展覧会日記'99年


1999.10.6(水)
「煌めくプラハ」展 19世紀末からアールデコへ
会場:世田谷美術館
コメント:
 「チェコ共和国芸術祭1999 伝統と革新」の一環として行われている展覧会。プラハはヨーロッパのほぼ中心に位置しており、かつては神聖ローマ帝国の帝都として栄えた都市である。ヨーロッパの地図を見るとプラハはウィーンよりも西に位置しており、冷戦時代のこの都市の微妙な立場が伺える。ヨーロッパというとどうもパリやローマといったあたりを思い浮かべがちだが、東西の壁が取り払われた現在、再びプラハ、ウィーンという都市がヨーロッパの中心として注目を浴びるようになるのかもしれない。
 展示はアールヌーヴォーやアールデコとというよりも、ボヘミアの手工業製品の伝統が主眼で、繊細なレース編みの驚くべき技術には感嘆させられた。
会期:12月12日(日)まで、10:00am〜6:00(5:30)pm
休館日:月曜日(10月11日(月)は開館、10月12日(火)は休館)
料金: 一般1200円(900円)、大・高校生900円 (700円) 、中・小学生600円(400円)(団体20名以上)
TEL:03−3415−6011
問い合わせ:NTT東日本ハローダイヤル 03−3272−8600
〒157-0075 東京都世田谷区砧公演1−2 [LINK]

1999.10.6(水)
日本画の巨匠展1
会場:山種美術館
コメント:
 移転した山種美術館に初めてやってきた。展示スペースは以前の3分の1程度で美術館というよりはギャラリーという規模。東山魁夷の「年暮る」が見られたのでまあいいけど。約2000点の日本画を所蔵するという日本で初めての日本画専門の美術館がいまこのような姿になっているというのは、日本という国の芸術に対する姿勢が問われていると思う。
会期:10月17日(日)まで、10:00am〜5:00(4:30)pm
休館日:月曜日(10月11日(月)は開館、10月12日(火)は休館)
料金: 一般500円、大・高校生400円
TEL:03−3239−5911
問い合わせ:NTT東日本ハローダイヤル 03−3272−8600
〒102-0075 東京都千代田区三番町二番地 三番町KSビル
1999.9.15(水祝)
19世紀の夢と現実 オルセー美術館展
会場:国立西洋美術館
コメント:
 こうした美術館の出張展というのは、どうしても総花的展示となって印象薄いものになりがちで、今回の展覧会も19世紀に焦点を当ててはいるものの、アンリ・ルソーはじめ、ゴッホ、ゴーガン、ルノワール、セザンヌ、クリムトといった有名どころを客寄せに使っているという感じであまり印象に残らない。いつものことながら、この美術館は常設展示の方が充実している。なのに、特別展示の混みように比べて常設展のなんと空いていることか。みんな常設展はみないのねえ。
会期:12月12日(日)まで、9:30am〜5:00(4:30)pm(金曜8:00(7:30)pm)
休館日:月曜日(10月11日(月)は開館、10月12日(火)は休館)
料金: 一般1300円(950円)、大・高校生900円 (510円) 、中・小学生400円(230円)(団体20名以上)
TEL:03−3828−5131
問い合わせ:NTT東日本ハローダイヤル 03−3272−8600
〒110-0007 東京都台東区上野公園7−7 [LINK]
[オルセー美術館展情報]
1999.9.11(土)
永遠の祈り 東山魁夷展
会場:茨城県近代美術館
コメント:
 東京の国立近代美術館で東山魁夷展を見たのは1981年のこと。その東山さんが今年5月に90歳で亡くなった。その画業の回顧展が今日から水戸で開かれている。今回の展覧会でも北欧を舞台にした作品が印象的。特に「白馬の森」が好きだ。「道」「年暮る」などがなかったのはちょっと残念。
会期:10月24日(日)まで、9:30am〜5:00(4:30)pm
休館日:月曜日(10月11日(月)は開館、10月12日(火)は休館)
料金: 一般930円(810円)、大・高校生690円 (570円) 、中・小学生340円(230円)(団体20名以上)
身障者と65歳以上は無料、高校生以下は第2、第4土曜日無料
TEL:029−243−5111
茨城県水戸市千波町東久保666−1[LINK]
1999.9.10(金)
国宝指定記念特別展
縄文の美パート2-火焔型土器の世界−
会場:十日町市博物館
コメント:
 縄文土器の中でも特異で神秘的な雰囲気の火焔型土器は、新潟県の長岡市から十日町市の一帯でしか出土していない。その火焔型土器が新潟県としては初の国宝に指定されたことから火焔型土器をまとめて展示している。これほど多数の火焔型土器が並べられるということも滅多にないことで、これはわざわざ出向く価値のある展覧会である。こうしてたくさんの火焔型土器を並べてみると、大きさの違いこそあれ、きっちりと統一された様式があることがわかる。そして、これらの土器は雪深い土地でしか出土していないという。土器には煤などがついていて、明らかに煮炊きに使われた痕跡がある。いったい、どのような人たちがどのようにしてこの土器を使用していたのだろうか。祭祀に使われたという定説も、出土割合が10%に達するという出土の多さからみても、ちょっと説明しずらいところだ。何とも謎に満ちた存在なのである。
 そのほか、この博物館では、古代より織物の町として栄えてきた十日町らしく、織物の歴史や製造過程について展示されている。
会期:10月10日(日)まで、9:00am〜5:00pm
休館日:月曜日、国民の祝日の翌日、年末年始(12月27日〜1月4日)
料金: 一般400円
TEL:0257−57−5531
新潟県十日町市西本町1

