ダフニス」は当時は滅多に演奏されない曲だったそうで、今となっては定番の曲である。しかし今でも初心忘るべからず、良い演奏だった。大友はまあまあこんなものか。いまひとつインパクトに欠けるが。飯森の「春の祭典」は大熱演。小学生のころにお年玉で楽譜を買って演奏したというくらいだそうで、思い入れのある曲なのだろう。3人の中で最も「絵になる」指揮者である。ただ空周りの危険性には要注意。
今日の曲目を聞きながら、不思議と懐かしさを感じるのは自分が子どもの頃見ていた手塚治虫のアニメーションにこうした音楽がよく使われていたからだと思う。「ジャングル大帝」「リボンの騎士」などの音楽(富田勲作曲)にはストラヴィンスキー的モチーフがふんだんに使われていたのだ。もともとバレエ音楽はその後映画音楽などに続いていったわけで、そういう意味でラヴェルやストラヴィンスキーは最もポピュラー音楽に近い曲なんだ、ということを改めて思う。
2003年3月2日(日)(4:00pm開演)(7:23pm終演)
りゅーとぴあオペラ劇場
モーツァルト/オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」〜女は皆こうすべし〜
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場
出演:
フィオルディリージ(ソプラノ):北原留美
ドラベラ(ソプラノ):羽山弘子
デスピーナ(ソプラノ):高橋薫子
フェランド(テノール):小林彰英
グリエルモ(バリトン):宇野徹哉
ドン・アルフォンゾ(バス):小鉄和広
管弦楽:東京交響楽団
コーラス:にいがた東響コーラス
チェンバロ:山口佳代
(料金:会員S=6300円)
コメント:
 会場に入ってまず感じたのは、りゅーとぴあの劇場はオペラをやる場所ではない、ということ。黒ずくめの室内、固い椅子、ここはゆったりとオペラを楽しむにはちょっとつらい。出演者の力量も、特に男性陣がかなり弱い。字幕装置も舞台の上部にあるので見にくいし、演出も平凡。1幕目はとにかく眠くて仕方がなかった。(隣のおじさんもぐっすり眠っていた。)
 そんな中で、ひとり気を吐いていたのがデスピーナの高橋薫子さん。でもじっくり聞かせるアリアが少ないこの役をやるのは宝の持ち腐れかも。せっかくの自主公演も、冒険を恐れて結局は中途半端な結果になってしまったように感じた。
2003年2月22日(土)(6:00pm開演)(7:57pm終演)
田部京子ピアノ・リサイタル
会場:新潟市音楽文化会館ホール
曲目:
吉松隆/4つの小さな夢の歌
モーツァルト/ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調K.333
グリーグ/「ペールギュント第1組曲」 作品46
 <朝・オーゼの死・アニトラの踊り・山の魔王の宮殿にて>
(休憩20分)
ドビュッシー/2つのアラベスク
シューベルト/さすらい人幻想曲
(アンコール:シューベルト/楽興の時)
(アンコール:リスト/ウィーンの夜会)
(料金:全席自由=3000円)5列14番
コメント:
 田部さんのコンサートも恒例行事となった。この人は毎年CDも出しているし、今最も活躍しているピアニストのひとりと言っていい。でもどうして会場がいっぱいにならないのか不思議で仕方がない。ピアノのコンサートだと圧倒的に子供づれの姿が目立つ。一流の演奏家のコンサートを小さいうちから体験するというのは素晴らしいことだけれども、中には演奏中もずっとゲームをしている少年や、やっぱりじっとしているのに耐えられない様子の小さい子もいる。そういう子どもを連れてくる保護者のマナーの問題については今更だけど、年々ひどくなってきているように思う。そういえば演奏中に携帯の着メロを鳴らした者がいた。場内アナウンスでも言っているけど、あれは誰も聞いていないのだ。
 さて、肝心の演奏の方だけれども、一番気に入ったのはドビュッシー。次いでグリーグ。ペールギュントのピアノ版は初めて聴くけれども、改めてピアノという楽器の表現の広さを感じた。曲自体の好みの問題になるが、シューベルトはなんだか力任せに弾いているという感じでちょっとなじめなかった。
2003年2月1日(土)(2:00pm開演)(3:40終演)
牧田由起ヴァイオリン・リサイタル
会場:だいしホール(新潟市東掘前通7)
ヴァイオリン:牧田由起
ピアノ:新垣隆
曲目:
モーツァルト/ヴァイオリン・ソナタ第27番 ハ長調K.303
ラヴェル/ヴァイオリン・ソナタ
ヴィターリ/シャコンヌ
ブラームス/ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調作品108
(アンコール:モンティ/チャールダーシュ)
(アンコール:ドビュッシー/亜麻色の髪の乙女)
(料金:1500円)
コメント:
 国際モーツァルトコンクール派遣者演奏会2001で優勝した牧田由起さんのリサイタル。写真より本物の方が美人で魅力的な人。さて、演奏はどうかというと、なるほどかなりの腕前と見える。でも、やっぱり私は心地よく眠ってしまいました。ソリストとして名を成すためには、他者と違う「何か」をアッピールしなければならない。その「何か」をこれから身につけていけるのか、そこがこれからの課題だと思う。
2003年1月26日(日)(3:00pm開演)(5:40pm終演)
茂木大輔シェフのおススメ7
ウィーン?三鷹?ひと味違うニューイヤー

会場:三鷹市芸術文化センター・風のホール
企画・解説・指揮:茂木大輔
アイゼンシュタイン(バリトン):星野淳
ロザリンデ(ソプラノ):田島茂代
アデーレ(ソプラノ):山田英津子
フラメンコ:浅見純子
ヴァイオリン独奏:デュオ・プリマ(磯絵里子/神谷未穂)
ソロ・コンサートマスター:清水大貴
ナレーション:家田淳
管弦楽:人間的楽器学管弦楽団
曲目:
J.シュトラウス1世/ラデツキー行進曲
ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調「合唱」第4楽章より(バリトン:星野淳)
J.シュトラウス2世/ワルツ「春の声」(ソプラノ:山田英津子)
J.シュトラウス2世:ヨーゼフ・シュトラウス:ルロイ・アンダースン/ピチカート=プランク
サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン(ヴァイオリン:清水大貴)
アンダーソン/クラシカル・ジュークボックス
J.シュトラウス2世/喜歌劇「こうもり」(日本語による抜粋上演)
(劇中の音楽)
J.シュトラウス2世/ポルカ「雷鳴と稲妻」
モンティ/チャールダーシュ(ヴァイオリン:デュオ・プリマ)
ビゼー/歌劇「カルメン」よりジプシーの歌「鈴を鳴らして」(フラメンコ:浅見純子)
(料金:会員料金=3000円)
コメント:
 茂木大輔流ニューイヤーコンサートは、なんと冒頭ラデツキー行進曲から始まる。ヨハン・シュトラウスのウィンナ・ワルツをアンダーソンをやった後、「こうもり」の抜粋上演という盛りだくさんな内容。抜粋といってもストーリーをちゃんとなぞるので1時間半かかっている。うーんちょっと盛り込みすぎたか。まあいつものことだけれども。シュトラウスをやりたい、ということと、ロマの音楽をやりたいということを一緒にやっちゃったということ、そこにアンダーソンまで入れ込むんだから。でも楽しいコンサートでした。疲れたけど。
2003年1月25日(土)(2:00pm開演)(4:05pm終演)
N響第1480回定期公演Cプログラム
会場:NHKホール(東京・渋谷)
指揮:イルジ・コウト(Jiri Kout)
ブリュンヒルデ(ソプラノ):スーザン・オーウェン(Susan Owen)
ジークフリート(テノール):アルフォンス・エーベルツ(Alfons Eberz)
ヴォータン(バス・バリトン):フルーデ・ウルセン(Frode Olsen)
管弦楽:NHK交響楽団
コンサートマスター:山口裕之
曲目:
ワーグナー/「ニーベルングの指輪」(抜粋)
「ワルキューレ」より
 第2幕の序奏−さあ、馬に鞍を置け、天翔ける戦乙女よ!
 第3幕第3場;今生の別れだ、あっぱれな戦乙女!
「ジークフリート」より
 第2幕第2場;あいつが私の父親でないことが分かって
 第3幕の序奏〜起きろ、ヴァーラ(エルダ)
 第3幕のフィナーレ;私は永劫の時を生きてきた
(休憩15分)
「神々のたそがれ」より
 第1幕;夜明け−ジークフリートのラインへの旅
 第3幕第2場;ブリュンヒルデ!聖なる花嫁よ!
        ジークフリートの葬送行進曲
 第3幕のフィナーレ;太い薪を、ラインの河縁に幾重にも積み上げよ!
(料金:E席自由=1520円)
コメント:
 ワーグナーの15時間に及ぶ「リング」から2時間足らずの抜粋版。さしずめ3月下旬に新国立劇場で行われる準・メルクル指揮「ジークフリート」の予告編といった趣。それでも、歌手の力量が素晴らしいのでなかなか楽しい。残念なのは、字幕が出ないため、歌の内容がよくわからないこと。プログラムに対訳は載っているが、照明を暗くしているので無理に読もうとすると目が痛くなってくるのであきらめた。
2003年1月12日(日)(3:00pm開演)(4:55pm終演)
ニュー・イヤー・ガラ・コンサート
会場:小出郷文化会館大ホール
ドップラー/ハンガリー田園幻想曲作品26
(フルート:白尾彰、ピアノ:山口泉恵)
シュターラー/4本のチェロのためのソナタ
(チェロ:堀沙也香/石川祐治/堀了介/佐藤万衣子)
シューマン/ピアノ五重奏曲作品44
(ピアノ:弘中孝、ヴァイオリン:久保陽子/漆原啓子、ヴィオラ:菅沼準二、チェロ:堀了介)
(休憩15分)
バーバー/弦楽のためのアダージョ作品11
チャイコフスキー/弦楽セレナーデ作品48
(第一ヴァイオリン:久保陽子/漆原啓子/鈴木香里/土井幸子/宮本笑里/都築真理/太田玲奈、第二ヴァイオリン:大森潤子/俣野良枝/間野久美子/神早紀/渡邉麻衣/難波るみ、ヴィオラ:菅沼準二/大高茉莉/滝本沙代/原裕子/石川公美、チェロ:堀了介/石川祐治/堀沙也香/佐藤万衣子)
(アンコール:レスピーギ/シチリアーナ)
(料金:自由席=3000円)
コメント:
 小出郷文化会館で3日間に渡って行われた「響きの森コンサート」の締めくくりのコンサート。日本を代表する演奏家たちと、室内楽マスタークラスの受講生との共演。一流の演奏家との共演は地方の若い人にとっていかに刺激になることか。一連のコンサートの中には小学生のためのコンサートも行われており、こうしたことが継続されているということは、なんと素晴らしいことかと思う。

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