1999.9.5(日)
再興第84回院展
会場:東京都美術館
コメント:
 院展はここのところ3年連続で見に来ている。日本画のみの展覧会だが、それぞれに個性的な絵が多く、ひとくちに日本画といっても表現はさまざま。といっても、自分が惹かれる絵はやはり人物や人工物のあるもののほうで、花鳥風月的な絵は素通りしてしまう。院展はだいたい毎年同じ人の絵が出ているので保守的なのだろうけれども一定の質の高さと安心感がある。
会期:9月16日(木)まで、9:00am〜5:00(4:00)pm(最終日は1:00(2:00)pmまで)
休館日:無休
料金: 一般800円(700円)、大・高校生600円 (500円) 、中・小学生400円(300円)(団体10名以上)
身障者と付添(1名)・70歳以上は団体料金と同じ、父母同伴の小学生は無料
※9月15日は65歳以上無料 TEL:03−3823−6921
東京都台東区上野公園 [LINK]
1999.9.5(日)
第84回二科展
会場:東京都美術館
コメント:
 ついでといっては何だが、二科展も覗く。こちらは院展とはうってかわっておもちゃばこをひっくりかえしたような賑やかさで、庶民の公募展という雰囲気。歌手の工藤静香が入選したことでひところ話題になっていたが、その後はコンスタントに入選しているのだが、それほどの絵という感じもしないではない。ところが、この日会場に彼女自身が観覧に来ていたところに遭遇。いきなりミーハーになってしまう自分はいったい・・・。ただ、写真、ポスター、彫刻まで含めてそれほど印象に残る作品がない。ちょっと考えさせられる展覧会だった。
会期:9月16日(木)まで、9:00am〜5:00(4:00)pm、(最終日は1:00(2:00)pmまで)
休館日:無休
料金: 一般1,000円(700円)、大・高校生700円 (500円) 、中・小学生400円(200円)(団体20名以上)
身障者と付添(1名)・70歳以上は団体料金と同じ
※9月15日は70歳以上無料
TEL:03−3823−6921
東京都台東区上野公園 [LINK]
1999.7.11(日)
パリ市近代美術館展
会場:安田火災東郷青児美術館
コメント:
 パリが生んだ20世紀の絵画を一望する展覧会。会場入って正面の絵はシャガールだと思ったらピカソ(招魂)だった。20世紀はプロフェッショナルな絵の崩壊であるとつくづく思う。展示の奥に進むにしたがって、「下手」になっていく。で、やっぱり気に入ったのは、ナタリー・ゴンチャロワの「スペインの女」「二人のスペインの女」、ユトリロの4枚の絵、藤田嗣治「すぐに戻ってくる」「機械の時代」、キスリングの「ミモザ」など。 会期:8月15日(日)まで、9:30am〜5:00(4:30)pm
休館日:月休
料金:一般1200円、大高900円
ぴあ200円引(Pコード675-433)
TEL:03−3349−3081
新宿区西新宿3−26−1(安田火災海上ビル42階) 〒160−0023 [MAP]
1999.7.4(日)
ダリ展
会場:三越美術館・新宿
コメント:
 米国ダリ美術館所蔵品中心の展覧会。初期の作品から水彩、版画などまでダリの絵画を一望出来る。ブニュエルと共同脚本の実験映画、「アンダルシアの犬」(17分)のビデオ上映もある。私が最も惹かれたのはガラを聖母マリアにみたてた作品(福岡美術館蔵)で、非常に緻密なダリの画風と幾何学的な面との構成が面白い。たんなるグロテスクにしか見えない絵もたくさんあるが、キリスト教に題材をとったこうした作品は、ルネッサンス以前の宗教画にも通じるところがある。
 7月中は閉館セールで新宿三越南館がごったがえしているので、8月にはいってからのほうがゆっくり鑑賞できるかもしれない。
会期:8月20日(金)まで、10:00am〜8:00(7:30)pm
休館日:無休
料金:一般1300円、大高900円、中小600円
ぴあ100円引(Pコード675-589)
TEL:03−3354−1111
新宿区新宿3−33−1(新宿三越南館7F) 〒160−0022 [MAP]
1999.6.20(日)
横山操展
ほとばしる黒、寂寥の赤。
会場:東京国立近代美術館
コメント:
 新潟出身の日本画家、横山操の大回顧展。朝のNHK教育TV「新日曜美術館」で特集したのにもかかわらず、観覧者は少なく、ゆったりと観ることが出来た。意外と知られていないというか人気がないというか。横山操は二度にわたって自作を焼却しているため、初期の作品があまり残っていないということだ。ここに展示されている作品のうち初期のものは壁面いっぱいにおよぶ大作が何点もあり、そのタッチも日本画とは思えぬほどの荒々しいもので、テーマも溶鉱炉や建設中の高速道路、噴煙を上げる火山といった躍動感にあふれる物が多い。それが一転して富士やふるさとの風景など心象風景に転換してしまうのも興味深い。いったい何がそんなに作風を変えたのか。しかし、一見作風が変わったように見えて、やはり見上げるような大きな絵にこそ横山操の大胆さがよく表れており、「茜」「雪原」といった絵の大きさは感動を禁じ得ない。
会期:7月11日(日)まで、10:00am〜5:00(4:30)pm
休館日:月曜
料金:一般1250円、大高900円、中小400円
ぴあ150円引(Pコード675-418)
問い合わせ NTTハローダイヤル 03−3272−8600
TEL:03−3214−2561
東京都千代田区北の丸公園3 〒102−0091 [MAP]

1999.6.20(日)
大ザビエル展
−その生涯と南蛮文化の遺産
会場:東武美術館
コメント:
 ザビエル来日450周年記念ということでザビエルとイエズス会にまつわる様々な資料を展示。いちばん興味深かったのは当時の世界地図で、日本をどのように認識していたのか、その変遷がうかがえる。数多く出品されていた絵画は芸術的価値よりも資料的価値で見るべきもので当時のイエズス会の僧侶の筆になるものが多い。大友宗麟が西洋の王のようだったり、日本の大名が王冠をかぶっていたりという絵も面白いが、踏み絵、キリシタン弾圧の絵なども展示されている。
会期:7月20日(火)まで、10:00am〜7:00(6:30)pm
休館日:水曜
料金:一般1100円、大高900円、中小400円
ぴあ200円引(Pコード675-644)
TEL:03−5391−3220
東京都豊島区西池袋1−11−1メトロポリタンプラザ内 〒171−0021
1999.6.13(日)
レメディオス・バロ展
バルセロナ・パリ・メキシコ 美しき亡命作家
会場:伊勢丹美術館
コメント:
 スペイン生まれでメキシコに亡命した女性画家。独特の画風だが、女性らしい繊細さと女性特有のある種のニヒリズムを強く感じさせる。近くの三越美術館でダリ展を開催しており、ハシゴするのもいいかもしれない。
会期:6月25日(金)まで、10:00am〜7:30(7:00)pm
休館日:無休
料金:一般1000円、大高800円、中小500円
TEL:03−3352−1111
東京都新宿区新宿3−14−1伊勢丹新宿店新館8階 〒160−0022
1999.6.12(土)
横浜美術館コレクション展第1期
会場:横浜美術館
コメント:
 マグリット、キリコ、エルンスト、ダリなどシュルレアリスムの作品がここの目玉。これ以外の日本の画家の作品はそれほど興味を引かれなかった。写真展示室では19世紀の写真が数多く展示されており、興味深い。
会期:7月20日(火)まで、10:00am〜6:00(5:30)pm
休館日:木曜、祝日の翌日、年末年始
料金:一般500円、大高300円、中小100円(常設展)
TEL:045−221−0300
横浜市西区みなとみらい3−4−1 〒222−0012
1999.6.6(土)
所蔵企画 20世紀美術名作展(1)1900〜45
ピカソ、マティスが築いた新しい時代−西洋と日本−
会場:メナード美術館(愛知県小牧市)
コメント:
 この日は愛知で美術館巡り。まずはメナード美術館の所蔵品を見る。ここは日本メナード化粧品の創業者、野々川夫妻が収集した美術品が所蔵品の中心である。今回の展示では中村彝(ツネ)の「婦人像」、佐伯祐三の「街角の広告」、梅原龍三郎の「裸婦」、マティスの「ヴェールをかぶった女」、その他シャガール、キスリング、ピカソといった西洋画から横山大観、速水御舟、小林古径、前田青邨などの日本画まで幅広いコレクションが展示されている。こういうもともと個人の収集品ははっきりしたテーマがあるわけでなく、名前だけで集めたような感じもしないではないけれども、気軽にこういう名画に触れる機会があるというのも重要なことだろう。ここも私たちと入れ違いに観光バスの団体が乗り込んで来ていた。
会期:6月27日(日)まで、10:00am〜5:00(4:30)pm
休館日:第2、第4月曜、6月7日
料金:一般700円、大高500円、中小300円
TEL:0568−75−5787
愛知県小牧市小牧5丁目250番地 〒485−0041 [MAP]
1999.6.6(土)
モネ、ルノワールと印象派の風景
開館記念常設展 エジプト・ギリシア・ローマ古代地中海世界の美術
会場:名古屋ボストン美術館
コメント:
 名古屋に新しく誕生したボストン美術館提携の美術館。金山総合駅前という便利な立地。オープニング展はやはり日本人の好きな印象派である。通常は時代順に作家ごとに作品を並べるのだが、ここではテーマ別に並べてあるので、一人の作家の絵があちらこちらに散らばっている。この絵は誰のだ?というクイズにはいいかもしれない。常設展は古代地中海の美術品が5年間展示されている。エジプトの素朴さ、ギリシアの優美さ、ローマの写実性などが比較対照されてわかりやすい。
会期:9月26日(日)まで、10:00am〜5:00(4:30)pm
(常設展は2004年3月まで) 休館日:月曜
料金:一般1200円、大高900円、小中500円
TEL:052−684−0101
愛知県名古屋市中区金山町1−1−1 
1999.6.6(土)
常設展 名品コレクション展
会場:名古屋市美術館
コメント:
 名古屋市美術館ではアンソール版画展を開催中なのだが、気持ち悪そうなので常設展だけ観る。モジリアニのおさげの女の子に会いに来たのに、なんとイタリアへ出張中ということで会えず。残念。加山又造の版画展も5月で終わっていて「戦後日本画改革運動の作家たち」展を開催中。 会期:7月11日(日)まで、9:30am〜5:00(4:30)pm(金曜〜8:00pm(7:30)
休館日:月曜
料金:(常設展)一般300円、大高200円、小中無料
TEL:052−212−0001
愛知県名古屋市中区栄1−17−25 
1999.6.6(土)
特別陳列 青・ブルー・藍 −日本人が愛した色の世界−
会場:徳川美術館
コメント:
 本日4館目の美術館は尾張徳川侯爵家ゆかりの品々をゆったりと展示している。刀剣、武具、茶器といったものから当時の衣装など、大名家のくらしぶりが忍ばれる品々が興味深い。
会期:7月11日(日)まで、10:00am〜5:00(4:30)pm
休館日:月曜
料金:一般1200円、大高700円、小中500
TEL:052−935−6262
愛知県名古屋市東区徳川町1017 〒461−0023
1999.5.22(土)
女人高野 室生寺のみ仏たち −国宝・五重塔復興支援
会場:東京国立博物館
コメント:
 昨年の台風で被害を受けた五重塔の復興支援展。室生寺の五重塔は、昨年被害に遭う2カ月前に実際に見に行って、意外に小さくて上品な感じが印象的だったが、被害にあった無惨な姿の写真はショックだった。はやく復興してほしいが、それには相当の資金が必要となる。それであちこちでこのような「御開帳」が行われる。展示の中心は十二神将と、室生村に伝わる、”川から流れてきたた仏”が室生寺から流出したもので、室生寺に残ったその後背と同時展示されていることだろう。そのほか、博物館の膨大な常設展示も、何度も見ているけれども少しずつ展示が変わっていて何度いっても楽しめる。
会期:6月13日(日)まで、9:30am〜5:00(4:30)pm(金曜は〜8:00(7:30))
休館日:月曜
料金:一般1000円、大高600円、中小300円(第2土曜無料、第4土曜中小無料)
TEL:03−3822−1119

1999.4.21(水)
ワシントン・ナショナル・ギャラリー展
会場:東京都美術館
コメント:
 米国が誇る西洋絵画の殿堂、とのふれこみで、印象派中心に有名どころを押さえた展覧会。マネ、ルノワール、ドガ、モネ、ピサロ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーガン、ボナール、ピカソとならべりゃ、怖れいりやしたと言うでも思ったんだろうが、ところがどっこい、こちとらこんな印象派なんぞは見飽きてらあ。まあ、日本の20世紀の絵画の好みとする作家を一堂に会したって見方をすればそりゃそれなりに面白いがね。オールド・マスターズと題した16世紀以降の絵画が8点ほど展示されていたが、なんだかこっちのほうがチャーミングだった。なんだかいつも都美術館のはいくと肩すかしを食らったような展覧会が多いですな。同時開催のいろいろな展覧会の方が興味ある絵が多いかもしれない。しかしこういう展覧会の情報はぴあにも載っていないのだよなあ。
会期:7月11日(日)まで、9:00am〜7:00(6:30)pm
休館日:月曜(5月3日は開館、5月6日は休館)
料金:一般1300円、大1200円、高中小600円
TEL:03−3823−6921

1999.4.21(水)
4人展
会場:佐藤美術館
コメント:
阿部千鶴、押元一敏、越畑喜代美、高崎昇平という若手日本画作家4名によるグループ展。作風もそれぞれ全く異なる作家。気に入ったのは高崎昇平の「枯れ木」、押元一敏の「天に昇る梯子」など。
入場無料
会期4月23日(金)(終了)
TEL:03−3349−0799
1999.4.17(土)
常設展
会場:郡山市立美術館
コメント:
 旅先で寄った郡山市立美術館は5月16日(日)まで「ルーベンスとバロック絵画の巨匠たち展」をやっていたが、これは東京で観たので、ここでは210円で常設展のみ観覧。ここでは英国の絵画が展示されており、ウィリアム・ホーガース、ウォーターハウス、ターナーなどの絵がある。展示室2は司馬江漢、浅井忠、中川一政などの日本人の洋画、展示室3はイギリスの現代アート、展示室4はすりもの博覧会と称して版画と印刷、それに工芸品が展示。これらの常設展は4月19日以降は展示替えとなっている。 常設展料金:一般=210円、高・大生=130円、中学生以下=無料
特別展
英国最古のダリッチ美術館所蔵 ルーベンストバロック絵画の巨匠たち展
会期:5月16日(日)まで
特別展料金:一般=940円、高・大生=530円、小・中生=200円
開館時間 9:30am〜5:00(4:30)pm
休館日:月曜(5月3日は開館)
TEL 0249−56−2200
1999.3.28(日)
宋磁展
神品とよばれたやきもの
会場:東武美術館
コメント:
 何と言ってもこの展覧会の目玉は大阪市立東洋陶磁美術館蔵の国宝、油滴天目茶碗だろう。関白秀次の所有だったという来歴のこの天目は金色に輝く縁、黒い地に水滴を散らしたような文様がちりばめられ、まさに掌の上の小宇宙といった趣で天平時代の趣味を彷彿とさせる。他にも天目茶碗が4点展示されており、なかなかこれだけの物を一堂に会するというのはめずらしい。それ以外にも青磁、白磁といった宋時代の優れたやきものが展示されている。私は文様のない、すっきりとした白磁が好きなのだけれども。 会期:4月13日(火)まで、10:00am〜7:00(6:30)pm
休館日:水曜
料金:一般1100円、大高900円、中小400円

1999.3.22(月祝)
ティファニー展
その輝きの栄光と未来
会場:三越美術館・新宿
コメント:
 テナントの宣伝にしては、ちと入場料が高いと思うが、三越好みの展覧会というべきか。宝石のちりばめられたアクセサリーより、ぴかぴかの銀器が古き良きアメリカを忍ばせる。
会期:4月4日(日)まで、11:00am〜8:00(7:30)pm※最終日は5:30(5:00)pm
休館日:無休
料金:一般1200円、大高1000円、中小500円

1999.3.21(日)
特別展観「民衆を導く自由の女神」
19世紀前半の日本絵画展
会場:東京国立博物館(上野)
コメント:
 日本におけるフランス年の記念でドラクロワの「民衆を導く自由の女神」が展覧されるというので行きたかったのだがいつもすごい行列にめげていたが、会期も残り少なくなって意を決して突入。午前中に行ったにもかかわらず、チケットを求める列は長く、博物館の裏手まで伸びている。しかし20分ほどでチケットは買えた。当然ながらお目当ての絵の前は黒山の人だかり。スリにとっては絶好の働き場状態。
 その絵であるが、3メートル四方ほどのほぼ真四角な絵である。明と暗、動と静、生と死、といった対比が鮮やかな力強い絵で女神以外はすべて男性が描かれている。女神の顔はギリシア彫刻のような端正な顔立ちで毅然とした印象。この女神は最初は正面を向いて描かれていたのが横向きに描き改められたという。フランス革命をはっきりとした意図をもって明確にわかりやすく描いたということで、フランス人の魂とも言える絵となっている。
 東洋館では中国で出土した甲骨文や唐三彩などの展示も行われている。常設展示はものすごく膨大でじっくり見るならまる1日かかる。
会期:3月28日(日)まで、9:30am〜5:00(4:30)pm
休館日:月曜、3月23日、(3月22日開館)
料金:一般420円、大高130円、中小70円、65歳以上無料

1999.3.20(土)
エルミタージュ美術館所蔵−イタリア・ルネサンス美術展
会場:国立西洋美術館(上野)
コメント:
 国立西洋美術館とNHK教育テレビの40周年記念展。フィレンツェとヴェネツィアの画家たちの作品を対比して見せている。ほとんどが宗教画なのはもちろんだが、その中でも一番心を惹かれた絵はティッツィアーノの「十字架を背負うキリスト」である。この展覧会のポスターにもなっている同じ画家の「悔悛するマグダラのマリア」の隣に架けられたこの絵はイエスが十字架を背負ってゴルゴダの丘に向かっている様を大胆な構図で切り取っているのだが、そのイエスの眼が涙にうるんでいてすごく人間的なのだ。多くの宗教画のイエス像は平穏な姿で見る者に安寧を与えるかのごとくであるが、ここに描かれたイエスは言われ無き罪を着せられて処刑される一人の人間の怖れや悲しみが現れているように見える。
 そのほかでは第1室の作者不明の「聖母子」の明るい色調が印象的だった。
会期:6月20日(日)まで、9:30am〜5:00(4:30)pm
休館日:月曜、3月23日、5月6日(3月22日、5月5日開館)
料金:一般1300円、大高900円、中小400円

1999.3.14(日)
古代エジプト展
ウィーン美術史美術館所蔵
会場:伊勢丹美術館(新宿)
コメント:
 ハプスブルク家のコレクションから古代エジプトのミイラが2体、というのが売りの展覧会。ミイラ以外はそれほどインパクトのあるものはないような・・・ 会期:4月4日(日)まで、10:00am〜7:30(7:00)pm※最終日は6:00(5:30)pm
休館日:無休
料金:一般1200円、大高900円、中小500円

MAIN MENU